湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

二重の困難/就労支援のネットワークの可能性を探りに

2007-01-19 06:39:43 | 引きこもり
ここ数日、二重に緊急事態が起きていました。片方は現在進行形。もう片方はQ子入院でした。心労の結果です。状況はあまりにも深く、当事者への影響もあるため、これ以上書けないのでお許しください。

今回は明け方4時台の出動なので、対話の受け取り手として■の怒りを十分に受け止められたか不安なところがあります。夜間傾聴を始めてから、電話応答を超えた例が重なったのは、初めてでした。Q子の健康と、■の心の静穏を祈るような気持ちでこの夜を迎えています。

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一昨日は、JC-NET 障害者雇用部会を見学させてもらいました。施設管理者・関連行政担当者・ハローワーク関係者・養護学校進路担当者・JC-NET関係者他の会合で、何人か知人がいるものの、何でお前ここにいるのという感じ。前に講師をお願いした柴田珠里さんが前に座っても気づかなかったとは、しょうもない話でした。柴田さん、ごめんなさい。ぼけていました。

自立支援法が施設運営に与えた影響を浮かび上がらせる具体的な内容を追うシンポでしたが、就労支援をすれば自分の施設運営の首を絞めていくという矛盾は、一般就労の中の軽度の方の現状とはまたレベルの違う深刻な話でした。しかしその中で重度の方をめぐる論点が、障害者は働かず施設に静かに暮らせていければいいという旧来の観点から、当事者の社会参加を含んだ就労の可能性へと、重度・軽度の分類を超えた労働観の試みが始まっている点が共感するものでした。

私にはもうひとつの目的がありました。神奈川の特例子会社の状況をつかみたかったことです。これは参加者名簿(連絡先無記入)が役に立ちました。市民活動団体は私だけ。まあいつものことです。懇親会は柄ではないので、シンポだけで退散しました。

日本大通から自由が丘までは直通一本。会の終了後巡回学習指導を行って帰宅した直後、■の親御さんからの連絡で、再び外出、お宅に伺っていました。即応には車が要るなと痛切に思ったものの、経済的なゆとりもなし。まあこういうことが頻繁に起こらないで欲しいと思います。

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「わーく」の記事記載をめぐって、行政関係のHP_URL記載がすんなりいかずに、堂々巡りをしています。記載許可申請を出さねばなりませんが、過去の経歴説明が必要になります。創刊なのでその構想全体を語らなければならないし、その冊子は未完成ということで、時間との戦いに入っています。

また「わーく」編集部の会員簿は私だけではないものの2名+αという状態で信用確保に苦戦しています。αが当事者諸君。推進団体の湘南子どもフォーラム懇談会も就労関係行政には実績が浅いわけで、懇談会と編集部の関連を問われると、また先方が応答を聞くまでもなく、聴く耳を遮断してしまうという事態です。隘路を抜けているそういうリアルな実感を持ちつつ、綱渡りをやっています。

「わーく」は事実を持って語る「当事者の就労探索誌」でありたいと願います。就労状況批判や政策提案は差し控えます。これは懇談会通信がやればいいこと。若年者の就労めぐる公共空間をオンライン上に登場させ、冊子はそこへと、引きこもっている方や若年無業の方へ、水先案内する機能を持たせたいのです。そして発刊活動自身を軽度障害の方を含んだ当事者に、協働の場を提供したいのです。さまざまな部門をミニコミ発刊活動は持っているので、オンライン環境運営管理を得意なメンバーの裏方仕事で支えつつ、表の公共空間に取材を反映させてほしいと思います。これは少人数なら少人数なり、増殖すればその規模なりの活動と資金運営が成り立つ活動ですから、ともあれ規模にこだわらず、冊子を店頭に登場させたいと思っているのです。

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一昨日、藤沢市保健所と白浜養護学校にポスターを配布しました。白浜養護学校では、進路担当のTさんに会うことができました。新年度講演の一角に養護学校の就労活動との接点の領域の講演をお願いしました。

教育再生会議、歴史の逆ねじ。低学力を教育指導の力技でねじふせる暴論。社会の消費者文化との関連が見えていない。巧妙に組み込んだ階層社会の抜け穴。市民の沈黙をバックにした間接教組叩き露骨なり。5/12品川さんとの懇談は、毅然とした指導力論と就労意識を論じることになりそうです。

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Q子さん、退院後の休息が必要。引き継ぐ判走者探し中。
■くん、新居独立の重さの中にあり。私は判走持続中。とことん付き合う。その質が問われている。

コメント
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