アリシア・キーズ(マンチェスター大聖堂)

2013-07-16 00:00:30 | 音楽(クラシック音楽他)
アリシア・キーズは2000年代を代表する米国の女性歌手で、彼女が2012年に英国のマンチェスター大聖堂で行ったライブをMTVの1時間番組で観る。

音楽の話じゃなくて恐縮だけど、観客は1000人だそうだ。もちろん大聖堂はコンサートを行うためのものじゃないので、10,000人を集めることなどできないし、会場はステージに対し、縦長の長方形と具合が悪い(ホールなのに縦が長すぎるNHKホールというのもあるが)。

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下司の話になってしまうが、コンサートの費用を観客からのチケット料金で回収するとすると、1000人が1万円ずつ払っても1000万円にしかならない。1億円はかからないだろうが、最低3000万円位はかかるだろう。そうなると、単に利益なしのコストベースでも観客一人あたり3万円。さすが、貧富の差が激しい英国ならではの話だ。

たぶん、コストをミニマムにすべく、アリシアの衣装も着替えなし。どうも後ろから見ると上半身に包帯を巻いたように見えてしまう(南方戦線の敗残兵?)。ピアノもYAMAHA製だが、持ち込みではなく大聖堂のものを使ったのかもしれない。

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そして、観客は大人しいのかマナーが悪いのかよくわからない。じゃんじゃんカメラでステージを撮影している。ディナーショーのように撮影OKなのかもしれない。立ち上がって踊りだす観客はいない。そんなに楽しんでいるようにも見えないが、大騒ぎはサッカー場で行うことになっているのだろう。あまり他国のことに口をさしはさむのはやめよう。

雰囲気的には日本の歌姫たちのアジアツアーの方がコンサートは上手な感じがする。もっとも大量動員のアジアツアーと先進国ツアーは別物なのだろう。

で、皮肉なことにこの番組が終わった後に安室奈美恵の新曲が登場。そういえば、アリシアと安室はそれぞれ何歳だろうかと調べると、アリシア・キーズ32歳。安室奈美恵35歳。もう35歳なんだ・・(バラエティ番組などに出演しないので、消耗しないのだろう)

藤原道長(北山茂夫著)

2013-07-15 00:00:28 | 書評
道長の生きた時代から、ほぼ1000年が経つ。1000年というのは、そう長い時間ではないのだが、1000年の歴史を持たない国は多数ある。つまり、国がなくなった場合や、まだ国になっていなかった場合。東アジアでも沿海州の付近や、琉球王国だってそう言えるかもしれない。

アメリカの場合は、まだ住んでいなかったというべきか、先住民の歴史がFINISHしてしまったというべきか。

そういう意味だと、日本の1000年というのは、統一国家のまま、政権が大きく変わるという稀なタイプの歴史なのだろう。その悠長さが近くの気短な国との温度差の原因かもしれない。

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ところで、その1000年前に道長が書いた「御堂関白記」が世界記憶遺産に指定された。本当に喜ぶべきなのかどうかはわからないが、外国人の感覚でいうと、政治の中心(つまり大統領みたいな)人物が、毎日の公務を中心としたお勤めについて、私情を書き連ねるというツイッター感覚が信じられないというか現代感覚過ぎるのがウケたのだろう。

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で、それはもちろん道長の感想であって、なんら客観性のある意見ではなく、同時代の「小右記」のように他者が道長を書いたものと突き合わせていくと作業の中で、ある学者は正確な歴史を求めていき、ある小説家は道長の性格を描いてみたり、中には紫式部と関係したことがあるのかないのか、論じたりする。

ただ、前後の時代の公家の中では、かなり異性関係は大人しかったようにも思えるし、結構マジメ男のだったのかな、というのが本書を読んだ感想である。

政権欲は強かったのだろうが、どちらかというと、ナンバーワンの座は、兄たちが失脚したり、疫病で亡くなったりしたことによるわけで、むしろナンバーワンになったあとの政権運営が長けていたのだろう。政権を取るのはうまくても、すぐに破たんする小沢某とはまったく異なるタイプなのだろう。

そして、生涯に何度も大病に見舞われ、そのつど復活していたが、ついに62歳の人生を終える。平安時代は、「貴族支配国家」と捉えていいのだろうが、その貴族の中の貴族である藤原道長の築いた栄華のレベルが高かったがため、その後、延々と続いた軍事政権との区切りが、はっきりと浮き出してくるのである。

津山郷土博物館

2013-07-14 00:00:25 | 美術館・博物館・工芸品
津山は美作の国の中心地なのだが、最近、現地では奇説が流布している。

「邪馬台国は美作にあった」

もともと、邪馬台国が北九州(吉野ケ里)にあったのか大和(近畿)にあったのかというのが古代史の大テーマとなっていて、そのため、古代史そのものが、あと100年は正常な学問として機能しないというハメに陥っているのだが、どうも美作説や近江説も浮上しているということらしい。

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実際、美作は古代政権のあった出雲から近畿に向かう街道の一つが通っている。そして、津山城の入口にある郷土博物館を見学してみると、関東とは全然違うのが、いきなり弥生時代人が登場すること。東国では、縄文時代と弥生時代が融合(あるいは淘汰)されたといわれているのだが、美作では弥生時代だけである。たぶんアメリカ人とインディアンみたいな関係なのだろう。

そして、津山城の話。天守閣再建の話が浮上しているそうだ。1874年に廃城令によりなくなったのだが、実は昭和11年に一度インスタント天守閣が建てられたそうだ。しかし、元の天守閣とはかなり形の違うものができてしまい、昭和20年に取り壊されたそうだ。

いずれにしても、ニセモノはよくないと思う。

6文字将棋名人は誰?

2013-07-13 00:00:55 | しょうぎ
倉敷の大山康晴記念館の入り口のガラス扉の向かって右側には、詰将棋が貼り付けられているのだが、左側には倉敷桃花戦のトーナメント表が貼られている。

そして、勝敗が手書きである。赤いマジックでトーナメント表に線が書き込まれているのだが、やや、あぶない線(ためらい線)もあり、なにしろ間違えると手書きなので困ったことになる。アマチュア大会みたいな感じだ。

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それで、トーナメントの総評をしようというのではない。

よくみると、女流棋士の表の中に「おおた葉一郎」のように、姓名合計で6文字の棋士がいないことに気付いた。

それも奇妙なもので6文字と言えば、普通は姓が3文字、名が3文字という組み合わせが多いのだろうが、出場49名中、3文字苗字は伊奈川、長谷川、野田澤の三人で、3文字名は9名いる。たまたま女流というカテゴリーだからだろうと思って、男子プロのカテゴリーを探してみたのだが、実はこちらにもいない。

三文字苗字は少ないのだが、それにしても佐々木とか何名かいるが、いずれも3文字名ではない。

それではと、引退棋士や物故棋士の生前使用していた名前を調べてみても、姓名合計6文字はいない。指導棋士の中にもいない。

実は、名刺フォルダーとか探してみると、友人・知人の中には6文字もいれば7文字もいる。7の場合は、姓4、名3である。

それで、奨励会も調べたのだが三段、二段、初段と見ていっても、6文字はいない。

そういうものかと、あきらめた時に、救いの手が現れるのが、世の常である(ただし救いの手が来ない場合も多い)。上位者から順に調べていって、ついに二人の6文字棋士(ただし予備軍)を発見するに至った。

2人とも6級で、東西に分かれている。

東:鈴木シャウト君

西:獺ヶ口笑保人君

*「獺」の漢字はカワウソと読むのだが「獺ヶ口笑保人」をどう読むのか、手も足も出ない。

この2人が直接対局する日が来るのだろうか。もし、その日が来るのなら、その勝者には「六文字名人」の栄誉を与えようではないだろうか。


6月29日出題作の解答。

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初手で方針決定。金4枚で、包囲する。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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夏らしく、お題は「夏の満員電車」。電車内にはいったん隙間ができるが、また混雑してくる。1三には、なぜか禁断の「成香」が。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。

予算委員長車、爆走!につき

2013-07-12 00:11:11 | 市民A
仕事で倉敷市内を運転していたら、隣の車線を爆走してくるクルマがいた。

それも、どこからみても選挙カー。6年に1度の選挙なのに、このクルマ、5年間どこにいたのだろうかと、つまらないことを考えていると、あっという間に追い越される。

見事な爆走ぶりを撮影しようかと胸のポケットからスマホを出すが、違反行為であることを思い出す。こっちが捕まってしまう。あわててカバンの中のデジカメを探しはじめるが、どう考えても、その行為の方が危険だ。そして、クルマは爆走証拠を残さず、遥か彼方に消えてしまい、叫んでいたコトバだけが短期記憶回路に残る。同じことを繰り返していたのだから、テープなのだろう(最近はテープって言わないのだろうけど)。

どうも、「予算委員長の、○○一です」ということらしい。ねじれ国会の象徴みたいな人だ。
「投票の時は、苗字だけでなく、名前も書いてください」とのこと。そういえば名前が「一」では、短縮ひらがな作戦は使えない。

「みなさん、こんにちは、さようなら、また会う日まで。」まったく意味不明だ。「また会う日まで」といえば、霊界入りした歌手の歌じゃないの。

後で調べると、先生は78歳だそうだ。所属政党に定年はないのかなと思ったら、衆議院から参院に回ったそうだ。定年の骨抜きなのだろう。そういえば長老多数だから。あるいは、定年はもっと上なのかな。

78歳ということで、「さようなら、また会う日まで」ということなのだろうか。なんとなく、落選した後、自分でグッバイする気じゃないのだろうかと、心配になる。

じゃあ、投票してあげればいいのだが、何しろ、既に横浜で不在者投票済みなので・・


ネット解禁したのだから、爆走なんかしなくてもいいんじゃないかと思うけど、ツイッターやっているようだが、有権者が知りたいのは、「つぶやき」じゃなくて、「政策」なのを失念しているのかもしれない。それに、選挙となれば、走らなければ落ち着かないのかもしれない。

もしもし下北沢(よしもとばなな)

2013-07-11 00:00:30 | 書評
『もしもし下北沢』を電子書籍で読む。ブックパスでダウンロードしていたものを、時間の合間に少しずつ読み進む。1ページ270字なので600ページということは、普通の単行本なら220ページ位になるのだから、よしもとばななとしては普通の小説の長さだ。

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そして、確かに、本を持ち歩かなくてもスマホで十分読めるので、いわゆる「電子ブック専用機」が日本で普及しないのも、よくわかる。だいたい、スマホでも普通の本の字と同じくらいの大きさの文字が読めるし、見にくければ、文字を大きくするだけだ。そして、最大のメリットは、スマホなら片手で操作できるということ。


それで、この本の内容だが、いきなり母と娘の物語なのだが、その二人にとってもっとも重要な、母の夫であり娘の父親が、ある日突然に失踪して、まもなく見知らぬ女性と茨城県の森の中で車中の一酸化炭素中毒で心中してしまったこと。

この陰惨なストーリーが冒頭から始まるのだが、うっかり勘違いして、「吉本隆明は、愛人と心中したのだったか」と思い込んで読みふけっているうちに、「そうだ。小説だ。」ということに気が付く始末だ。

それで、当然ながら、母にとっては、夫を取られたという無念さが先にくるし、娘にとってはもとより血がつながっているのだから、母親以外の女性と一緒に死んだとしても、父親を思う気持ちは残っているし、微妙に異なる二人の立場の差が、小説らしく、あの手この手と描写されていく。

文体は、誰がどうみてもよしもとばなな調であり、彼女独特のだるくて、一方、危なげに緊張して、というもので、当代最高級の小説家の一人は、筆なめらかである。


そして、不思議なもので、この小説の最後に、娘は父親の亡くなった茨城の森を見に行くのだが、知人と待ち合わせたのが、茨城県の水郷潮来インターである。私がその段まで読み進んだ時、ちょうど乗っていた高速バスが、水郷潮来インターに到着したのだが、もちろん、私は、森の中で心中するためではなく、単に所要があったに過ぎないわけだ。

しかも、近くには森はないし。

『プレジデント誌』からの勧誘メール

2013-07-10 00:00:01 | 市民A
プレジデント誌を発注した直後に送られてきたのが無料配信メール。

それも、リクルート社とプレジデント社が提携しているようだ。この雑誌を購読している人=プレジデントまたはプレジデント予備役は、転職がお好きな人が多いようだ。


「今年こそは転職を!」とあんなに決意していたのに
あっという間に半年が過ぎて、前半戦終了。

『やっぱり今年も無理かもしれない……。』

いえいえ、決してそんなことはありません!
まだ“半年も”残っています。今から始めても遅くはありません。



というように書き始められて、

羅列してみると、

 開発人事部長 1200万~1500万 (TOEICR 700以上)
 (医薬)安全情報スペシャリスト 800~1200
 (美容)プロダクトマネージャー 800~1200
 工業機器 Commercial Manager 800~1200
 シニア・クリニカル・オペレーションズ・リーダー 1200~1400
 金融系営業部部長 1000~1500
 (IT)グローバルアカウントマネージャー 800~1500
 (證券)支店長候補 800~1000
 (住宅)営業マネージャー候補 800~1000

非公開の66000件の求人があるそうだ。(でも、もともとは1冊690円の誰でも買える雑誌なのだが)

まあ、ようするにスキマビジネスの人気が高いのですね(疲れそうだけど)・・

でも、金融系営業部部長って、いわゆる「取り立て屋」かな?「給料完全実績主義の取り放題」とか・・(強面、短首、スミ入り歓迎)とか。

映画「ホタルノヒカリ(2012年)」

2013-07-09 00:00:04 | 映画・演劇・Video
マンガがドラマになり、ドラマが映画になったのが、この映画。

実は、主演の綾瀬はるかも藤木直人も、松雪泰子も、そんなに好きな俳優じゃない。もっとも、最後まで観てしまうと、それぞれ性格が役にぴたっとはまっていたような気もする。

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要するに超干物女の主人公蛍をめぐるコメディなのだが、やっと海外に脱出した先のイタリアでさまざまな事件が発生。

白い粉、誘拐、別の日本人干物女(松雪)。

そして、イタリアでは、誘拐事件を警察に通報したら、人質が帰って来ないそうで、黙って犯人に現金を渡すのが一般的だそうだ。本当だったらイタリア国への侮辱なのだろうが、やはり本当なのだろう。

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観た人ならば、わかるだろうが、松雪の抱える過去の重大事故の話。この年齢になって観ても何も感じないのだが、もっと若いときだったら、かなり怖いだろうな、と思う。

一流になれない人たち

2013-07-08 00:00:16 | 市民A
サンフランシスコ空港でアシアナ・エアが着陸失敗→炎上した事故だが、どう考えても視界良好のため計器着陸を行わなかったにもかかわらず、何らかのヒューマンエラーが発生したように思える。

救いは、あれだけ尾翼部分が大破し、滑走路上で回転したのに、機体の大部分が壊れず、さらに燃料タンクに引火しなかったこと。右側のエンジンは、最終的に機体から離れて、そのため、機体右側部分の危険があったために脱出用シューターは左側だけで対応したのだろう。特に、後部からの脱出ができなかったためか、機体中央左の1カ所に集中しているように見える。つまり脱出に時間がかかったのではないだろうか。

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しかも、大問題。

シューターによる脱出時には、「何も持たないで、一秒でも早く機体から脱出する」というのが大原則で、ハドソン川の不時着の時も、それで全員が脱出できた。

今回の脱出の際、何種類かの画像が既に配信されているが、どの画像にも大きなバッグを持った国際難民みたいな格好で逃げ出した乗客が写っている。

逃げ遅れが原因で亡くなったりケガをした人がいないことを祈りたいが、いれば問題になりそうな予感がある。


乗客291人のうち、国籍別では、C国:141人、K国:77人、A国:61人だそうだ。特にC国語が喋れるCAがいたのだろうか。確かに、緊急時にCAが乗客にバッグを見捨てるように言っても、パニック状態では何もできなかったのかもしれないし、最後は乗客の民度の問題なのだろうと思ってしまう。

『船に住む漁民たち(中村昭夫撮影)』倉敷市立美術館

2013-07-07 00:00:35 | 美術館・博物館・工芸品
昭和30年代に尾道市吉和漁港で、家船(えぶね)と呼ばれる船を住居として生活する人々を、倉敷市在住の写真家・中村昭夫氏が撮影していた。

2008年に残念ながら亡くなられた後、最近になってご遺族が作品を公開されたようだ。

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その結果、市立美術館の3階で7月7日まで、無料で公開されているのだが、ちょっと拝見したところ、市立美術館で無料で展示するようなものでは到底ないもの、と感じた。展示するなら、国立近代美術館の2階じゃないのかな。

なにしろ、「民族の記憶」というような題材になっているわけだ。撮影の時点で、将来存在しない、という意識があったのかどうかは疑問で、写真に登場する人たちは、みな将来に何の不安も抱いていないように見える。被写体になった人たちの中で、当時の大人はほとんどが鬼籍なのだろうが、こどもたちは、現在、60歳くらいだから、家船(えぶね)から下りて、陸上部分に住むことになった過程を体験しているのだろうが、うまく生活を切り替えられたのだろうか。

まだ近隣の団地とかに集団で住んでいるのだろうか。

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集団墓地の写真もあったので、墓地については、陸上のどこかにあるのだろう。

思えば、尾道には何度か行ったことがあったし、現在、居住している倉敷からは、電車で1時間くらいだ。もう少し、データを集めてから行ってみようかな。

なお、中村昭夫氏はある新興宗教の熱心な信者だったそうだが、それと家船との関係については不明である。

大山康晴記念館ガラス扉の詰将棋

2013-07-06 00:00:12 | しょうぎ
いつもと順番が違うけど、まず今週の出題。

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バラバラにしてから飛車の一撃で決めるのか、小細工を弄して駒の隙間を埋めていくのか。そのあたりの選択が必要。

わかったと思われた方はコメント欄に。最終手と手数と酷評をいただければ、正誤判断。



で、この問題の原型だが、倉敷の大山康晴記念館のガラスドアに公開されていたもの。

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数か月前に見たときと違う問題になっていた。時々貼りなおすのだろう。なんとなく大変な作業のような気がするが、遠慮なく言うと、「見にくい」。まず持ち駒が左だし、マス目が見にくいので、駒が雑然と描かれているだけのように見える。

怒られそうなアドバイスだが、マス目だけはよく見えるように白い太線とかにした方がいいのではないだろうか。画像処理して、太い白線に変えてみたところ、見やすくなったような気がする。

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この問題の手数と、冒頭の出題作の手数を組み合わせると、ある雑貨小売業の名前を思い出すかもしれない。


さて、6月22日、出題作の解答。

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バラっとした配置から、徐々に図面がまとまってくる感じである。

動く将棋盤は、こちら

津山 ホルモンうどん

2013-07-05 00:00:30 | あじ
津山城跡に行った後、ご当地名物のB級グルメである「ホルモンうどん」を食べる。

どうもB級という表現が好きじゃなく、B級の中でグランプリ2位とかいうのは、どんなものかとも思うが、うどんやホルモンを焼きながら考えていると、「材料があれば、自宅でも調理できる」料理がB級グルメというのだろうと、突然に啓示が走った。

そして、単なる余ったおかずの緊急処分料理ではなく、料理として何万人かに食べてもらわないといけないのだろう。

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で、実際は、「焼うどん」そのもののような感じがある。もっとも味付けは各店ごとにことなるそうなのだが、そもそも、そんなに異なるのだろうか。

ホルモンは焼肉屋で食べるとわかるが、部位によって必要調理時間が異なる。うどんとホルモンを自分で焼かなければならないのだが、火が通りにくい物から優先的に焼いていかないといけないのだが、つい面倒になって、みさかいなしにグチャグチャと混ぜて焼いてしまう。

そんなに期待しないところが、B級たるゆえんかな。

PRESIDENT誌は、予想に反してSNOBだった

2013-07-04 00:00:39 | 書評
少し前に、粘る前任者を無理やり追いだしてPRESIDENTになったのだが、さっそく実行したのは大時代的な社長椅子と、スチール製の両袖机を産廃業者に引き取ってもらい、白い椅子(偽皮)と、黒い木製デスク(合板?)を買ってきたこと。そして、雑誌『PRESIDENT』を発注。

以前、少しだけ大きな会社に勤務していた時に、社長室には、この雑誌が無造作に社長の机に積まれていたこともあり、さっそく1年分(24冊)を前払いする。


ネットで注文すると、入金を確認したら、すぐに送ってきた。

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ただ、表紙に書かれている今回号の特集は、

「大富豪、7つの教え」
「お金で失敗しない生き方」
「夫の稼ぎを食いつぶす恐怖の“タガメ妻‘チェックリスト」

とか、まったく格調が低い。

PRESIDENT=お金持ち=セレブ=無駄遣い、という方程式によって、この雑誌は編集されているのだろうか?

となれば、最初の PRESIDENT=お金持ち という式は、個人的にはあてはまらないので、セレブとか無駄遣いといった方向には進まないのだが・・

そして、ページを進めていくと、もっと場違いな話が並んでいくわけだ。ようするにビル・ロジャーズとか堀江貴文氏のインタビューとか。

徹底研究:成金の金はなぜ、すぐになくなるのか。という特集は結構笑ってしまう。

FXで稼いだ数億円を使う前に大損失。さらに脱税ということで罰金や追徴税で1億近い出費で破産。

銀座のナンバーワンホステスの証言:本当の金持ちは、金持ちであることを知られるとカモられるので、ユニクロなんか着ているが、成金は一晩で数百万円使ったりするとか、極め付きは、愛人の作り方で、成金は札束やマンションを買い与えたりで強引に愛人にしていくのだが没落すると、さっさと女の子は逃げていくのに対し、金持ちの愛人は、愛人が独り立ちできるように銀座の新しいお店を開いて任せたりする、ということのようだ。

それで、要するに、この定価690円の雑誌に特集されているのは、「本当のお金持ち」と「成金」の違いはなにか、ということばかりであって、「金持ちでも成金でもない私」には、何の参考にもならない話ばかりなのだ。

要するに、社長室のインテリア小物ということなのだろう。

いっそ、社長になると、会社からの報酬以外のアンダーテーブルマネーをどうやって稼ぐのか、といった特集でもしてくれると、うれしい。

それと、この雑誌、204ページなのだが、125ページから172ページまでの48ページは、世界中の時計会社による各種腕時計の広告に当てられているのだが、やりすぎでしょ。

リンダ リンダ リンダ(2005年映画)

2013-07-03 00:00:44 | 映画・演劇・Video
最近、こういう音楽映画をよく観ている。高校の軽音部の女子グループで仲間割れ発生。足りなくなったボーカルを韓国からの留学生女子に依頼するが、これが素人なのに、文化祭でチャレンジするのが伝説のロックバンド、ブルーハーツの『リンダリンダ』。結構難解。

で、話はそれだけで、4人のメンバーがスタジオ探しも苦労するし、それなりに色々と男子の影や軽薄教師が登場したり・・。

監督は、特に最近、ギネス並みの多作の山下敦弘監督。

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で、バンドの4名とは、ぺ・ドゥナ/前田亜季/香椎由宇/関根史織(Base Ball Bear)ということで、ペ・ドゥナはその後、らしくなく演技に磨きをかけ、『空気人間』などに出演したあと、米国映画にも出るようになる。



唯一、本職のミュージシャンである関根史織は所属するロック・バンドBase Ball Bearを一時休眠させてまで、本作に参加したのだが、少し調べてみると、このBase Ball Bearこそ、文化祭を前に仲間割れ騒ぎ起こして、文化祭ライブを解散演奏のつもりが大成功して、後にメジャーになっていったそうだ。

そういう話って、本当にあるんだね・・事実は小説より奇なり、映画並み。

劇中、登場した、あるコトバに感激。

意思と勇気は同じポケットに入れておくこと

もう一つ必要なものは、VISAカードかな?


そろそろ、深夜に音楽映画をDVDで観るのは中断しないと、階下の妙齢の女性からクレームが来るかもしれない。

いつもドラマティックなブラジルの試合

2013-07-02 00:00:45 | スポーツ
コンフェデもブラジルの優勝ということで終了したが、勝っても負けてもブラジルはブラジルということなのだろうか。

楽しそうにプレーするか、悲しそうにプレーするか。個人技の上に組織力を組み合わせれば異常に強い。

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思えば、本大会でのブラジルの初戦は日本だったわけで、火をつけちゃったのだろう。

ワールドカップでも初戦に当たるかも。。。