高知で思った食のこと

2013-07-26 00:00:04 | あじ
高知は10年ぶり以上の3回目。以前2回とも行ったことのある有名寿司店に入る。まず酔鯨の冷酒とカツオのたたき、その他、目光の唐揚げとか食し、普通の握りを何貫か食べ、約一人分6000円を払って退散。最後に食べた店の名前を冠した巻物には、にんにくが大量に使用されていて、その後の夜の行動に影響が出てしまう。

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この店は、15年前には、道を聞いた地元の警察官も「ネタの太い寿司」と有名だったが、その5年後には、「ネタの大きな店」と表現が大人しくなり、今回は、単に「有名な店」というに過ぎなくなったような気がする。そういうのは、なかなか自覚症状がないまま破綻することが多い。「その差歴然:絶対優位」から「競争優位」に代わり、「わずかに優位(かも)」といったところに落ち込んでいるように思う。

次に高知に来る機会があっても5年以上先だろうから、その時には行かないというか、店がないかもしれない。「堕ち行くものは止まらない」という格言を作ってみた。

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食べ物といえば、何より日曜市。日本最大である。追手筋を中心に歩いても歩いても市が並ぶ。多くは農作物だが、その分量からして、うかつには買えない。こういう商売は税務署の範疇外だし、GDP統計の計算外。それに激熱だ。日曜市へは「ひろめ市場」でわけのわからない食事をしてから歩いたので、あまりの暑さにブックオフに逃げ込まなければならなかった。立ち読み自由、エアコン無制限使用OKだ。


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「モネの庭」のカフェで食べた焼き立てパン。「すいれん」となっているが、実際は睡蓮の花とはだいぶ形が違う。それに、紫いもの味だし・・


そして、ついに岡山行きの高速バスに乗る時間がくる。倉敷駅周辺で中途下車するために、
バスの指定席は「1A」というように最前列である。

最前列の乗客は、運転手の心臓が不都合なことになった場合、代役となって、ブレーキを踏まなければならない。また、バスジャックされそうになったら最後の砦になる必要がある。


そして、運転手の居眠り・心臓麻痺の監視に努めたのだが、ついに(5分後)自分が眠ってしまう。