津山郷土博物館

2013-07-14 00:00:25 | 美術館・博物館・工芸品
津山は美作の国の中心地なのだが、最近、現地では奇説が流布している。

「邪馬台国は美作にあった」

もともと、邪馬台国が北九州(吉野ケ里)にあったのか大和(近畿)にあったのかというのが古代史の大テーマとなっていて、そのため、古代史そのものが、あと100年は正常な学問として機能しないというハメに陥っているのだが、どうも美作説や近江説も浮上しているということらしい。

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実際、美作は古代政権のあった出雲から近畿に向かう街道の一つが通っている。そして、津山城の入口にある郷土博物館を見学してみると、関東とは全然違うのが、いきなり弥生時代人が登場すること。東国では、縄文時代と弥生時代が融合(あるいは淘汰)されたといわれているのだが、美作では弥生時代だけである。たぶんアメリカ人とインディアンみたいな関係なのだろう。

そして、津山城の話。天守閣再建の話が浮上しているそうだ。1874年に廃城令によりなくなったのだが、実は昭和11年に一度インスタント天守閣が建てられたそうだ。しかし、元の天守閣とはかなり形の違うものができてしまい、昭和20年に取り壊されたそうだ。

いずれにしても、ニセモノはよくないと思う。