40枚の謎

2013-07-27 00:00:35 | しょうぎ
将棋の駒は、なぜ40枚なのか、という問題に歴史学的に取り組んだのが、増川宏一氏の「将棋の駒はなぜ40枚か」。しかし、歴史を学問的に考えれば考えるほど、答えは出ないもので、なぜ40なのか、決定的には書かれていないような気がする。大いに関係があるのがマス目の数でヨコが9枡なので二段詰めにして36枚。大ゴマを一人2枚にすると40になる。

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実際に将棋というゲームに謎は多く、小学生教室とかやっていると、答えられない質問を受けることがある。たとえば、角はなぜ左で飛車が右なのか。なぜ歩の裏は、香桂銀とは異なり金の崩し字ではなく「と」なのか、とか。「と金」問題には、全部漢字だと日本のゲームじゃないみたいなので、ひらがなを一文字入れたということにしている。

では未来の将棋ではどのルールが変わっているだろうと思うと、やはり桂が強力化して、4か所くらい動けるようになったり、穴熊囲いが禁止されたり、ニ歩が認められたりするのだろうか。その前に対局室へのパソコン持ち込みが禁止されるのだろう。


さて、7月13日の出題作の解答。

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1三の成香を金にかえ、3一には香を置くと、それでいいらしい。

動く将棋盤はこちら



本日の出題。

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以前、似たような問題を出題したことがあり、その改良型。一桁である。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。