赤問題、青問題。「終わりのはじまり」の予感

2007-08-04 00:00:51 | 市民A
最近、赤問題青問題がある。

赤問題とは赤城元農相の問題。どうみても、容疑がますますクロくなったところで、官邸に呼び出され、その場で辞表を書かされた。

このまま行けば、「檻の中」か「犬のリードを首にまく」か「この場で辞表を書く」か、三択を迫られたのだろう。江戸時代なら、「切腹」ということだ。

もちろん、大臣をやめても、問題は議員としての事務所費なのだから、免責になるとも思えない。彼の行動をみていると、一から十まで「自分勝手」ということで、まず政治家としての、まったく初歩的な部分で勘違いしているとしか思えない。彼に対して、もっとも適切な助言は「ヴィジョンなきものは、去れ!」ということ。もちろん、常識にかけているとは思うが、それ以前の問題だろう。

そして、任命者の責任だが、総理の行動もよくわからない。選挙で負けても退陣しない、と言っていて、そのとおり退陣しないなら農相を解任する必要もなかったはず。まさか、小負けなら居直り、中負けなら農相更迭、大負けなら内閣改造程度に考えていたということだろうか。こちらの方は、ビジョンはあるものの、それは総理の頭の中だけでイメージされるもので、その具体的イメージはまったく説明不足なのである。

というか、彼の理想としている「美しい日本」は、彼の同世代ばかりでなく、少し上の団塊世代の中にもあまり同感をもつ国民は少ないのではないだろうか。そして、”時期を逸する”というのは戦中の日本の首脳部が、戦争に負け始めてから、停戦の機を逸し、大損害を出していった過程そのものなのではないだろうか。


そして、青問題とは朝青龍問題。ネット上で見ると、朝青龍に対しては、同情論(かわいそう)と批判論(まだ生ぬるい)が交錯している。というか、別に議論になっているわけではなく、両論があるというだけだが。

同情論の主な趣旨は、

1.外国人だから日本のルールを押し付けるのは行き過ぎ。
2.二場所出場禁止は罰が重過ぎる。
3.自宅、病院、稽古場の3箇所だけ外出許可というのは執行猶予の被告みたいだ。(憲法違反)
4.もともと嫌われ役(ヒール)を演じていて、代わり(白鵬)ができたからクビではかわいそう。

といったところ。

批判論としては、

1.郷に入れば郷に従えというので日本のルールに従うのが筋
2.罰が軽すぎる。仮病は許せない。
3.外出したら即刻クビだ。
4.もともと、態度が悪かったのだから、今までが甘すぎた。新横綱もいるのだから、もういらない。

といったところ。

その他、理事長や親方に対しても厳しい意見があり、

1.赤城問題と同じで、自らクビを切れないトップの能力。
2.弟子をまったくコントロールできない親方のだらしなさ。
3.相撲界の問題を批判しないNHK。
4.頼まれるとすぐに診断書を書く、病院。
5.自動車の運転を内規で禁止していて事故を起こした力士を一場所出場禁止にしたこととのバランス。

のような意見がある。

個人的には、本当に仮病なのか、病気を治さないつもりなのかはっきりしないのだが、少なくても、禁止事項とか処分の方法については、ルールを明文化したり、懲罰委員会で基準に基づいて行った方がいいと思う。それと、外人力士にとって、帰化しなければ、将来、協会に残れる可能性がない、という現在のルールも国際スポーツには似合わない。もし、引退後も、長く、協会の仕事をしようというなら、嫌なことでも少しはガマンできるものだ。


たとえば、今後、彼が強引に帰国して、協会が解雇通知を郵送したところ、「解雇処分取消し裁判」が始まって場所が開けなかったり、「八百長についての真相?暴露?」が始まった場合、どうなっていくのだろうか。

とりあえず、精神科医への通院治療が必要ということで、新たな外出先一ヶ所をゲットしたわけだ。

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