公園で実戦訓練、失敗の原因は

2016-11-07 00:00:46 | マーケティング
町内会恒例の秋のゴミ拾いで1時間徘徊したあと、公園に集合してのアトラクションとして、新型の消火器具の実演が行われた。

室内用の小型消火器は15秒程度の噴射で終わり、それを過ぎると消防団が何名かで消火栓に消化ホースを接続して延焼防止をはかり、その後に消防車の到来を待つしかないが、その間に燃え広がらないように各戸の庭の水道の蛇口からホースで取水し、特殊なノズルを使って消火活動をしようというコンセプトだ。典型的なスキマ商品というかスキマ時間商品ということ。

商品名は、「街かど消化ハリアー」。

ハリアーといえば、トヨタ車とか垂直離発着可能の軍用機の名前になっている。なんとなく小型の消防車とか空からの消火活動のような大げさなネーミングだ。

そして、都内から製造元の方が横浜の奥の方の小さな公園まで実演にこられていた。

ノズルと、丈夫なホースのセットを大型のランドセルのようなバッグの中から取り出し、公園の水道の蛇口に手際よく接続。蛇口を全開し、ノズルの手元のストッパーを開くと、高さ10メートルほどの水幕ができるはずだったのだが、・・・

macihikado


どうも、力が足りない。JR浜松町駅ホームにある○○小僧の描く放物線よりずっと弱弱しい。老人物だ。高さ10メートルどころじゃなく、単に庭の芝生の水撒きといったところだ。

詳しい人の説では、市の公園なので、水があまり出ないように絞っているということだそうだ。

なんだか今一感を感じるうえ、放物線ではという気もするが、市が絞っているのが公園の水道だけで、消火栓の水圧の方はMAXに設定されていることを祈るしかない。