NHKテキスト(将棋講座)

2016-11-05 00:00:11 | しょうぎ
NHK将棋講座の11月号のテキストを読む。実は、その番組を通常では見ないので、従ってテキストを読むことはなかったのだが、例の福田首相×2人と親戚であることが明らかになった三浦九段と、彼の不正確率が1億パーセントと断じた橋本八段の一戦が、放送されることになり、対局を観る。確か以前は、テレビ中継なのに中座する棋士もいたように覚えていたが、現在では持ち時間が10分ということになっていて、事実上座布団の上から動くことができない。足枷をはめられた奴隷状態。NHKに先見の明があったのだろうか。

ということで、図書館で調べ物のついでにテキストを開くと、意外にも面白いことが書かれている。それに対局棋譜と解説があるので、テレビを観なくてもいい。主にテレビに登場する棋士に関してインタビュー他があるし、講座の内容も充実している。2時間番組を月4回観ると8時間必要だが、テキストは約1時間(たぶん丹念に読んでも2時間かな)で済む。

木村一基八段に、稲葉八段から「どうやって将棋の勉強をしたのか」という質問があって、「ひたすら対局。詰将棋は、難しい問題があって解けないと大変なことになる。」と答えていて、詰将棋派としてはガッカリだ。どんどん負けるかカンニング発覚かで、早く引退してもらいたいものだ。

佐藤天彦名人は、「中原永世棋聖の棋譜を並べた」そうだ。速攻で20世名人を狙っている感じだ。

あえて言うと詰将棋に力を入れていない感じだが、そもそも将棋とは違う競技(競泳と飛び込みというようなもの)なので、2時間とは言わないものの、毎週別枠で番組作ってほしいものだ。


さて、10月22日出題作の解答。

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まあ、かなりの軽作。

動く将棋盤は、こちら


今週の出題は、いかにも実戦的な矢倉崩し。

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なぜ、持ち駒に、歩が二枚ではなく香が二枚なのかというのは、作者の大苦心なのだが、考えてもらえるとうれしい。

わかったと思われた方はコメント欄に、最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定。