探し物に王手を二回だが

2014-03-08 00:00:50 | しょうぎ
一ヶ月ほど前に。神田神保町の古本街にある「アカシヤ書店」に行く。囲碁将棋関係を得意とする専門古書店で、将棋ペンクラブの幹事でもあるようだ。突然足を運んだのには理由がある。

akasia


実は、かなりの詰将棋本を持っているのだが、その中で昭和50年頃に金園社という出版社から発行された有名棋士の詰将棋シリーズがある。全12冊。

その中で11冊を持っているのだが、1冊足りない。

このシリーズは、カバーが二種類あって、たとえば「大山康晴 詰将棋200題」という表紙と「大山 詰将棋200題」というのがある。

私が持っているのは、順不同に、
高柳、原田、松田、五十嵐、木村、塚田、加藤博二、二上達也、内藤国雄、有吉道夫、大山康晴の11冊。

不足しているのは、「加藤一二三」氏のものである。

この一冊については相当長い期間、気がかりになっていて時々ネット上で捜索していたのだが、どうもアカシヤ書店にありそうな感じだったわけだ。もちろん、ネット上で注文してもいいのだが、今一歩確信できないこともあり、行ってみると、

「加藤 詰将棋200題」であったが、故加藤博二氏のものだった。

その後、実はamazonに出店している古書店に、まぎれもなく加藤一二三氏のものがあり、迷わず発注。これにて、長い捜索もようやく終了と思ったのだが、1日もしないうちに、amazonから「出店者の事情で発送できなくなった」旨のメールが届く。さらに支払った現金は、現金ではなくamazonポイントで返金ということになるそうだ。ビットコインで返金ではないから、まあいいか。


2月22日出題作の解答。

b12


▲5一角 △5二玉 ▲6二金 △4一玉 ▲4二角成 △同玉 ▲3三馬 △3一玉 ▲2三桂 △2一玉 ▲1一馬 △3二玉 ▲3三歩成 △4一玉 ▲3一桂成 △同玉 ▲2二馬 △4一玉 ▲3二とまで19手詰


5五金は不要駒風だが、王の逃げ方によっては強力な質駒になる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

0308


詰将棋パラダイス12月号のヤングコーナーに登場した作。3月号で解説されていて、編集部からは酷評されていたが、その月のヤングコーナーの最高評価を受ける。皮肉なものだ。

最近、「someone …」というFCブログで、詰パラ、将棋世界、各種ブログなどで、類似作や重複投稿をビシビシと指摘している方が登場したようだ。「詰将棋捜査一課」というか「詰将棋ポリス」というか「詰ポリ」というか。「詰パラからの転載アウト!」と言われるような気もするが。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。