フルーツ・オブ・パッション

2014-03-23 00:00:38 | 美術館・博物館・工芸品
神戸県立美術館は、神戸の「灘」にあるのだが、「灘」という酒処であるからして、駅前には酔っ払いがゴロゴロしているのかと思っていたのだが、全然違った(もっとも神戸や大阪には、公共の場所にベンチは非常に少ない。すぐにゴロゴロされるからだ)。駅から海岸に向かう道の先には県立美術館、北に坂を上ると別の美術館がある。ミュージアム回廊。

で、この美術館、建物がかなりの美術館だ。今まで数多くの美術館にいったが、大型美術館の中では秀逸である。ドイツにはこういう美術館が多いのか。

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で、パリのポンピドゥーセンターから、最近収集した作品がやってきている。フルーツ・オブ・パッション。なぜ集めたばかりの作品が旅に出るのかはよくわからない。購入代金の損益が作品ごとにチェックされるのかな。そんなはずない。

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ただ、東アジアでよく観る現代美術とは違い、欧州物は渋い。

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これが芸術として成り立つのか、というギリギリ感もある。映像はなかなかいい。しかし、現代のアーティストも自己主張するのは、大変だ。