ロボット将棋の方が面白いのでは

2014-03-22 00:00:14 | しょうぎ
第三回電王戦五番勝負は、早くもプロ1敗。第二局はプログラム改竄問題が発生し、ルール上、嫌なムードが漂っているが、この分じゃ人間側全敗の眼もあるような気もする。将棋連盟のスタンスが、ショーなのか本気なのかよくわからないが、早い話が理念なき資金集めということに見えてならない。いっそのことA級順位戦に数機参加させて、名人を狙わせてみたらどうだろうか。

ところで、今回から「デンソー社」がスポンサーに加わり、対局ロボットが登場した。もっとも難しいのは取った駒を裏返して成るところだろうが、手首が180度回転すれば簡単だ。うそだと思ったら駒を親指と人差し指でつまんで肘から先を180度外側に回してみたらわかる。もっとも人間の子供に教えても、決してそんな動きはしない。指は五本あるからだ(小指は使わないが)。

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ところが、まったく違うプロジェクトが進んでいて、奇しくも「セルフ将棋」という装置を富士ゼロックス社が数社の町工場と組んで完成させていた。こちらの目標は「ドラえもんの『なんでもポケット』プロジェクト」。ポケットから取り出される様々な便利ツールを復元しようとする企画である。いきなりタイムマシーンとか、難しい。スポンサーがコピー・ファックス機の会社なのだから、開発の最終目標は、人間ファックスに違いないと予想している。これなら飛行機に乗らずに好きなところに行けるはずだ。

もはや、両機で戦うしかないじゃないか。

ところで、駒を裏返すことより難しいのは、駒を並べることのような気もするが。対局相手の指をつまんで裏返したりしないのだろうか。


さて、3月8日出題作の解答。

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何とか、金を取らせようとするが、簡単にはいかない。最後は無理やり押し付ける。

動く将棋盤は、こちら


今週の出題。

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これ位の枚数の問題は、結構、類作(あるいは同一作)があるかもしれない。盤上にある桂二枚の所属が問題だ。クリミヤもウクライナもどちらも欲しい、というようなことかもしれない。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。