棋士名鑑 谷川浩司

2014-01-11 00:00:05 | しょうぎ
竜王戦の倉敷会場での解説会の「次の一手」の賞品「棋士名鑑DVD第一巻谷川浩司」を見ることにする。

tanigawa


頂いたばかりだし、次の一手の正解者用に5本くらい積まれていたので、最新刊かと思ったのだが、2008年作。谷川九段45歳の時だ。彼が光速の寄せにより少年時代から一直線に名人になったまでを回顧していた。どうして光速の寄せを手に入れたのかは明らかになっていなかったが、同業者の意見として、谷川氏が詰めにきた時は、あきらめると証言していることからして、多分に信用力の力もあるのだろう。

初めて名人になった時に「一年間預かる」と言った時には、中原、米長、加藤、大山に次いで5番目だろうと思っていたそうだが、二十代後半になって、自分が一番強いと思ったそうだ。

個人的に思うのだが、そういって自分に一番を言い聞かせるようになるところが、困難の始まりということがよくある話だろうか。自分がスターであることを自覚するために、手首に星のタトゥーを入れたために、タトゥー嫌いのNHKから昨年末の紅白落選を言い渡されたN島美嘉さんみたいな例もある。

そして、現在進行形のA級順位戦で大苦戦中の谷川九段だが、その去就はどうなるのだろうか。詰将棋の得意な将棋棋士を続けるのか、将棋の得意な詰将棋作家に転身するのか。ただの将棋連盟会長となると、失礼ながら、少し手元がさびしくなるのだろうか。


さて、12月28日出題作の解答。

c1234


初手より、

a2


12手目(途中1図)より

a3


24手目(途中2図)より

a4


まで33手詰。

動く将棋盤はこちら


さて、今週の問題は、いたってシンプル。

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わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ正誤判断。