GWに世界の祝日を考える

2008-05-02 00:00:55 | 市民A
GWだと言うのに、カレンダー通りしか休めない。というか、メーデーの日も出るし、5月5日や6日も出勤するかもしれない。原因は、アジアだ。いや、日本かな。

最近、インドネシアやシンガポールとの案件があって、彼らに振り回されている。日本の銀行休業日のことなど、まったく理解してくれない。中小企業だからかもしれないが、以前のようにアジア諸国より経済的優位性があるということは、既になく、逆転されているのかもしれない。「もはや経済一流国ではないかもしれない」どころか「二流国と思われる」だ。言うがままだ。

そんなわけで、まず、インドネシアの祝日を調べたら、びっくりしたことがあるので、さらに世界各地を調べてみた。結構、コンセプトが違うことがわかった。

1)インドネシア
 西暦新年(01/01)、イスラム暦新年(01/10)、中国暦新年(02/07)、サカ暦新年(03/07)、モハメッド聖誕祭(03/20)、聖金曜日(03/21)、キリスト昇天祭(07/30)、独立記念日(08/18)、断食明け大祭(10/01~02)、犠牲祭(12/08)、クリスマス(12/25)

 新年が4つある。サカ暦とはヒンドゥー教だ。イスラム教が一番多いのは宗徒比率からか。キリスト教の祝日もある。仏教系はない。宗教と関係ないのは独立記念日だけだ。多宗教国家は、各宗教の祭日を休みにするだけで、休日だらけになる。

2)シンガポール
 新年(01/01)、中国暦新年(02/08~07)、聖金曜日(03/21)、メーデー(05/01)、釈迦誕生日(05/19)、独立記念日(08/09)、断食明け大祭(10/01)、ヒンズー灯明祭(10/28)、聖地巡礼祭(12/08)、クリスマス(12/25)。

 こちらは、仏教まで登場。メーデーもある。

3)中国
 新年(01/01)、旧正月(02/06~12)、清明節(04/04)、メーデー(05/01)、端午節(06/08)、中秋節(09/14)、国慶節(10/01~07)

日本と比較的似ている。あまり宗教は登場しない。季節の変わり目の節句を祝うパターンだ。日本が真似しているのだろうか。

4)韓国
 新年(01/01)、旧正月(02/06~08)、独立運動記念日(03/01)、メーデー(05/01)、子供の日(05/05)、釈迦誕生日(05/12)、戦没者慰霊日(06/06)、解放記念日(08/15)、お盆(09/13~09/15)、建国記念日(10/03)、クリスマス(12/25)

韓国は一応、釈迦誕生日とクリスマスは祝日。独立運動記念日と戦没者慰霊日と解放記念日と建国記念日と同一系統の祝日が4つもある。

5)サウジアラビア
 イスラムの本拠地のサウジではいたって祝日はシンプルだ。

 建国記念日(09/23)、ラマダン(断食月)休暇(09/25~10/05)、巡礼休暇(12/03~12/13)。以上終わり。

6)欧州
 欧州は、ほとんどのパターンはキリスト教の祝日である。さらに国によって、独立記念日とか革命記念日とか1日だけある。日本の村祭りと同じだ。キリスト教以外の祭日がないので、おもしろくない。

7)USA
 アメリカ大陸では、アメリカだけが、あまり宗教的ではない。移民中心のモザイク国家(というかサラダボウルというか)なので、こうなったのだろう。先住民族の記念日はない。

 新年(01/01)、キング牧師誕生日(01/21)、大統領記念日(02/18)、戦没者記念日(05/26)、独立記念日(07/04)、労働感謝の日(09/01)、コロンブス記念日(10/13)、退役軍人の日(11/11)、感謝祭(11/27)、クリスマス(12/25)

あえて言えば、キング牧師誕生日は黒人の日で、コロンブス記念日はヒスパニックの日ということだろうか。

8)パナマ
 アメリカ大陸のスペイン語圏はだいたいが欧州と同じようなパターンだが、気付いたのがパナマの独立記念日。1年に2回も独立記念日がある。コロンビアからの独立とスペインからの独立。しかし、直近は米国領だったはずだ。米国からの独立記念日は要らないのだろうか。まあ、韓国のように、直近の占領と独立だけを強調するよりは、正しい歴史観ができるはずだ。

9)日本
 コンセプトなし。みどりの日が移動したり、・・・


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