ついに、・・・

2008-05-14 00:00:30 | 市民A
最近、アクセスが急に増えていたある日のエントリのこと。

2008年2月6日にアップした「リゾート『パル・アクティブ』大爆発かな?」。そして、2008年2月13日「某リゾート・クラブのこと」。


もともと、企業の不稼動化した保養所を物件出資で束ね、さらに温泉地のリゾートマンションと組み合わせ、物件出資企業の社員の他、一般の金持ち会員にリゾート会員権「四季の旅」として個人出資をさせていた。そして、案の定、破綻。

2月段階では、すでに、契約しているリゾートマンションから料金不払いによる使用禁止宣言を受け、さらに、物件出資企業にも四苦八苦の逃げ口上の段階。

その後、企業群の多くは、この社との契約を解除し、独自、または別のグループと契約することになる。残るは、交渉力のない個人だけ。


そして、ついに5月12日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。負債は45億円。うち19億3000万円は個人会員の預託金。

コトバの上では再生可能のように自己のホームページには記されているが、実際には会社更生法を申請すると2000万円ほどの費用がかかるらしく、そのために、便宜的に民事再生法を選んだようだ。

個人的感想としては、使える施設がなく、社員もほとんどいないし、おカネもないリゾートクラブが再建できるとは、とても思いにくい。だいたい、こういうのを私が勘付いてブログに書くのは、もう終わりだ、と思うからだ。


ところで、「四季の旅」の会員の平均年齢は61歳とのこと。親の遺産と退職金とが同時に手に入った頃だろうか。

まあ、箱根の温泉に骨を安めに行って、温泉に長く浸かって血行をよくするのもいいが、5月19日に予定されている債権者説明会に行って、一気に頭に血を上らせるのも、大脳の活性化にはなるのではないだろうか。

会員数(被害者数)は約1万人らしいので、一人20万円くらいの被害なのだろう。また、利用回数に応じて、ポイントがあったそうだが、文字通りの「永久不滅ポイント」になったわけだ。


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