Mosquito Ringtoneと最後の聴力

2008-05-01 00:00:36 | 市民A
蚊の羽音の話がNET上で流行っているらしい。

単に、「年を取ると耳が遠くなる」でいいようなものを、もっと数値的に正確に考えようというのなら科学的だが、未成年にしか聞こえないような超高音をコンビニの建物の外に流して、タムロする若者を排除しようといのだから、少し刺激的な話だ。実際に、同様な装置は以前からあったが、それはゴキブリや蚊が家に入らないようにという「デジタル蚊取り線香」という商品カテゴリだ。

タムロすると不快になる音を発生させるのだから、「タムラー・カッター」とか言うのだろうか。

それで、標準的な年齢別の聴力検査サイトを見つけた。


人間の耳は、20hzから20,000hzまで聞こえる、と認識していたのだが、実際にやってみると、12khz(12,000hz)は聞こえるが、14khzは聞こえない。13khzがないのが残念だが、ちょっとショックだ。実際には、10khzあれば、実用上は問題ないそうだが、まあ年のせいだろうか。

しかし、よく読むと、この音を再生するパソコンやヘッドフォンの能力も大いに関係があるらしい。どちらも安物を使っているため、高音が聞こえないことにしておく。わざわざ、MP3に保存してから専門のAUDIO機器で聴く方法は、面倒なので・・

さらに年を取ると、蚊の羽音が聞こえない上、視界の中を蚊が飛んでいるように見えるそうだ(飛蚊症)。

ヤダヤダ。


ところで、聴覚というのは、人間の五感の中で、最初に発生し、最後に消滅するものだそうだ。だから、胎教でモーツアルトやショパンを聴くのは一理も二理もある(もっとも、いきなりレクイエムは×だろう)。そして、最後の感覚。臨終で呼吸が止まった後、徐々に感覚がなくなり、最後に聴覚がすーっと消えていくそうだ。だから、すぐに枕頭で故人の悪口や、遺産相続の話などをしてはいけない。

そこで、思い出す話が、徳川五代将軍綱吉の最期。臨終の枕頭で、綱吉の甥である6代将軍の家宣は、即刻『生類憐みの令』を廃止し、8,000人の罪を帳消しにしてしまった。

しかし、犬の祟りだろうか、家宣はその後3年で没。臨終の床で、重臣の新井白石に「次は、尾張から」と遺言したのに、白石はこれを無視し、僅か4歳の幼弱な家継(家宣の子)を将軍に担ぐが、6歳で没。政権は尾張ではなく、紀州(吉宗)に引き継がれる。


似たような話は小渕内閣の最後にもあったような気がする。わずか、9年前(1999年)だ。現代は江戸時代?

↓GOODなブログと思われたら、プリーズ・クリック



↓BADなブログと思われたら、プリーズ・クリック