大草原の贈り物??

2008-04-22 00:00:21 | 市民A
現在、モンゴルからの最大の輸入品は、何といっても「相撲取り」だろうが、個人の家庭で購入するわけにはいかない。

もっとも、江戸時代の大名の奥方たちは、江戸暮らしにもかかわらず、旦那は定期的に江戸を不在にしなければならず、安心して「男漁り」をしていたという説もあり、そのお相手として、「一に役者、二に力士、三四がなくて、五が噺家」と言われていた。もっと俗に言うと「おしろいち○こにすなち○こ、三四がなくてせんすち○こ」という言い方もある。力士が購入商品だったわけだ。



で、話を戻すと、モンゴル製商品を最近買い始めた。商品名「ナチュラル・ワン」。

ワンは「ONE」だが、また「ゥワン!」でもある。ドッグフーズ。馬肉の煮込みである。

もしかしたら、犬屋のオヤジに騙されているのかもしれないが、馬肉は鳥肉よりもローカロリー、ローファットの健康食品。また、牛や豚よりも体温が5~6度高く寄生虫が付きにくく、さらに内蔵が弱いので抗生物質などの薬物も使われていないそうである。また、モンゴルの馬は、草原の草を食べているので汚染されていないそうである。

そして、その肉を細かく切って、煮込むとどういう匂いになるかというと、これが強烈なコンビーフの匂い(馬肉の煮込みの匂いがコンビーフということは、コンビーフはほとんど馬肉ということなのだろう)。元々肉食獣である犬にとってはたまらない興奮を与えるわけだ。鰻屋の煙みたいな話だ。たぶん、一度でも犬に与えれば、病み付きになるだろうという犬屋のオヤジの罠にはまったわけだ。「ワンちゃんが喜びますよ」「毛並みがつやつやと光ってきますよ」など。

しかし、1袋は100グラムで200円。レトルトカレー並だ。3回に分けて与えているけれど、カロリーが低いからペットフーズを減らすことはないので出費純増。もともと、大草原で死にそうになった老馬じゃないか、と思ってしまうが、やはり風の噂で聞けば、馬肉の塊をブロック買いして自宅でまとめて煮込んで、小分けして冷凍しておく人もいるそうだ。ただし、調理中に、どういう匂いが発生するのかは、およそ想像できる。

そして、ふと考えれば、それほど健康にいいのならば、犬ではなく人間が食べてもよさそうなものだと思うのだが、どうなのだろう。学校給食でこどもたちに食べさせれば、日本人も相撲が強くなるのかもしれない。足も速くなるかもしれない。傍若無人の無礼者になる可能性もある。