引導を持ってくる人

2008-04-07 00:00:52 | 市民A
仏教では4月8日を花まつりと言う。釈迦の誕生日とされる。日本は世界最大の仏教国で約1億人の信徒がいると言われるが、4月8日を祝う人はクリスマスイブを祝う人の100分の1以下だろうか。ともあれ、4月8日に遅れること2日ではあるが、4月10日、ある世界的に有名な人物が、僅かな時間、日本にいる。

日本の左辺と右辺と言われる両新聞から。


ダライ・ラマ、4月10日に成田空港に立ち寄り
 2008年04月01日02時09分 (朝日)

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が4月10日、米国に向かう飛行機の乗り換えのため、日本に立ち寄ることがわかった。インド北部ダラムサラにある亡命政府のダライ・ラマ側近が31日、明らかにした。

側近によると、ダライ・ラマは成田空港に数時間立ち寄る。政治家など日本人との面会は予定されていないという。米国では、ワシントン州シアトル、ミシガン州アンアーバーで開かれる行事に参加し、講演をする予定だ。




ダライ・ラマ14世、4月10日に成田立ち寄り
 3月31日20時49分配信 (産経)

チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が米国に向かう途中の4月10日、乗り換え(トランジット)のため日本に立ち寄ることが31日、分かった。政府高官は「トランジットなら問題ない」と述べており、日本政府は静観する構えだ。

関係者によると、ダライ・ラマ14世は4月に米・シアトルで行われるイベントに出席するため、経由地の成田空港に立ち寄る。数時間滞在し、日本在住のチベット亡命政府支援の関係者と会談するが、国会議員らとの面会は予定されていないという。日本へのトランジットは、3月にチベット騒乱が発生する前から計画されていた。

ダライ・ラマ14世は昨年11月に訪日した際は、都内で民主党の鳩山由紀夫幹事長らと会談し、日本駐在の中国大使館が民主党に対して非難の声明を発表していた。


ダライ・ラマ14世の公式ホームページによれば、今回は、訪米の途中、成田でトランジットということらしい。言うまでもなく、別にインドから米国にいくためには、どこで乗り換えたっていいのだろうから、成田に来るのは、メッセージを発表するためだろう。目的地の米国では、4月12日から15日までがシアトル、19日と20日にはアンアーバーに滞在するようだ。

7eda7ee0.jpgさらに、5月中旬にはドイツ訪問、6月はオーストラリア、7月中旬には再び米国、そして8月後半にはフランスへ行く。その間、北京五輪は8月8日が開会式で8月24日まで。


一方、福田内閣だが、内閣支持率が激減してしまい、さらに、ねじれ国会でのルールもできず、諸課題は山積み。さらに、経済政策は「鎖国主義」を打ち出したりと、政策的にも意味不明の内閣である。

唯一、中国のウケは良かったはずだが、チベット問題が発生した。

ダライ・ラマ14世が成田で発したメッセージに対して、内閣がどういう姿勢であたるのか。おそらく、親中でありながら親チベット的な日本語でしか表現できないような玉虫色発言になるのだろうが、問題はその後、米国で彼がどういう人たちと会うのか。ブッシュ?マケイン?オバマ?クリントン?

おそらく、米国に梯子をはずされるのではないだろうか。共和党にしても民主党にしても、そろそろ中国からインドに乗り換える頃と考えているのではないだろうか。

開会式が日中二国だけにならないことを祈りたい。

また、歴史的にみると、清朝崩壊直前期にチベットはモンゴルと対中共同戦線を張ったことがある。南モンゴル(内モンゴル)にしても、チベットに続け!ということにもなりかねない。思えば、現在の中国の姿はモスクワ五輪の時と極似していると思える。


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