「夢」というコトバは、「その通りの意味」と、それを抽象的に使って、「未来のあるべき姿」という使い方があり、普通、「私の夢」というと後者。キング牧師も確か「I have a dream.」とか演説していたような。しかし、自分のことで言えば、今さら未来の姿を予測する意味はほとんどないので、単に、よく見る夢の話。
マラソンのテレビ中継(名古屋国際女子マラソン)を見たり、マラソン小説(『ららのいた夏』)を読んだせいか、最近、マラソンの夢を見ることが続いている。以前から時々、マラソンの夢を見ていたのだが、これがなかなか辛いものがある。何しろ、走らなければならない。そして、夢の中で使われるコースは起伏のある山道なのだ。
ずっと以前、クロスカントリーコースを何度か走ったことがあり、その時のイメージとか、長野と新潟の県境の山中で修業していた時のイメージとかが複合され、さらに、あちこちの国の裏町で道に迷って、怖い思いをしたこととかがミックスジュースになったタフなコースである。それに、時に大粒の雨が降ったり雷に追われたり。未舗装道路の地面からせり上がった木の根につまづいたり、靴の中に砂利が入ったり、メガネの片目がはずれたり(普段、メガネは使わないのに)、・・・
スタート地点から夢が始まる場合は、大集団の中で出遅れるわけだ。前の方はどんどん走っていくのに、目前の亀のようなランナーがゆっくりとコースを塞いで、前にいけないようにブロックされる。やっと追い抜いて、ウサギのように全力疾走すると、トップに追いついた途端に息切れして座り込むと、しばらくして、またも亀ランナーがやってくる。
レース後半の夢バージョンは、前にも後ろにもランナーがいないシーン。もうすぐ日没になる山道をひたすら快走する。走れメロスみたいだ。山を降りて、平地に出ると係員がいて、「今、100位だ!」と言われる。さらに競技場に向うと、途中で京浜急行の踏切があり・・
しかも、困ったことに、いつも明け方にこの夢を見るわけだ。ゴールまで到達することなく、走りつかれてヘタヘタになって道端に倒れこむと、目が覚める。全身疲労状態だ。しかも、これで1日が始まることになる。
夢のついでに、もう一つ、よく見る疲れる夢はゴルフ。といっても、ナイスショットとかミスショットというのではない。
この夢は短編だが、かなり嫌なパターン。一組4人で1番ホールのティーショットを打つのだが、ティーグラウンドが1メートルほど高い位置にあり、階段がある。3人が打ち終って、私の番になるのだが、ティーグラウンドに上がると、ボールを持ってくるのを忘れている。
慌ててボールを取りにいって、再度構えようとすると、今度はクラブがない。またもゴルフバッグの中を探すと、ドライバーがなく、パターが1本だけ入っていたりする。思い出すと、車の中にドライバーを置いてきたことを思い出し、駐車場に走っていく。やっと戻ってくると、既に同伴プレーヤーは先に行ってしまい、後の組の人たちが20人くらい待っている。そして、息を切らせて、ティーグラウンドに上ろうとすると、足を滑らせて転び、手に泥がベタッとついて、それをふき取るタオルが見当たらない・・さらに次々とトラブルが続き、・・
ホントに普段、頭に浮かぶことのないようなネガティブな出来事が次々と夢の中で起きるわけだ。同じ組の人たちとは永遠に会えなくなってしまい、目が覚める。爽快感ゼロだ。
ところで、夢の話といえば、前の会社にいた頃、社長が、「ユメ事業」と「メシ事業」とか言っていた。「メシ事業」とはベーシックな基礎収益のことで、「ユメ事業」とは未来型新規事業のことを意味するのはもちろんだが、当時、「ユメ事業」はほとんどうまくいってなく、当面、「ユメ事業」には期待しないし、投資も微々たるものにするという意味だった。実際、「ユメ事業」というのは実現性がない夢のようなビジネスなのだから、実現しなくてもいい、というか、実現しないところがいい。
が、ちょっと儲けたメシ代を使って、このユメを無理やり実現しようとして、その結果、・・・・・・。
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マラソンのテレビ中継(名古屋国際女子マラソン)を見たり、マラソン小説(『ららのいた夏』)を読んだせいか、最近、マラソンの夢を見ることが続いている。以前から時々、マラソンの夢を見ていたのだが、これがなかなか辛いものがある。何しろ、走らなければならない。そして、夢の中で使われるコースは起伏のある山道なのだ。
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スタート地点から夢が始まる場合は、大集団の中で出遅れるわけだ。前の方はどんどん走っていくのに、目前の亀のようなランナーがゆっくりとコースを塞いで、前にいけないようにブロックされる。やっと追い抜いて、ウサギのように全力疾走すると、トップに追いついた途端に息切れして座り込むと、しばらくして、またも亀ランナーがやってくる。
レース後半の夢バージョンは、前にも後ろにもランナーがいないシーン。もうすぐ日没になる山道をひたすら快走する。走れメロスみたいだ。山を降りて、平地に出ると係員がいて、「今、100位だ!」と言われる。さらに競技場に向うと、途中で京浜急行の踏切があり・・
しかも、困ったことに、いつも明け方にこの夢を見るわけだ。ゴールまで到達することなく、走りつかれてヘタヘタになって道端に倒れこむと、目が覚める。全身疲労状態だ。しかも、これで1日が始まることになる。
夢のついでに、もう一つ、よく見る疲れる夢はゴルフ。といっても、ナイスショットとかミスショットというのではない。
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慌ててボールを取りにいって、再度構えようとすると、今度はクラブがない。またもゴルフバッグの中を探すと、ドライバーがなく、パターが1本だけ入っていたりする。思い出すと、車の中にドライバーを置いてきたことを思い出し、駐車場に走っていく。やっと戻ってくると、既に同伴プレーヤーは先に行ってしまい、後の組の人たちが20人くらい待っている。そして、息を切らせて、ティーグラウンドに上ろうとすると、足を滑らせて転び、手に泥がベタッとついて、それをふき取るタオルが見当たらない・・さらに次々とトラブルが続き、・・
ホントに普段、頭に浮かぶことのないようなネガティブな出来事が次々と夢の中で起きるわけだ。同じ組の人たちとは永遠に会えなくなってしまい、目が覚める。爽快感ゼロだ。
ところで、夢の話といえば、前の会社にいた頃、社長が、「ユメ事業」と「メシ事業」とか言っていた。「メシ事業」とはベーシックな基礎収益のことで、「ユメ事業」とは未来型新規事業のことを意味するのはもちろんだが、当時、「ユメ事業」はほとんどうまくいってなく、当面、「ユメ事業」には期待しないし、投資も微々たるものにするという意味だった。実際、「ユメ事業」というのは実現性がない夢のようなビジネスなのだから、実現しなくてもいい、というか、実現しないところがいい。
が、ちょっと儲けたメシ代を使って、このユメを無理やり実現しようとして、その結果、・・・・・・。
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