インターネット利用アンケート

2008-04-11 00:00:11 | マーケティング
日本経団連の下部組織である(財)経済広報センターの会員になっていて、有識者アンケートに協力している。有識者というと『日本の知性代表』みたいに聞こえるが、会員は5,000人もいる。20代から60代以上までの男女ということで、このアンケート結果がよくマスコミに登場している。アンケートは各種あるのだが昨年11月に行われた『インターネット利用』に関しての結果がまとめられて、小冊子として送られてきた。

まず、母集団だが、アンケートはインターネット上で行われた。有効回答数は2068人。男性43%女性57%で女性の方が多いが、実は男女間の格差はほとんどの設問でない。年齢による差の方が大きい。

1.インターネットの1日の利用時間
 仕事や学業での利用時間は、最多回答は、利用していないの24%、次は2時間以上利用の22%。要するに、両極端に分かれている。2時間以上というのでは何時間なのかよくわからない。

 次に、個人目的の利用時間だが30分から1時間が28%。まったく利用しない人は1%となっているが、これはこのアンケート自体がネット上で行われたため、利用しない人は最初から枠の外だからだろう。

 結果をみても利用時間はマチマチで、平均的利用時間というものはよくわからない。

2.メール頻度
 まず、携帯ではほぼ毎日メールを送る人は53%。またパソコンからでは72%である。まったくメールを送らない人は、携帯では16%、パソコンでは10%である。

 日本人がメール好きなのか、電話をかける代わりにメールになったのか、これも因果関係はよくわからない。ともかく手書きの手紙など1年に1枚書くかどうかなのだから・・

3.情報収集
 携帯を毎日の情報収集に使う率は、僅か15%。一方、パソコンでは68%である。携帯のニュース配信は有料が多いからだろうか。

4.ネットショップ
 携帯でネットショップを利用しない率は81%にも及ぶ。一方、パソコンでは50%がネットショップでの購入はない。パソコン利用率が50%に過ぎないのは、パソコン上の情報リークを警戒しているからだろうか。携帯では操作が面倒ということだろうか。

5.ホームページ・ブログの公開
 携帯をこの目的で使っていない人は90%もいる。まあ、大量の文字を書くには向いていないから。一方、パソコンの方では利用しない人が64%。逆に言えば36%の人はブロガーということだろう。多いと思う。この36%の頻度別内訳だが、ほぼ毎日と言う人が10%(つまりブロガーの中では3割ということ)

6.ネットバンキング、オンライントレード
 携帯では89%の人が利用していない。一方、パソコンでは50%の人が利用していない。逆にパソコンで毎日トレーディングをしているのは全回答者の6%である。

アンケート全体からいうと、携帯とパソコンは、かなり用途別にすみ分けがあって、特に携帯では複雑な指示には使われていないことがわかる。が、パソコンの利用については、『平均像が見えない』と考えられるのである.各自各様ということなのだろうか。

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