「サハラ」試写会に

2005-06-08 22:20:40 | 映画・演劇・Video
90bdde3e.jpg試写会では、よく思いがけないことがある。先日、「炎の消防士」の試写会では乙葉が来ていたのだが、きょうのスペシャルゲストは、・・実は誰もいない。六本木のギャガ本社1階の試写室は横8席、縦5列の40席。少し空席があるので35人位かな。ゲストを呼んだらコストパフォーマンス悪過ぎだろう。


ところで、映画は6月11日から公開されるので、ここに内容を書くわけにはいかないのだが、いわゆるトレジャーハンター物(宝さがし)なので、重要なポイントを見逃すと、つまらなくなるはずだが、そうでもない。ということだけを書き留めておく。

しかし、どうしても答えを知ってからでないと、安心して映画を見られないという心配性の方は、新潮文庫「死のサハラを脱出せよ/クライブ・カッスラー」を読んでおけばいい。だが、会社の近くの大きな書店には在庫がなかった。ネタ割れをおそれた配給元が既に買い占めたのかな。

カッスラー作のこのシリーズ。実は、ダーク・ピット(拙訳:暗い自動車修理工場)というのがヒーローの名前だ。そして、カッスラーはこのシリーズを10作以上書いているので、当面の間、続編のネタ切れの心配はいらない。007シリーズのように原作切れになり、原作から作り始める必要はあと10年はない。

主演はマシュー・マコノヒー。共演はペネロペ・クルス。あまり日本人受けする顔じゃないかも。ただ、マシューの額は中村獅童と同形である。まあ、007とインディ・ジョーンズを足して2で割ったといえばいいだろう。4月に二人が来日したときのインタビューでも、「他のトレジャーハンター映画とどこが違うのか?」と野暮な質問をする記者がいたらしいが、大きなお世話だ。インディ・ジョーンズが好きで、007が好きで、さらにダーク・ピットが好きでどこがいけないのだろうか。

しかし、どうしても映画の結末を書きたくなってしまうのだが、・・・
占い風に言えば、「失せ物は出る。金運は吉。そして水難の相あり」だ。そして帰りの地下鉄のドアが駆け込もうとした目の前で閉まってしまったのだが、思わず車両の上に登ってしまいたくなったのはなぜなのだろうか・・

また出てきた男

2005-06-08 22:19:06 | 市民A
団体球技の中には、サッカーやラグビーのように、交代した選手はそのままロッカールームでシャワーを浴びて帰り支度をするルールと、バスケットやアイスホッケーのように何度でも選手が入れ替えできるルールがある。野球は、前者だと思っていたら違った。一旦辞めたのにまた登場した人物がいた。ナベツネだ。79歳でよくやるよ、と思って肩書きを見ると、新聞社の方は現役のままだった。新聞社には定年制はないのだろうか。

彼の気持ちはこうだろう。
去年、野球から足を洗ったのは、「単に”栄養費なる、きれいな裏金”を協定破りで選手に渡したことに対する責任」。別に、世間に対して謝ったわけじゃない。裏金禁止の同業者カルテル内の掟破りの責任だけ。その後、他のチームも違反していたことがわかったのだから、「もう無罪」だ。それに若い者に経営を任せたら、客は入らないし、グッズも売れない、成績も悪いし、併設ホテルの入りもさっぱりだ。巨人戦のテレビ放映も値引き交渉が始まるくらいだ。そして、別に経営問題で辞任したわけじゃないのだし、もう一度登板するしかない。
と、いうことなのだろう。案外、リリーフ投手のつもりではなく9回裏からさらに9回位投げるつもりかもしれない。

彼の過去の戦略が成功したのかどうかはよくわからない。実質的には1991年に読売新聞社長になった時にナベツネが実質的な「球界のドン」になったと考えると、14シーズン経過している。その間のリーグ優勝の回数を見ると、巨人は4回だ。かなり多い。中日2回、阪神、横浜、広島が各1回。

しかし、ヤクルトは何と5回も優勝している。そういうことからいうと「金満方式」は効果はあるが、それがすべてではないということがわかる。メジャーでいえば、ヤンキースや一時のダイヤモンドバックスのように金に糸目なしという方式が巨人なら、アスレチックスのような育成型がヤクルトだろう。

そして、パリーグはもっとすさまじい結果だ。14年中8回は西武が優勝しているし、森監督は9年間チームを率いて、8回も優勝している。

しかし、ナベツネは一体、何をしようというのだろうか?いや、この質問は、野球に限っているのではないのだが・・

次のオーナーにジャイアンツおやじこと徳光元アナを座らせようとしているのか?


はてなDIARYに辛口の略歴が紹介されている。激辛評だ。

渡邉恒雄:わたなべ・つねお(1926-)

読売新聞グループ本社社長・主筆。読売巨人軍代表取締役会長。元横綱審議委員会委員。
1926年(大正15)年5月30日生まれ。東京都出身。
旧制東京高校→東京大学文学部哲学科卒。
大学時代は共産党に入党(ただし除名された)。
読売新聞社入社後、政治部記者(大野伴睦の番記者)で頭角をあらわす。
論説委員長になったときから現在まで、元旦の社説を自ら書いている。
中曽根康弘などとも親しく、読売新聞の社論を保守化させた。
社長就任まで野球については全く知らなかったが、長嶋茂雄とは現役時代から面識があった。
歯に衣着せぬ発言は時に暴言とも受け取られ様々な分野に波紋を広げた「名物オーナー」だった。
特に野球界における氏の権力・発言力は絶大で、今日にまで及ぶ球界の「読売巨人軍至上主義」は、氏の存在が大きく影響していたものと思われる。
金権主義を振りかざし、少しでも自分に従わない球団や意見があった場合には、「巨人を中心とした1リーグ制を導入する」「(異論のあった球団を)リーグから追放する」などの恫喝まがいの発言を行ったことでも有名。
中でも、2003年の読売巨人軍原辰徳監督の泥沼交代劇を「単なる読売グループ内の人事異動だ」とあっさり発言したことには、巨人ファンのみならず、球界全体を巻き込んで大きな論争の種となった。
また、発言の矛先は球界だけではなく、角界等他種スポーツ界、更には同業他社のマスコミ各社に向けても遠慮なく向けられた。
2004年8月、新人選手のスカウトにおける金銭授受の判明により、巨人軍オーナーを辞任した。
2005年6月、読売巨人軍代表取締役会長に就任。
通称・ナベツネ。本人はワタツネと呼ばれたいらしい。なお、正しくは渡邉恒雄である。
■ 主な経歴
1949年 東京大学文学部哲学科卒業
1950年 読売新聞社入社
1952年 政治部勤務
1968年 ワシントン支局長
1975年 編集局次長兼政治部長
1977年 編集局長
1979年 取締役・論説委員長
1980年 常務取締役・論説委員長
1983年 専務取締役・論説委員長
1985年 専務取締役・主筆兼論説委員長
1987年 副社長・主筆
1990年 代表取締役・副社長・主筆
1991年 代表取締役・社長・主筆

高橋尚子の新契約を考える・・

2005-06-08 22:17:50 | スポーツ
44ad2955.jpg高橋尚子が、小出監督の元を去るという記事は、何となく「ああそうか」と思っていたのだが、スポンサーが代るというので、断片が繋がってきた(もちろん内部情報はもってないので、想像だが)。

まず契約切れになったスカイネットアジアだが、経営危機になっていたので、契約更新できないのはしかたないだろうとは理解できる。だいたいほとんど走らないのだし、航空会社との契約ってイメージアップということにつきるのだから。一方、ファイテンはスポーツ用品なのだから、イメージだけの世界を超え、実際に効用を訴え売上げを伸ばしたいわけだ。そうでなくても酸化チタン内蔵のネックレスは寿命が長いので、リピーターが回帰するまでの時間が長く、底辺のユーザーを拡大しなければならない。

そして、契約金は4年で6億円(1年で1.5億円?)と言われるが、実は、彼女は一人で走るのではなく、数人の専属スタッフを抱え、チームQとして走っているはずだ。思うに、それは小出チームの時も同様で、スカイネットから入ってきた契約金のうち、相当金額は小出チームに流れていたのだろう。そう考えると、「小出学校卒業」というのは結構、生臭い裏があるのかもしれない。

彼女自身、チームQの運営費は年間1億円と言っているので、大部分は経費として消えてしまうのだろう。また、集まったスタッフも、高橋選手が引退すれば、直ちに失業者になってしまうのだから、給料が割高になってもしかたない部分もあるだろう。

ただし、若干、気懸りなのは、明治乳業のVAAM(すずめ蜂の栄養)との契約を続ける場合、彼女が優勝した時、VAAMの効果なのか、Phitenの効果なのか見極めがつかないことなのだ。

しかし、私が困らないのは、その両方とも使っているからだ。VAAMは高橋尚子のマラソンドリンクの影響で購入を始め、Phitenのチタンネックレイスは、ゴルフのドラコン賞の景品。飛ぶ人はもっと飛ばすことになる。しかし、実は私は、ファイテンを将棋大会の時に使っている。確かに、頭の回転が速くなる(ような気がするが証明はできない)。

しかし、チームで走るというような状況を考えると、スポーツも楽じゃないというのが実感だ。彼女のチームも回転がグッドになればいいのだが、どこかでコケルと自転車経営になってしまうおそれがある。運営費を稼ぐためにしょっちゅう走りまくるようになったら、厳しい結果となるだろうし本末転倒もいいとこだ。

「走れ!タカハシ」は広島カープの高橋選手のファンをサシミのツマにした村上龍の作品だが、高橋尚子に必要な気持ちは、「走れなくても、高橋」という心のゆとりなのだろうか。