![c53b83c6.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/0b/9577de5f79c293a4bc4a62205af3e964.jpg)
客席から闘牛を観戦した方は多くいらっしゃると思いますが、グラウンドを歩く経験はそれほどないと思います。雨の後で、ところどころに水溜りが残っていますが、目の粗い砂のような土です。固めのフェアウェーバンカー状。
マタドールは牛の突進をひらりとかわさなければいけませんが、足場が柔らかいので、簡単ではありません。コートの上の田臥勇太のようにはいきませんね。もちろん牛の方も動きは不確実に。リスクだらけの世界です。
グラウンドとスタンドを隔てるのは高さわずか1メートル強の板塀ですが、そこには、「PlayerとAudience」という絶対的に違う世界があります。要するに視点が違います。下からスタンドを見上げると、絶望感を感じます。塀の内側には「生と死」の世界。観客席にあるのは、単に「日向席と日陰席」。
Q:この残虐的競技は一体、いつまで続くのでしょうか。
A:お客様がいらっしゃるかぎりさ。