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パブリックコメント募集!⑦

2007年01月16日 | パブリックコメント関係

人気blogランキングへ 今日はチョット曇り空

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パブリックコメント募集!⑥でワタシの見解を書き尽くしたと思いましたが、チョット違う動きがありましたので補足をいたします。

というのは、同業者であるバイク販売店自体が、今回の改正案を理解していないことが判明したのです。

法改正がその業界に与える影響は大きいのは言うまでもありませんが、PSE問題が記憶に新しいところです。

PSEを例にとると、関係省庁が検討会を設置して、業界にとっても「良かれ」と想定して改正したとも、国際的な趨勢を鑑みたとも言われていますが、結果的にみると大きな落とし穴があったわけです。

誤解していただきたくないのは、騒音問題には被害者が存在しているわけですから、それを無視することではありません。

今回の改正案の見逃されていることは?

ワタシが、業界を内側から見た問題は今までも幾つか紹介いたしましたが、車両メーカーも含めて供給側が、本当にユーザーのことを考えてきたのかという基本中の基本もあります。

というのは、ビジネスはトレンドに乗るのが一番リスクも少なく、収益も大きいかと思いますが、近年はそれが理念もなく焼畑農業の状況に近くなっていました。

ここの部分の説明は後ほどにいたしますが、新車販売台数が20年以上も縮小を続けているのが事実です。

本題ですが、改正案が施行されると今まで免除されていた並行輸入車にも、加速騒音などの規制値が適応されます。

現在の登録手続き上の並行輸入車の中には、日本メーカーの逆輸入車や一部の外国メーカーの正規輸入車も含まれます。

それらの大部分は、形式指定に必要な加速騒音などに適合できない、あるいは動力性能上の優位を保つためなどの便宜的な理由のためです。

ソウ考えると、改正案では今から2年の猶予がありますが、果たして規制値をクリアする商品のバイクを供給できるのかという疑問になります。

メンテナンスの問題

ユーザー車検が解禁になって、継続車検は自身で行われる方も多かろうと思いますが、重要保安部品の整備は認証整備工場で行うのが前提です。

それらの大半はバイク販売店で行われるのが現状ですが、実はバイク販売店での認証整備工場の設置の歴史は浅く、車両メーカーと取引がある販売店を中心に設置が行なわれたのはまだ10年前後です。

それ以前はそういった概念すらなく、現在でも設置している割合は全体の数から見ると10%に満たないのではないかと思われます。

バイクの認証整備工場の実態は、高い料金に不満がある方もいらっしゃるかとも感じますが、それほど安定して利益を得られるビジネスではありません。

つまり、車両販売で経費を賄ってこそ存在できると言えるのです。

風が吹けば桶屋が儲かる?

今で言うドミノ理論のように受け取られるかもしれませんが、以上の2つのことを考え合わせると、バイク販売店は絶滅まで行かなくとも、窮地に立たされるのは間違いなく、それに付随している認証整備工場は今でも人材不足であるのが、需要に答えられる態勢ではなくなる恐れが多分にあることです。

そうなってくると、極論かもしれませんが、整備不良が原因の事故が増えたとすると原因はドコに?

騒音規制を超えたマフラーを「これは公道では使用しません」と一筆入れたらホイホイ取り付ける量販店は違法行為の確信犯だし
ゴミの不法投棄と変わらない環境汚染だと思います
これは必要悪だとどこか容認している我々・・・どこが爆音スクーターと違うのでしょう?
ユーザー・メーカー・販売店は一般の人の感覚からはとんでもないモラルダウンしている社会だと認識されるかもしれません

規制の方法や運用には納得いかない部分もありますが

今こそ二輪業界やライダーの態度が物を言うのではないでしょうか?

一般の人たちの支持がない限り、規制の方向は変わりません
その説得材料が、自分のマシンが乗れなくなるから反対!ではディーゼル規制に反対したトラック業界と何ら替わりがないというのは NARAmasaさんが指摘していた通りですです
「他の自らに対する無理解は、自らの他に対する無理解の鏡である」とはまさにその通りで民主主義なら一般の人たちを説得する材料が適切でないと逆に自己利益だけ求めている自分勝手なバイクユーザーと写ってしまい逆に規制強化の方に全体を押しやる事になって行くと思います

規制の流れは変わりません・・・ですが運用方向は変更できるかもしれません

これは、ある掲示板に掲載されたご意見の抜粋です。引用元はコチラ

ワタシはユーザーさんの正しい意見だと思いますので紹介させていただきます。

「明日のバイクを考える会」

現在は利害関係が複雑に絡み合っている世の中ですから、中々総論と各論が一致できません。

誰でも総論賛成各論反対になってしまうのは致し方ないのかもしれませんが、代替燃料やエネルギーの議論が大きくなっているのは、今までの石化燃料を主体にした文明が大きく変わろうとしている時期に違いありません。

ワタシのこのブログのタイトルにしても、そうした認識が働いているわけでありますから、危機感を抱いている方はベクトルを一致させる必要があります。

「明日のバイクを考える会」はこうしたベクトルを一致させる方法の一つとして立ち上げました。ユーザーを含めた業界を縦断して意見を交換する試みは初めてかもしれません。

諦めなければ可能性はゼロではないとお考えの方は、是非コチラまでご参加の表明をお願いします。

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