人気blogランキングへ 今日は風も冷たく、来週は本当に雪が降るのだろうか?
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道路運送車両法の改正案パブリックコメント募集に関連した記事は、明日のバイクを考えるのカテゴリーです。
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空いた高速道を富士山に向かって走る。
かなり気持ちよいシチュエーションです。
時間はまだ朝早く、空は曇っていますが、午後には快晴になった記憶があります。
バイクと文化
人がバイクに乗る動機はそれぞれ。しかし、
transport 輸送する、夢中にならせる
[語源] trans(=across) = 向こう側に運ぶ、心を運び去るこれが語源!
【語根】 port-
【語根の基のラテン語(L.)・ギリシア語(Gk.)】
L.portare = to carry(運ぶ)sport スポーツ
[語源] disportの短縮形(仕事から自分を離して楽しむ)これが語源!
【語根】 port-
【語根の基のラテン語(L.)・ギリシア語(Gk.)】
L.portare = to carry(運ぶ)
これはユッキーさんのバイクゼミナールBlog版から抜粋引用です。
これによると、交通とスポーツは同じ語源からということになります。
皆様の個人的な”交通”をバイクとしてみると、現在の日本でバイクに乗る行為は
「仕事から自分を離して、自分の望む場所に行く。あるいは自由気ままに走る。」
ということになるでしょう。
スポーツは就学前の子供からプロスポーツに至るまで、世界中の老若男女が観ても自身のプレイでも楽しんでいることは言うまでもなく、文化としても普遍しています。
バイクと文化を結び付けて考えてみると、
あるスポーツジャーナリストがわかりづらい言葉である”文化”の理解のためのこんな考え方を紹介していたのが印象に残っています。
「文化」というのは、わかりやすい例えで言うと、外国に行った時に現地の人とのコミュニケーションのなかで自分の属する共同体の”誇り”だと感じられるようなもののことだ。
その意味でアメリカでの”イチロー”の存在や、オランダでの”小野伸二”の存在は、日本の野球文化、サッカー文化を代表している。
(私の意訳です)
引用先はコチラ
バイクライダーは、一般のクルマのドライバーに較べれば路上において遥かにマイナーな存在であるだけに、ライダー同士の”共同体”という意識があると考えると理解しやすいと思います。
文化の定義
さて、ここで文化の定義を考えてみましょう。
「特定の集団の構成員によって習得され、共有され、伝達される行動様式、あるいは生活様式の全体系」
これはアメリカの文化人類学者クライド・クラックホーンの定義で、多くの研究者が納得しうる表現、あるいは定説化した定義だそうです。
さて、こうした動機付けに従うと、文化には3つの種類があると言える。つまり、技術の文化(生産様式・経済活動など)、社会の文化(政治組織・親族組織など)、価値の文化(芸術・宗教など)である。文化をこのように分類すると、先ほどの日本社会で使われている「文化」の用法は、価値の文化のみならず、この3つの全てを縫合するものである。つまり、人間が地球上で自らの生存の機会を拡大するために創造したありとあらゆる生活の知恵、というべきものを文化と呼ぶのである。
これは「文化の多様性とグローバルな共存共栄」からの抜粋引用です。
バイクに乗ることで、雑多な日常から逃れリフレッシュすることで、ストレスから開放されて生存できることを考えれば立派な文化とも言えます。
バイク文化?
実は過去にもう少しキチンとした文化に近づいたことが事実があります。
今ではそれほど多くのスーパースポーツやレーサーレプリカを見掛けることがありませんが、それらが華やかし頃は事故も多く、そのお陰で一部の峠が2輪走行禁止になった時代の話です。
埼玉県も例に洩れず事故が多発して、その対策で県の予算でジムカーナ大会が主催されたことがありました。
運転技術の向上を通じて交通安全を啓蒙しようという趣旨です。
第1回目はワタシが責任者で開催し、目新しさも手伝ってか大成功で、200人くらい参加いただき参加者と県の関係者の両方に喜ばれた記憶があります。
もっとも、その2年後は市の職員が仕切って、関係者に豪華賞品を配って終わり(まるで目的が)というオチもありますが。
さらに、県の2輪車安全推進委員会という組織が音頭をとって、ツーリングクラブネットワークを構築するという動きもありましたね。
それらはいつの間にか消えてなくなりましたが、後日談は「県庁の担当者が代わった」という理由だそうです。
儚いものです。
今日の結論としては、バイクに乗ることで楽しみを得られ、ストレス社会での一服の清涼剤になれば、文化になりうるかもしれない。しかし騒音問題を懸念すると”共同体の誇り”を感じるにはまだまだのようです。
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追記
小林ユキさんはバイクゼミナールmixi版を主宰していますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。