ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

XR1200

2006年10月21日 | ブログ情報

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XR1200の画像や情報が出始めてから早や2週間です。ワタシが最初に目にしたのはジャイアンさんのブログでしたけれど、血と汗と涙のシート製作記に細部の写真が掲載されています。気になる方は是非ご覧ください。

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日本製Vツイン

2006年10月21日 | エンジン

人気blogランキングへ  今日も爽やかな天気です。

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ヤマハ製 75°空冷Vツイン ボア・ストローク 83×69.2mm 750cc 60.0ps/7000rpm 6.40kgm/6000rpm  価格は63万円也。

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後々までビジュアル的な人気に影響した前後シリンダーのズレ。

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75°というハーレーの45°よりワイドな挟み角とズレたシリンダーのお陰で、キャブレターが2つ無理なく納まっています。

1981年デビューですから25年も経っていますが、走行距離が1万3千kmと少なく保存も良かったのか、バッテリーをブーストしただけで簡単にエンジンが始動し、調子も悪くないです。

ワタシのこの車種に触れるのは久しぶりなので、チョット興味を持ちエンジンをブリッピングしてみると、ショートストロークなのとOHCですから、同じⅤツインのハーレーとは全然違い、回転の上昇とともに振動が減少するような感じもあります。

エンジンの外観に美しさを感じるかは別として、やはり日本製品の匂いはプンプン?

エンジンの素早い吹け上がりは、剛性が高いというべきなのでしょうか、エンジンの各部品の加速が同時というのでしょうか。

まあ、この段階では鼓動感は感じられませんね。

1977~78年にチラホラ見かけ始めた日本製アメリカンバイクは、並列2気筒や4気筒エンジンの車種にプルバックハンドルや段付シートを装着したもので、横置きクランク空冷Ⅴツインエンジンへの市場の要求はスゴク高いものがあり、'78年にホンダGLシリーズの一つとしてリリースされた縦置きクランク水冷Ⅴツイン(OHV!)400/500ではとても満足がさせられませんでした。

その後各メーカーから続々Ⅴツイン(空冷に見える?)が発売され、250ccクラスまで勢揃いするとは当時には想像もできませんでした。

このXV750はモノサスでデビューしましたが、メーカー間の競争が激しくなり、たった3年でより本格的なアメリカン?を目指すモデルになり、2本ショックにサスペンションが退化?しました。

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オイルフィルターにご用心③

2006年10月20日 | オイルその他

人気blogランキングへ  今日は一日どんより曇り空でした。

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この風景は"オイルタンクキャップ”で紹介しましたが・・・。

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キャップを外すと矢印のようにオイルフィルターがあります。

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オイルフィルターはこのように分解することができ、エレメントは時折交換する必要があります。キャップは通常分解する必要はありませんが・・・・。

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ここのところリリーフバルブ特集になっている気も致しますが、フィルターが詰まってしまうとオイルの流路が断たれてしまうので、バルブが開放されると矢印のようにフィルターをバイパスして流れます。

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バルブを拡大して見ると、ボディの中にボールとスプリングが見えます。

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オイルの圧力が掛かる方向にピンでボールを押してみると、抵抗が非常に小さいです。途中の通路が狭くなっていて減圧されるのも想像できますが、冷えている#50オイルでオイルプレッシャーゲージが振り切れるほどの油圧(潤滑側とスカベンジ側の圧力は違いますが)では、とても閉じていられないのでは?

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総てではありませんが、オイルタンクの底に金属粉やなにやらが溜まっているのを見ると、フィルターの濾過性能ウンヌンではなく、リリーフバルブが原因ではなかろうかとも思います。

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社外のドロップインタイプにもリリーフバルブは付いています。押してみるとチョット強い反発力でしょうか。流路の条件が違いますので、実験でもして検証しないと結論はなんとも言えませんが。

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ドロップインはその名の通り、ストック品の替わりに落とし込むだけです。

"オイルタンクキャップ”の記事に’82年以前と以降のフィルターでどちらが良いかという、ご質問をいただきましたけれど、フィルターにご用心シリーズの記事が続いて思わぬ方向に来てしまいました。

今日の記事の流れでは、フィルターの濾過性能よりもリリーフバルブのほうが重要だと言う気がいたします。

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オイルフィルターにご用心②

2006年10月19日 | オイルその他

人気blogランキングへ 1年中こうだったらと思わせる天気が続きます。

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ここで、オイルフィルターに関してご質問がありましたので、考えて見たいと思います。

ご質問を要約すると、エボ用とTC用は互換性があるかないかですね。

オイルフィルターはオイルと違って使用感の答がでないということで、オイルは掲示板などでも様々な意見が飛び交わっていますが、フィルターはそうでもありません。

TC用をエボエンジンに使用するのは、Gotaroさんも仰っているようにメーカーのカタログでも代替可となっていいます。

それでは何故逆はダメなのか?

双方を外観で区別するのには、写真の矢印で示す取り付けネジの回りのオイルの流入口に見える色の違いです。

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構造も勿論違い、左のエボ用はリリーフバルブが取り付け面の反対側に位置していて、TC用は赤矢印のように緑矢印のオレンジ色のゴム部品の下に位置しています。

リリーフバルブはオイルフィルターが詰まってしまった場合に、このバルブが開いて、オイルの流れを止めないように設置されています。

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このオレンジのゴム部品の役目を推測すると・・・・。

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リリーフバルブがオイルの流入口に面しているため、オイルプレシャーがそのまま掛かると、その圧力でリリーフバルブが開いてしまうからだと考えられます。それで油圧が直接リリーフバルブに掛からないようにカバーしているのではないでしょうか?

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リリーフバルブを押してみると、かなりの抵抗があります。

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エボ用のフィルターのリリーフバルブを押してみると、さほどの抵抗がありません。

バルブの有効面積が見るからに違いますから一概には言えませんが、公表されている数字はフィルターの5ミクロンとか10ミクロンとかの濾過の目の大きさしかありません。

推測するには材料がリリーフバルブを手で押した抵抗しかありませんが、エボ用をTCに使うとフィルターが詰まらなくともリリーフバルブが開いてしまう恐れがあるのではないでしょうか?

オイルとフィルターの組み合わせによっては?

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リリーフバルブが開いたかは目で見ることはできませんけれど、そのまま当てはまりまりませんが事例が一つあります。

ショベルエンジンの車両に社外のオイルフィルターを取り付けると、フィルターカートリッジはエボ用が使用できます。

同様の車両において、ブリーザーからオイルが吹き出てしまい、修理?したことがあります。

結論を申しますと、#50のシングルグレードを使っているのに、TCフィルターをつけてしまったのが原因でした。フィルターをエボ用に交換したら解決しました。

つまり、低温で硬い#50オイルが5ミクロンフィルターを透過しきらずに(リリーフバルブが開いても?)、クランクケース内にオイルが溜まってしまい、ブリーザーから吹き出したと言う結末です。

エボ後期のように、シリンダーヘッドからブリーザーを出していれば、クランクケースに溜まったオイルが多少多くても吹き出しことはないので、リリーフバルブが開いてしまっても気付くことはありません。しかし、気付かなくても、その可能性は否定できません。

このケースはサホド多くはないでしょうけれど、エボにTC用は代替可となっていますから、その組み合わせに#50オイルは結構あるかもしれません。

性能の良いフィルターを使ったつもりで、リリーフバルブ開きっぱなしのフィルター無しと同じではシャレにもなりません。

TCにエボ用も害がないように思えますが、リリーフバルブ開放圧の違いで、同じことの可能性は否定できません。

今回も断言できるような結論が出ませんでしたが、コレに懲りずにご質問や疑問をお寄せください。

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オイルフィルターにご用心

2006年10月18日 | オイルその他

人気blogランキングへ  秋晴れが暫らく続くといいですね。

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エンジンオイルは潤滑などのためにエンジンの中を駆け巡っていますが、潤滑だけでなく微細な金属粉などを集めてもいます。そのままでは具合が悪いので、途中にフィルターを設けて除去しなくてはなりません。

現在のハーレーでは写真のようなカートリッジタイプが標準採用されています。

左から’82年モデルのショベルエンジン、中央はエボエンジン、右がプレミアム5と言って5ミクロンの濾過性能と謳われているTCエンジン用です。

締めすぎてしまうと時には固着してしまい外すのに苦労することもありますが、手軽で便利です。

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ところが、このように溜まってしまうと処分が大変です。

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このように分解して金属とフィルターの紙?と分離すれば、金属だけでもリサイクルできますが・・・。

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'80年代は日本製のバイクも、このようなエレメントを交換する方式だったのです。

画期的!?

時折コメントを頂けるブログランキング仲間のGotaroさんが紹介してくださった

ディフィニティブ・ファイブ・フィルターシステム

現代は地球環境の関連でもリサイクルや、ゴミの不法投棄が問題になっていますが、カートリッジフィルターのように処理しにくいものは、リサイクルしにくく不法投棄の対象になりやすくなってしまいます。このシステムがそういった問題の対策のためにリリースされたのなら68.600円は高すぎるのではないでしょうか?交換エレメントも3.290円とカートリッジと変りません。普及すれば安くなるのかもしれませんが、コレでは普及しない価格です。せめて、アメリカ国内価格と同じにして欲しいですね。

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バナナキャリパー⑤

2006年10月17日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  バナナキャリパーには飽きてしまいましたか?

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以前紹介したブレーキプロテクタースプレーの本来の使い方?、アンチスクイークシムはこのキャリパーにはついていなかったので、とりあえずブレーキプロテクターだけで様子を見てみましょう。

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矢印はキャリパーのスライドピンと受け部分ですから、たまに潤滑をしてやらないと、磨耗してキャリパーがガタガタ動くようになってしまいます。

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キャリパーをブラケットに取り付けるのには、このようにパッドもピンに差し込んでから、キャリパー表側を取り付けると簡単に行えます。

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かなり美しく?出来上がりました。古い年式のハーレーの魅力の一つは、機能は今一つですけれど、現代ではとても得られない人間味のある”カタチ”の部品がそのまま自然に(当たり前ですが)使えるところにあります。不用意に踏み込んでトンデモナイ目に会うかもしれませんが。

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スーパーボールエンジン?

2006年10月16日 | エンジンの怪

人気blogランキングへ  昼間は夏日になりましたが、夜はメッキリ涼しくなりました。

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Superballmotr

yukkyさんのインターモトのレポートでコノ物体を見て驚愕いたしました。

オイルが燃焼室に回って従来の2ストエンジンと同じ結果になるのでは?と余計な心配をしておりますが、既成概念を覆すのには充分です。

すごく重い動画ですが、リンクはコチラ。是非ご覧になってください。

ワタシはこんなヘンテコ(失礼!)なのは大好きですから、yukkyさんに感謝いたします。

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バナナキャリパー④

2006年10月16日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  ハワイで大きな地震があったようですが、ハワイ在住のHIDEさんの安否が心配です。元々ハワイには地震が少ないそうですが、大きな被害がなければいいですね。

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こうしてブログを更新できるのも大きな災害がなければこそです。引き続きバナナキャリパーです。

キャリパーのピストン室にまんべんなくフルードを塗っておくと、エア抜きの段階で気泡が出来にくく良いと思います。勿論シールにも塗ります。

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ピストンを組み込んでからでは、このダストシール(ブーツ)は組み付けづらいので、このように先に付けておきます。

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ピストンにフルード(DOT5)かシリコングリースを塗布して滑りやすくしてから、ダストシールの矢印が示す部分が巻き込まれないように気をつけて、ピストンを押し込みます。

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これで完了です。

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バナナキャリパー③

2006年10月15日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ 爽やかな秋晴れが続きます。

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例のFXのリアブレーキ通称バナナキャリパーです。シールは現在でも純正部品が入手可能です。

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'80年以降の後期型はリンクルペイントで、今回は機能面だけでなく外観も綺麗にペイントし直しました。写真上は30年近くも手荒く使われ疲れ果てた外観ですが、写真下は今回綺麗に仕上げたものです。

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後期型は一般的な角型シールになり、キャリパーボディにシールが納まる溝があります。

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ブレーキシューやパッドでは超老舗のフェロドのブレーキパッドです。30年近く昔のバイクの部品がブランドで選べるというのもハーレーならではです。お値段は5.250円です。

パッドやタイヤは今まで使っていたものが大抵の場合劣化しているため、新品に交換しただけでもスゴク良くなった印象がありますが、このフェロドはそれを割り引いても良いと思います。

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ブレーキライン②

2006年10月14日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ  だいぶ涼しくなりました。北海道では氷点下まで下がったところもあるようですし、風邪などひかぬように気をつけて下さい。

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ミッドコントロールステップの製作過程を紹介した車両ですが、右側はブレーキマスタシリンダーが元々のココに位置します。ブレーキライトスイッチも備えなくてはなりませんから、ブレーキラインは複雑になります。ブレーキラインのフィッティングは種類が沢山ありますので、その中からなるべくシンプルに配管できるようなものを選び、仮付けしてホースの曲がりに無理が掛からないようにイメージしておきます。

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これらのパーツでなんとかイケルでしょう。マスターとスイッチの付くブロックの位置が近いので、難しい面があります。

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スイッチのブロックは作っておきました。油圧スイッチの取り付けはテーパーネジになっていて、1/8NPTという配管ネジの規格ですから専用のタップを使います。作った後に考えたらブロック内にエアが残りやすく、エア抜きに手間が掛かりそうです。

1/8という表示の由来は分かりませんが、雌ネジだけを見ると一見3/8-24に見えますので注意してください。

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ブレーキマスターシリンダーはワグナータイプと言われるものです。ホースの取り付けはフレアナット方式です。

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ブレードホースで配管する場合は手に持っているアダプターが必要です。

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出来上がりです。マアマア構想通りですね。

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