人気blogランキングへ 今日も気持ち良い秋晴れです。
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ワタシが検証できるサンプルは、今の所この1台だけですが、コメントでは北海道から同じ症状のご報告をいただきました。
お気の毒な883ユーザーのこういった困った状況を打破するのには、多くの例をお寄せ頂く必要があります。ご自分のだけでなく知っていらっしゃったら是非情報をお寄せください。
外気温20℃でオーバーヒート?
思い当たる節があり、タンク内の油温を測ってみました。
外気温約20℃でオイルは約98℃、油温はエンジン内でも測る場所によっては異なり、タンクでの温度は条件によってはエンジン内より10~20℃低いと考えなくてはなりません。
つまり、この涼しい季節にオーバーヒートです。普通では有り得ません。
これでは30℃の環境ではとてもツーリングに行けません。20km走るごとに冷やすのですか?いや、20℃でも同じですね。
ツーリングは真冬まで待たなくてはなりません。
イグニッションモジュールはシートを外すとスグ見えます。
赤矢印はコネクターでトテモ固く嵌っています。黄矢印は固定しているスクリューです。
いよいよIGモジュールを社外品に交換して、排気ガスのCO濃度を測ってみると、ナント写真の如く6.8%!
モジュールがストックの時に確認したときは3%前後でしたから、これは全く予想外です。
IGタイミングが排ガス濃度に影響するのは承知していましたけれど、どちらかというとHCに影響が大きいと思っていましたので、これ程とは驚きました。
CO濃度は保安基準では4.5%以下となっていますので、写真のくらいの濃度に調整しておきました。
その状態で走行を重ね、オイルの温度を測ってみるとナント10℃も違います。
そして、あの不具合の症状は全く出なくなりました。
その後2回ほど、モジュールをストックに戻したり、社外品にしたりで同じ走行パターンでテストを繰り返し検証したところ、
- 純正モジュールでは油温が100℃弱になり、その温度に到達すると必ず不具合症状は発生。
- 社外モジュールに交換すると、その時点で不具合症状は解消して、油温も90℃弱に安定する。
- パワー感は双方でも明確な違いはない。
- 社外モジュールでは進角特性も変更できるが、(ストックエンジンでは?)変更してもサホドの違いはない。
*ワタシの入手できる情報は限られており、検証といっても大したことが出来るわけでないので、本当の原因は推測するしかありませんけれど、次回はもっと深くまで抉ってみましょう。乞うご期待!
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