ピストンエンジンは永遠か!な?

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オイル下がり?

2006年10月08日 | エンジントラブル

人気blogランキングへ  関東地方は昨日から晴れていますが、風がすごく強いです。全国で山や海では大変な遭難など続出で・・・。

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滅多にと言うか、余り例を見ないというか、それでも皆無とは言えないエボリューションエンジンのエンジントラブルです。今日のF1レースみたいに絶対勝ちたい、勝てそうだったシューマッハのフェラーリもエンジンブローするのですから、仕方ないか?

オイル下がりとは、インテークバルブのステム(軸)から潤滑油が落ちてしまう現象で、回転を上げた後にスロットルを閉じるとインテークポート内の負圧が大きくなり、ステムシールで遮断されているはずのオイルを吸い込み、燃料と一緒に燃焼して排気ガスが白く見えることです。通常は微小のオイルも燃えていますが、排気ガスが白く見え始めたら異常と思ってください。

写真はRシリンダーの排気バルブで一番顕著です。

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写真は両方ともインテークで、バルブの傘が見事にオイルまみれになっています。

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こちらはFシリンダーの排気ですが、それほど悪くはないようです。

この状況が進むと白煙は常に出て、IGプラグはオイルカブリで失火し、始動不良にも走行が不調にもなり、更にオイル消費量が増えタンク内のオイルが足りなくなる事もあり、2サイクルエンジン以上の煙を出して大気汚染にもなってしまいます。この車両の走行距離は約3万kmでチョット早い気もしますが、自然治癒はいたしませんので、速やかに修理したほうが良いでしょう。

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