人気blogランキングへ 今日の予報では土日は大丈夫のようですが、鈴鹿の天候が心配ですね。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
スターター関連の回路は大体このようになっています。
作動はご覧になれば分かると思いますが、
- メインスイッチ(イグニッションスイッチ)をオンにすると、キルスイッチを経由しスタータースイッチまで電気が来ます。
- スイッチを押すとリレーのコイルに電気が流れ、電磁石が励磁して可動片を”76端子”側の固定片と接触する。
- ”30”の端子を経由した電源が”76"の端子を経由してソレノイドの”プルコイル”に流れ、電磁石を励磁する。
- 励磁したプルコイルはプランジャーを引きつけて、各固定接点に可動接点が接触して、ロングスタッドに来ている電源をスターターモーターに送ります。この時同時にホールドコイルにも電気が流れ励磁します。
*図は1979年のモデルの回路図を元にしたものです。'80年以降の4速ショベルエンジン車では”30”端子の電源がイグニッションスイッチを経由しています。
*5速ミッション車も配線の色が違いますが、概ね同様になっています。
リレーの外観写真と、中の回路図が記されている模様です。
4速モデルではバッテリートレイにリレーが付いていて、矢印のソケットが差し込まれています。
*故障判断
4速ミッション車ではプライマリーケースの上に置かれているソレノイドです。
①がバッテリーに接続、②はリレーからの配線、③はスターターモーターに接続されています。
①がロングスタッドで、③と取り違わないようになっています。
*ここで各部の故障診断をする方法としては、
- スターターボタンを押した時に、②にテスターや検電ランプで12Ⅴの電気が来るか確認します。
- ①と②を電導体で接触させて、スターターボタンを押したと同じにスターターモーターがエンジンをクランキングすれば、リレー以前の故障と判断できます。
- ①と③を電導体で接触させて、クランキングはしないがスターターモーターは回転すればソレノイドの不良と判断できます。
*各部を電導体で接触させる場合は大きい電流がながれるため、スパーク火花が飛び接触部を溶かしてしまい尚且つ”電気のショート”の危険がありますので、ケガや火事に充分気をつけて行ってください。
*2の方法はリレーの故障時の緊急的なエンジンスタートにも使えます。
5速ミッションのスターターモーターにはソレノイドが一体になっていて、ペンタゴン型のカバーを外すとプランジャーと固定接点を見ることが出来、メンテナンスも可能です。
モーターから減速されたピニオンギアのジャックシャフトを、緑矢印のプランジャーの先端で押します。
5速ミッションのスターターモーターでは、赤矢印の端子にリレーからの出力が接続されていますので、ここにプラス側の電源を接触させてクランキングすれば、ココ以前の配線かリレーが故障と判断できます。
人気blogランキングへ クリックしていただいている皆様のお陰で首位安泰ですが、3位争いは大変な事になっています。