伝統的なクラシックレーサーに見えるが・・・・。
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中身というよりエンジンは、４ストモトクロッサーのヤマハＹＺ４５０だ。
キットとして販売していると思われるフレームは、特徴的な100Φのガソリンタンクを兼ねたメインチューブと１８ｍｍ、２２ｍｍのパイプを組み合わせている。タンク容量は3.3Lだというから、公道仕様は考えずにスプリントレースだけなのだろう。
恐らく、エンジンハンガーを変えれば様々なエンジンが使えるのだろう。
レーサーだけだと思っていたら、SRX600エンジンの ストリート・リーガルっぽいのもあった。
どこの国かと思ってサイトの中を探し回ったが、アドレスの表記が見つからない。文章はフランス語で翻訳できるので、多分フランスなのだろう。
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クボタと総発売元 杉山商店機会部というプレートがはってある。
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ハーレーのクランクケースの台になってしまっているが、暫く動かしてはいないものの可動状態だったという。
単気筒で冷却フィンはないところから分かるように、水冷だが沸騰水冷却というべきなのか、ラジエターは使わずシリンダーの周りがウオータージャケットというよりタンクになっていて、加圧しないで大気開放だから水が減ったら補充しなくてはならない。
燃料は始動時にガソリンを使い、暖機したら灯油に切り替えるのだ。ＩＧプラグと高圧コードがみえるように、グローエンジンではない。
指先で押しているのは、吸気圧で開くインレットバルブ。手前はプッシュロッドとロッカーアームで動く排気バルブ。いわゆるオートマチックのインレットバルブスプリングは指で押して動くくらい柔らかい。
このエンジンは主に水田の潅水ポンプに用いたそうだが、こうした”石油発動機”はポンプに限らず汎用エンジンとして１９５０年代まで活躍した。農業機械化の草分けな存在であるが、その後は小型ディーゼルや高性能ガソリンエンジンに取って代わられてしまった。
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