ピストンエンジンは永遠か!な?

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エンジン騒音?!

2007年03月26日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ  今日は22℃にもなり、暑いようです。

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このブログでは珍しい4気筒SSのカワサキZX10Rです。

ワタシはこういうバイクに10分も乗ると、首が痛くなってしまいます。性能は素晴らしいのですが。

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近接排気騒音を測ってみました。

測定方法は排気出口の向きから45°、0.5m離れたところに騒音計のマイクロフォンを置き、最高出力発生回転数の50%のエンジン回転数を維持して、急にスロットルを閉じてそのときに94dbを超えてはなりません。

スロットルを急に閉じたときにアフターファイアなどが発生すると、NGになる恐れもあります。

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これは何をしているかというと、”近接エンジン騒音”を測ってみました。

近接排気騒音を測っていても、耳には”いわゆる排気音”は聞こえず、その割りに6000rpmも回すと結構大きな音になることに気づいたからです。

結果はご覧のように、排気騒音より4dbも大きいですね。

水冷エンジンで、空冷エンジンのようなフィンの共鳴もないし、カウリングによって多少なりとも遮音されているにもかかわらずです。

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排気音が静かなのにはこのデバイスも貢献しているのでしょう。ヤマハEXUPとほぼ同じように見えるシステムはトルク特性の向上とともに、排気騒音の低減も採用の理由と思えます。

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リアシート下にあるコントロールユニットは、初期のヤマハのシステムのような作動音は聞こえず、その存在を主張しません。

ZX10Rは逆輸入車ですから、国内形式指定は取得していませんから、加速走行騒音は80db程度と思われます。

加速走行騒音の測定を公道で行うわけにいきませんが、エンジン音が排気音より大きいとなると、先日パブコメの募集があった道路運送車両法の改正案の73dbを全てに適応するのは無理があると益々強く思いますね。

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