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モリブデンショット

2007年03月10日 | エンジン

人気blogランキングへ  今日は曇って予報より気温は上がりませんでした。

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ただ今腰上オーバーホール中のショベルヘッドエンジンの主要部品を、モリブデンショットいたしました。

モリブデンショットは最近重要視されている環境性能の燃費向上のために、できるだけエンジン内部のフリクションを減らそうという作業の一つにも採用されているようで、某社の量産エンジンにも使われているそうです。

ワタシがボーリングなどの外注加工には、25年来のお付き合いの(株)井上ボーリングに依頼しますが、そちらの提携先のエヌ・イー(有)にて施工しているようです。

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何となく色が違うのが分かるでしょうか?

ちなみに鋳鉄シリンダーには通常のWPC加工はしてはならないそうです。鋳鉄中のカーボンが飛んでしまい潤滑性が悪くなると言われています。

ついでに、ボーリングの仕上げではホーニングといわれる工程がありますが、このときにクロスハッチと呼ばれる仕上げ目ができますが、時にはサンドペーパーを使って行われる場合があるようで、見た目には分かりませんが溝の深さが違い、寿命やオイル溜りの効果には大きな差異が現われますから、気をつけたほうが良いでしょう。

聞くところによると、井上ボーリングさんでは溝の深さを測定しているそうです。

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この画像なら2硫化モリブデン特有の色が分かりますか?

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