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マウストラップのカバーを外すとコンナ風になっています。
いやストロボが光ってしまうとシリンダーのフィンの間まで良く見えてしまい、キタナイ感じになってしまいますね。
*調整するまえに、クラッチワイヤーや可動部分の動きが渋くなっていないか確認したほうが早道です。単品では渋くなくても、力が掛かると渋くなる場合もありますので良く点検します。
*また古い車両なので、各部品のコンディション(変形や磨耗)や社外品の使用なども考慮しなくてはなりません。
レリーズレバーの位置を確認します。”レバーの位置”はプッシュロッドのアジャストスクリューで決まってしまいます。
しかし適切な位置というと、上の写真は戻っている状態(ハンドレバーを離した状態)ですが、これ以上角度が小さくなると矢印の部分が突っ張ってしまい、これ以上右方向には行きません。
そしてハンドレバーを握った状態では矢印の示すようにミッショントップカバーに当り(見えませんけれど)、これ以上は動きません。
つまり、レリーズレバーのストロークには外的制約があるので、この中でウマク動かす必要があります。
まず本体の取り付け位置が適切かどうかを確認します。
下の写真のように左側にエキゾーストパイプがある場合は、ロッドの位置に制約があるため、本体の上下位置はコレで決まってしまいます。
前後位置はロッドの調整範囲になるので、コレも大きく外れることもないでしょう。
ヘルパースプリングのテンションの調整もできます。
赤矢印が示すスクリューはブーストリンクの戻り位置のストッパーになります。
図を見ると難しそうですが、ハンドレバーを握るとBが動き、今までA・D・Cがほぼ一直線であったのがCが緑矢印のように移動し、スプリングの長さL2が変化してスプリングの張力が働き、ハンドレバーの操作力を軽減します。
調整方法
ここまでくれば調整箇所の多い割りに調整範囲が限られるのが分かります。
- ワイヤー、プルロッドは遊ばせておきます。
- ブーストリンクのストッパーを動かして、スプリングの効き始めを調整します。ハンドレバーを軽くしようと動き始めを早くしすぎると、クラッチレリーズの遊びがなくなってしまい、トラブルの元になります。
- スプリングテンションを調整します。ココでもレバーを軽くしようとテンションを強くしすぎると、レリーズレバーの戻りが悪くなり具合がヨロシクナイですね。
- ワイヤー・プルロッドに僅かな遊びを設けるように調整します。
ブースターの調整以外の”操作力重すぎ”の原因
- ワイヤーの不良
- クラッチレリーズカバー内のレリーズフィンガーの磨耗
- クラッチプレッシャースプリングの不適合(硬すぎ)
今回の記事は”あーれー66”さんのリクエストにより制作いたしましたが、ご期待に沿えたかはチョッピリ不安があります。
このようなリクエストは歓迎いたしますので、宜しくお願いします。