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掲示版でもよく書かれているように、最近の継続検査(車検)は厳格になっています。
今回指摘されたのは①のテールライトでした。このテールライトは”キング・ツアーパックブレーキ&テールライトキット” という左右一体のモノですが、54300円という高価で取り付けに半日も掛かるシロモノです。
わざわざ ”ブレーキライトとしては使用不可” と注釈が付いているので、ハイマウントブレーキライトは1個という規定に基づいているのかもしれません。
ところが、保安基準には”前照灯と尾灯が2つ以上備えられた場合には、その外側に方向指示器がなければならない”とされています。もちろん左右対称です。
つまり写真のように後方から見たときに、②は内側だからOKですけれど緑○のウインカーより外側の①と③は違反という事です。
*対策
それでは対策は?
① 電球を外す ② 配線を引きちぎる ③ ①と②の両方
答は③です。配線は引きちぎらなくても良いのですが、要は簡単に復帰できないようにすることです。車検バージョンと通常バージョンの違いが本来はあってはならないのですが、マフラーなど良く見かけます。
車検後にまた違反パーツを付けることを2次架装といって、ダンプカーの差枠など随分昔から行われています。これは過積載のためのアイテムでしたから事故に直結するので厳しく追及されたものでした。過積載はそれでも絶滅できず最後には荷主にまで責任を負わす事まで行きつきました。
過去を振り返っても日本は法治国家ですから、こういった問題でも解決しようとするベクトルが働きだすと、とことん規制が厳しくなります。今一番心配なのはマフラーですね。
話は逸れてしまいましたが、灯火類の点燈しない(させない)ものは何が付いていても良いのですけれど、完全に点燈しない状態が求められます。
それにしてもキング・ツアーパックブレーキ&テールライトキットは人気が高く装着率も高いと思うので高い金払って点かないではオーナーは気が済まないだろうね。
追記 よく「前の車検では受かったのにどうして今度はダメなの?」という疑問があるようですが、言いたい気持ちは分りますけれど、それはタマタマ見逃されただけでのことで、既成事実として認められません。