言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

時事評論石川 令和4年11月号(823号)

2022年11月21日 17時46分38秒 | 告知

今号の紹介です。

 今号で何より印象に残るのは、2面の荒木氏の言葉である。安倍晋三元総理の暗殺の後、マスコミはとんでもない方向に報道を導いてゐる。

「警察からすれば統一教会で騒いでくれることによって警備の決定的なミスで元総理の暗殺を許したというとてつもない責任から世論の目をそらすこともできる」。まさにこの通りである。あの暗殺事件は、警察の大失態であり、そのことにこそ批判の矢は放たれるべきである。そして、山上の動機は一体何だつたのか。あの手製の銃は殺傷能力があるのかである。

 新聞もテレビもすべて山上に、そしてそれを利用する左翼弁護団にジャックされてしまつた。このことを正面切つて言ふジャーナリストはゐない。

 3面の伊藤氏は「国民の心は立憲民主党から離れている」と書いてゐるが、果たして「離れている」のだらうか。もともと近くにゐなかつたのだから、何も変化はないといふのが私の見立てである。金輪際、彼らの発言が国民の心をとらへることはないだらう。「立憲民主」といふのであれば、国民を叱るぐらゐのことができなければならない。しかし、国民に寄り添ふといふのであれば、政治家は不要だ。つまりは、彼らの集団は政党ではない。「寄り添ふ」やうな存在とは、近くにゐない存在であるといふことの証明だ。

 どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。  1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)
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ウクライナ戦争は世界大戦への序章か?〈下〉

   独裁国家が「信頼性の罠」に陥る危険性

        軍事史家 山本昌弘

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コラム 北潮(小林秀雄の言。進歩的知識人は不平を言ふ人間)

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あえて安倍元総理を批判する

  「この政治家ならやってくれる」は捨てよ

       拓殖大学海外事情研究所教授 荒木和博

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教育隨想  「秋篠宮バッシング」は何を狙つてゐるのか(勝)

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国民の心は立憲民主党から離れている

  安倍元首相の国葬儀で露見したその幼児性

      政治評論家 伊藤達美

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コラム 眼光
   妄想に操られる社会(慶)
        
 
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コラム
  切れ目のない歴史(紫)

  美術品を売って貧困がなくなる?(石壁)

  「往き」と「還り」(星)

  マスメディアの頽廃(梓弓)
           

  ● 問ひ合せ     電   話 076-264-1119    ファックス   076-231-7009

   北国銀行金沢市役所普235247

   発行所 北潮社

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