言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

時事評論石川 6月号(806号)

2021年06月23日 08時44分08秒 | 告知

今号の紹介です。

 3面の「ウイグル・ジェノサイド」の記事は一読してほしい記事だ。日本人の何気ない日常のスケッチから書き始めるが、そこにあつた感動と違和とが今日のこの問題への日本(人)の不徹底な対応への感想のもとにあることを示してくれる。それは何か。日本(人)の中国への配慮ゆゑの曖昧さにたいする憤りである。他人に優しいといふことは、他人の悪をも容認してしまふことになる。悪を言挙げすることへの遠慮は、結局は自己保身なのである。悪を行ふ者への非難を避ける心は、彼からの仕返しを恐れる気持ちの裏返しだ。そして結果的に覇権国家中国の勢力を助長することになる。そして我が国の立場を不安定にすることとなり、世界の不幸は拡大する。それでよいわけはない。

 1936年にトルキスタンの将軍ムヒデイ氏が来日した折「防共回廊」構築を図つたやうに、今日も共産主義国中国の覇権を阻止する「防共回廊」構想を実現する必要がある。そのための第一歩は「ウイグル・ジェノサイド」を認定し連携して中国封じ込めに努めることである。

 どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。  1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)
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バイデンの対中国・北朝鮮政策は大丈夫か

   福井県立大学教授  島田洋一

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コラム 北潮   (吉川幸次郎について)

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世界は中国に覗かれている〈下〉

  独裁国家が全人類のプライバシーを把握する

   元警視庁刑事・通訳捜査官 坂東忠信 
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教育隨想  オリンピックー万難を排して開催すべきだ(勝)

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ウイグル・ジェノサイド 声を上げぬ日本に失望、しかし期待も

   千葉大学非常勤講師 ムカイダイス

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「この世が舞台」
 『白い悪魔』ジョン・ウエブスター
        早稲田大学元教授 留守晴夫
 
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コラム
  自粛生活考(紫)

  繰り返される希望的観測の愚(石壁)

  国語教科書の改悪(星)

  コロナどころではない!(梓弓)
           

  ● 問ひ合せ     電   話 076-264-1119 

                               ファックス   076-231-7009

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   発行所 北潮社

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