言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

時事評論 最新号

2013年09月24日 22時45分01秒 | 告知

○時事評論の最新號の目次を以下に記します。どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)

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   9月號が発刊された。

 一面、山際氏の疑念に私も賛同する。安倍総理が八月十五日に靖国に行かれなかつたのが、中国や韓国に配慮してのことだとしたら、そこが問題である。

 そして、二面に私が書いたことも、靖国参拝についてである。それは専ら、総理の参拝を批判する国民性を問題にしたものだ。

 靖国に安倍総理が行かないことを求めるといふことは、弔ひの行為を否定することである。つまりは戦没者の魂を呪つてゐるといふことである。さういふことが果たして私たちの国の文化を豊かにするだらうか。もちろん、そんなことはない。呪ひの言葉を他者に向けるのが現代日本人の特徴であつてみれば、それは頽廃そのものである。なぜこんなことになつたのか。国民自身が敗戦にショックを受け、そこから立ち直り自信を持つ方法として、他者を貶めることしか見つけられなかつたからである。さういふいびつな心理処理をする人々に対して「皆さんが主権を持つた国民です」などと書いたのが戦後憲法であり、結果的に「あまちゃん」にしてしまつた。それが戦後民主主義である。つまりは、国民といふ名の住民を育て、責任を果たさうとしない卑怯な存在を主権者としてしまつたのである。

 

 四面のコラムについては、「財政を破綻させよ」と威勢はいいが、そのあとどうするのか、それを知りたい。経済について、全く相反する意見がマスコミに登場するが、そのこと自体が経済学への疑問を大きくさせてはゐまいか。

 

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安倍首相は日本を取り戻せるか

歴史認識問題で”らしさ”封印、これでいいのか

            ジャーナリスト  山際 澄夫

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なぜ首相の靖国参拝を批判するのか

  ――自信喪失者の呪ひ

               文藝評論家  前田嘉則

教育隨想       

  沖縄戦集団自決――歴史の塗り替へを迫る判決 (勝)

あの時”国防軍”が誕生していたら

『秘録・日本国防軍クーデター計画』(講談社)を上梓して

           近現代史研究家  阿羅 健一

この世が舞臺

     「幽霊」イプセン                              

                        圭書房主宰   留守晴夫

コラム

     日本の集団自衛権行使に消極的な米国?  (菊)

     『はだしのゲン』をめぐる保守紙の反応 (石壁)

     富嶽百景(星)

     財政を破綻させよ(騎士)   

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  問ひ合せ

電話076-264-1119     ファックス  076-231-7009

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