言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

『松原正全集』發刊

2010年07月20日 23時52分18秒 | 本と雑誌

「この世が舞臺 増補版」 (松原正全集第一卷) 「この世が舞臺 増補版」 (松原正全集第一卷)
価格:¥ 2,835(税込)
発売日:2010-07-01
  ついに、松原正先生の全集刊行が始まつた。第一卷は、『人間通になる讀書術』を含んだ、讀書案内。

   「月曜評論」に連載されながら、單行本には未輯録であつたものが大幅に追加されたものである。解説は、早稻田大學の名譽教授で、ジェイン・オオスティンの研究者である大島一彦氏。

  私は、『人間通―』で、モームの『雨』、モーパッサンの『脂肪の塊』を知り、讀んだ。懷かしい書の復刊である。松原正文學論の入門書である。

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