三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「佐渡金山の世界遺産推進 韓国政府が初協議会」

2023年02月04日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230203004100882?section=news
「聯合ニュース」  2023.02.03 17:32
■佐渡金山の世界遺産推進 韓国政府が初協議会
【ソウル聯合ニュース】日本政府が朝鮮半島出身者の強制労働があった「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録に向けて正式版推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再提出したことを受け、韓国政府は3日、関係機関による協議会の初会議を開いた。
 外交部の李相和(イ・サンファ)公共外交大使が主宰した会議には、文化体育観光部、教育部、行政安全部、文化財庁など10の関係機関が参加した。 
 会議では推薦書の提出状況のほか、日本が「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録時(2015年)に約束した措置の履行状況などが取り上げられた。
 日本政府は24年を目標に佐渡島の金山の世界文化遺産登録を推進しており、昨年ユネスコから指摘された推薦書の不備を修正した正式版推薦書を先月末に再提出した。
 世界文化遺産の登録可否を決めるユネスコ世界遺産委員会は、9月にサウジアラビアで開かれる。
 この際に、明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録時に約束した措置の履行経過報告書に対する検討も行われる予定だ。
 日本は、長崎県の端島炭坑(軍艦島)などが含まれる産業革命遺産の世界遺産登録時に徴用被害者を記憶するための施設を設置することを約束したが、朝鮮半島出身者への差別はなかったなどとする主張を繰り返し、約束した措置を履行していない。
 昨年末にユネスコ事務局に提出した報告書でも、日本政府は朝鮮半島出身者と日本人の労働条件は同じだったと主張した。  


「The Hankyoreh」 2023-01-25 08:35
■[社説]韓日関係改善を望むと言いつつ「独島、佐渡鉱山」を固守した日本
 日本の外務省が「独島(ドクト)=日本の領土」との主張を繰り返すとともに、佐渡鉱山のユネスコへの登録も変わることなく推進すると表明した。岸田文雄首相は「韓日関係を健全な関係に戻し、更に発展させていくため、緊密に意思疎通して」いくと改めて述べているが、両国関係を刺激しうる問題について一点の変化もありえないという日本政府の基本的態度が確認されたわけだ。
 林芳正外相は23日、国会での外交演説で「竹島(日本が主張する独島の名称)は歴史的事実に照らしても、国際法上も日本固有の領土だ。毅然と対応する」と釘を刺し、2014年の岸田外相(当時)の演説から10年にわたって妄言が繰り返された。日帝強占期の朝鮮人強制労働の現場である新潟県の佐渡鉱山のユネスコ世界遺産への登録を再び申請したことについては、「しっかりと役割を果たして」いくと述べた。佐渡鉱山については、日本は対象期間を16~19世紀半ばに限定し、朝鮮人強制労働を意図的に消し去ったとの批判を受けてきた。ユネスコは昨年、日本による遺産についての説明が十分でないことを理由に、審査を進めなかった。
 韓国外交部は20日と23日、佐渡鉱山の世界遺産登録方針、林外相の独島発言について報道官名義の声明を発表して抗議した。しかし今の日本の態度から考えると、検定教科書の発表や福島第一原発の汚染水の放出など、上半期に相次いで予定されている敏感な両国関係の懸案についても、従来の方針を固守するだけで、韓国というパートナーを「考慮」する可能性は低い。
 過去をきちんと直視せず、国内政治に有利か不利かばかりを気にする日本の政権の態度は非常に遺憾だ。懸念されるのは、韓日関係の改善を急いでいる尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「焦り」が日本のこうした態度をあおっているのではないかということだ。韓国政府が12日の強制動員解決策討論会で日帝強制動員被害者支援財団を通じた「併存的債務引受」案を公開した後、岸田首相は訪米期間中の演説で「できる限り速やかに日韓二国間の懸案を解決し」としつつ、また23日の国会演説でも、両国関係を「健全な関係に戻す」との意思を表明している。
 日本企業の謝罪や賠償参加が不透明なため、被害者の反発は激しい。独島や佐渡鉱山についての主張のようなことが繰り返されれば、日本政府は韓国を対等な隣国とみているのかという根本的な疑問を呼び起こし、未来志向的な関係の構築も困難になることを、両国は肝に銘じなければならない。
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/1076800.html
韓国語原文入力:2023-01-24 18:21

「韓国経済新聞/中央日報日本語版」 2023.01.21 09:09
■日本、佐渡金山の世界遺産登録を再申請…「強制徴用解決案の突出変数にも」
 日本政府が19日夜、新潟県「佐渡島の金山」をユネスコ世界文化遺産に登録するための正式推薦書を再提出した。これに対し韓国政府も遺憾を表明し、在韓日本大使館の公使を呼んで正式抗議した。外交関係者の間では韓日両国が強制徴用賠償問題などをめぐり接点を探る状況で、佐渡金山登録をめぐる論争がもう一つの突出変数になるという懸念が出てくる。
 NHKなどによると、永岡桂子文部科学相は20日、「昨夜、仏パリにあるユネスコ世界文化遺産事務局に佐渡金山の正式推薦書を提出した」と明らかにした。締め切りは来月1日だが、10日ほど前に提出したのだ。日本政府は昨年2月1日、韓国の反発にもかかわらず、日帝強占期の朝鮮人強制労働現場である佐渡金山を世界文化遺産に正式推薦した。
 しかしユネスコは日本が提出した推薦書に一部の遺跡に関する説明が抜けているなど不備があるとし、審査を保留した。日本政府は昨年9月に不備を補完した暫定推薦書をユネスコに提出し、今回は正式に推薦書を再提出した。
 佐渡金山は太平洋戦争が本格化した中、銅・鉄・亜鉛など戦争物資を確保するための鉱山として活用された。1939年2月から動員令に基づき朝鮮人労働者がここで本格的に働き始めたが、危険な作業現場で給料もまともに受けられなかったという証言や記録が残っている。佐渡金山側が作成した「佐渡金山史」には1945年に朝鮮人が1519人いたという説明があるが、研究者らは約2000人の朝鮮人がここで働いたと推定している。
 韓国外交部はこの日、報道官の論評で「2015年に登録された『日本近代産業施設』関連の後続措置が忠実に履行されていない状況で、また日本政府が似た背景の佐渡金山の世界遺産登録を申請したことに遺憾を表明する」と明らかにした。続いて「戦時強制労役の苦痛の歴史を含む全体の歴史が反映されるよう、ユネスコなど国際社会とともに引き続き努力していく」と述べた。李度勲(イ・ドフン)外交部第2次官もこの日、在韓日本大使館の浪岡大介公使を外交部庁舎に呼んで抗議した。
 ただ、外交部は佐渡金山問題が最近の韓日関係改善の流れに悪影響を及ぼす状況を避けようと表現の程度などを調節する姿を見せた。実際、日本が昨年1月に佐渡金山を世界文化遺産に推薦することに決めた当時、外交部報道官の論評に盛り込まれた「強い遺憾」「深刻な遺憾」「厳重に促す」などの表現が、この日の論評では「遺憾表明」「改めて促す」などに置き換えられた。


「中央日報日本語版」 2023.01.20 16:17
■日本、佐渡金山をユネスコに推薦書を再提出…韓国外交部「遺憾」
【写真】新潟県佐渡にある佐渡金山遺跡内部。イ・ヨンヒ特派員

 日本政府が19日夜、新潟県佐渡金山を国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録するための正式推薦書を再び提出した。韓国と日本が強制徴用賠償問題などを巡って接点を探すことができない中でもう一つの突出変数になりそうだ。
 20日、NHKなどによると、永岡桂子文科相はこの日、記者団に「昨夜、フランス・パリにあるユネスコ世界文化遺産事務局に佐渡金山の正式推薦書を提出した」と明らかにした。締め切りは2月1日だが、10日ほど操り上げて提出した。
 これに先立ち、日本政府は昨年2月1日、韓国の反発にもかかわらず日帝強占期朝鮮人強制労働現場である佐渡金山を世界文化遺産として正式推薦した。しかしユネスコは日本が提出した推薦書に一部遺跡に対する説明が抜け落ちているなど不備点があるとして審査を保留した。
 これに対して日本政府は佐渡金山の世界文化遺産登録の再推進を決めて昨年9月にユネスコが指摘した不備点を修正した暫定推薦書をユネスコに提出し、今回正式推薦書を再提出した。

◇朝鮮人の痕跡を消すために江戸時代に限定
 佐渡金山は江戸時代(1603~1867年)まで有名な砂金生産地だったが太平洋戦争が本格化した後は銅・鉄・亜鉛など戦争物資を確保するための鉱山として利用された。1939年2月から動員令によって朝鮮人労働者が本格的にこちらで働きはじめ、危険な作業現場で十分に給料もらえなかったという証言と記録などが残っている。
 佐渡金山側が作成した「佐渡金山史」には1945年に朝鮮人が1519人いたと記されていて、研究者は約2000人の朝鮮人がここで採掘に従事していたと推定している。
 日本政府は昨年2月、佐渡金山をユネスコ世界文化遺産に推薦しながらその対象期間を金鉱として有名だった江戸時代までに限定した。だが、このようなやり方で朝鮮人強制労働を意図的に排除して、遺産が持つ「全体的な歴史」を冷遇したという批判を受けている。
 日本は2015年にも軍艦島(端島)をはじめとする明治時代産業遺産を世界文化遺産に登録する際にここで行われた朝鮮人強制労働の事実を知らせて犠牲者を記念する措置などを取ると約束したがこれを守らないでいる。ユネスコが2度にわたって後続措置を要求したがまだ目に見える変化はない状態だ。

◇強制徴用問題解決に悪影響の懸念も
 韓日間の最大葛藤懸案である日帝強占期強制徴用賠償問題がまだ解決されていない状況で日本が佐渡金山を世界文化遺産として再推薦したことで議論の過程に悪影響を与える可能性があるとの懸念も出ている。
 韓国外交部はこの日、報道官論評を通じて「2015年に登録された「日本近代産業施設」関連後続措置が忠実に履行されないでいる状況で日本政府が類似の背景をもつ「佐渡金山」を再び世界遺産として登録を申し込んだことについて遺憾を表明する」と明らかにした。
 世界文化遺産はユネスコ諮問機構である国際記念物遺跡協議会(ICOMOS・イコモス)の審査を経て世界遺産委員会が登録を決める。日本政府は今回の推薦書提出で2024年文化遺産登録を狙っている。しかしロシアが議長国を受け持っている世界文化遺産委員会は昨年ウクライナ事態影響に開催されておらず今後いつ開かれるかも分からない状況だとNHKは伝えた。


「中央日報日本語版」 2023.01.12 17:00
■日本政府「佐渡金山の世界遺産申請に問題ない」vs韓国政府「登録してはならない」
 日本政府がユネスコ世界文化遺産登録を推進する「佐渡島の金山」の登録申請過程に問題はないと明らかにした。
 産経新聞が12日に伝えたところによると、日本政府関係者は前日に自民党がまとめた佐渡金山世界文化遺産登録実現を目指すプロジェクトチームの初会合に参加し、「ユネスコには事前に暫定版推薦書を提出し、事務的なすり合わせをしている。大きな問題はない」と話した。
 日本政府は昨年2月に日帝強占期の朝鮮人強制労働現場である新潟県の佐渡金山の世界文化遺産登録推薦書を出したが、ユネスコは日本が提出した書類に遺産関連の説明に不備があるとの点を理由に審査を進めなかった。これに対し日本政府は昨年9月に暫定版推薦書を再び提出し、不備な点を補完した推薦書を来月1日までに出すことにした。
 日本のこうした動きに対し韓国は反対の立場を繰り返し明らかにしてきた。韓国外交部当局者は12日に記者らと会い、「遺産の背景と辛い歴史を持っている佐渡金山がこれに対する十分な記述もなくユネスコ世界文化遺産に登録されてはならないという立場。韓国政府は関連機関と専門家らと協力しながら佐渡金山の韓国人強制動員被害関連情報の収集を続け分析する作業を進めている」と明らかにした。
 同当局者は「韓国政府は2015年に日本の近代産業施設の世界文化遺産登録後続措置の忠実な履行から先にするべきだとみている」と強調した。
 2015年7月に世界遺産委員会は軍艦島など日本の明治近代産業施設23カ所を世界文化遺産に登録し、各施設の全体の歴史がわかるよう解釈戦略を用意することを勧告した。「全体の歴史」は軍艦島など近代産業施設を日本の観点だけでなく韓国人強制徴用労働者など被害者の見方までバランス良く扱えということを意味する。これを受け日本側は韓国人の強制労働を認め犠牲者を賛えるための措置を取ることを約束したが、履行しないでいる。


「中央日報日本語版」 2023.01.10 10:41
■佐渡金山強制労役朝鮮人745人を確認

【写真】佐渡金山の宿舎「相愛寮」の煙草名簿(左側)と付属文書。[写真 チョン・ヘギョン代表研究委員]

 日帝強占期間の朝鮮人強制動員現場である日本・佐渡金山で労役に就いていた朝鮮人の名前が700人以上確認された。
 日帝強制動員&平和研究会のチョン・ヘギョン代表研究委員は9日、「佐渡金山側がたばこを配給する時に作成したいわゆる「朝鮮人煙草配給名簿」(煙草名簿)3種や付属文書などを分析し、佐渡金山に強制動員された朝鮮人745人の名前を確認した」と明らかにした。関連の論文は最近発刊された韓日民族問題学会の学会誌「韓日民族問題研究」に掲載された。チョン委員によると、煙草名簿3種から抽出した朝鮮人494人の情報の他に、国家記録院などが保管している強制動員関連名簿7種、日本市民団体による調査結果、過去の新聞記事など資料24種を分析して、580人余りは姓と名前を確認し、160人余りは姓名の一部あるいは日本式に改名した名前を確認した。
 「佐渡金山史」には1945年に朝鮮人1519人がいたという記録があるが、名簿がなく被害者調査に多くの困難が伴っていた。韓国政府に申告された佐渡金山被害者は約150人となっている。

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