「朝鮮日報日本語版」 2023/02/16 14:01
■共に民主議員ら、一審で罰金刑の尹美香議員に謝罪
共に民主党から除名された無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員が元慰安婦支援団体「正義記憶連帯」の後援金流用、背任などに問われた事件の一審で罰金刑という軽い判決を言い渡されたことを受け、民主党議員が相次いで「すまなかった」との立場を表明している。党内の一部からは、尹議員の復党を推進すべきだとの話まで出ているという。
禹元植(ウ・ウォンシク)議員は15日、フェイスブックに「全生涯を否定される苦痛を経験してきた尹議員を深く慰める」とした上で、「党は今、尹議員を守るべきだ。魔女狩りのような検察の捜査がどれほど無理な捜査だったかが一審判決で明らかになったのはそれでも幸いだ」と投稿した。尹議員は横領、詐欺など8つの罪で起訴されたが、一審では横領の一部だけが認められ、罰金1500万ウォン(約156万円)を言い渡された。
民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表も11日、フェイスブックに「検察とフェイクニュースに同様にやられている私でさえ疑ったので、人生を丸ごと否定され悪魔にされた彼女がどれほど悔しかったかと思うと申し訳ない」と書いた。同党の金斗官(キム・ドゥグァン)議員も「大多数の民主党議員が災難に遭うことを恐れ、保守メディアの『尹美香魔女狩り』に沈黙していた際、恥ずべきことに自分も例外ではなかった。最後まで守ることができず申し訳ない」と謝罪した。
民主党は2020年の総選挙で比例区で当選した尹議員を元慰安婦に対する後援金横領疑惑ではなく、不動産投機疑惑で21年6月に除名した。尹議員の復党について、党指導部はまだ公式には議論していないとの立場だ。
韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官は15日、国会法制司法委員会に出席する前に記者団に対し、郭尚道(クァク・サンド)元議員(国民の力)の収賄事件での無罪判決と尹議員の判決について、「必ず公権力を動員し、正義の結果を示すべきだ」とし、「新たな検察で最後まできちんと捜査し、究明しなければならない」と述べた。国民の力の朴洙ヨン(パク・スヨン)議員はフェイスブックに「チョ・グク前法務部長官よりユン議員は悪質だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権の検察によって2年半前に起訴された事件だが、当時の検事はわざとであれ、実力がなかったのであれ、まともに捜査できなかったと思う」とし、尹議員に関する特別検事導入を提唱した。政界では「民主党はチョ・グクの川を乗り越えたというが、今度は尹美香の川に落ちる方向に進んでいる」という懸念も示されている。
キム・アジン記者
https://japanese.joins.com/JArticle/301086?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2023.02.16 12:06
■韓国検察、後援金流用疑惑の尹美香氏捜査を再開
郭尚道(クァク・サンド)元国会議員の1審無罪判決に関連し、韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官は15日、「必ず正すべきことだと思う」と述べた。韓長官は国会法制司法委員会で野党・時代転換の趙廷訓(チョ・ジョンフン)議員が「郭元議員に対する無罪判決で沸き立つ世論に共感するか」と尋ねると「100%共感する」と答えた。
韓長官は郭元議員の息子が受け取った50億ウォン(約5億2000万円)について、「世の中にただで得られるものがどこにあるのか。あのような状況があったのに、誰も処罰されないということに私も同意できない」と述べた。また「控訴審で正すためにできる限りのことをする」と約束した。検察の「結論ありきの捜査」ではなかったのかという趙議員の指摘に対しては「前政権で構成されたチームがやったこと」と答えた。
検察は過去の捜査チームの捜査内容が不十分で、録音記録など大庄洞(テジャンドン)開発不正捜査の主な証拠が揺れる危機にさらされているという指摘を受け、事件書類を全面的に再検討している。検察は郭元議員の息子の起訴も考えている。韓長官は午前、法司委に出席して「郭元議員と尹美香(ユン・ミヒャン)議員(無所属)の1審結果(罰金1500万ウォン)と国民法の感情と合わないという指摘がある」という取材陣の質問に対しても、「私もそう思う。新しい検察で最後まできちんと捜査して明らかにしなければならないと思う」と述べた。
国民の力所属の洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長はフェイスブックに「(検察は)朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官らが関与したという、いわゆる『50億クラブ』についてはこれまで捜査をせず放置していたのに、とんでもない郭尚道元議員の無罪を取り出しているのか。これでも正義の検察だと言えるのか」と書いた。「50億クラブ」の特検を提案した正義党には「事あるごとに文句を言う少数野党を初めて褒めてあげたい」と書いた。
「朝鮮日報日本語版」 2023/02/11 10:16
■慰安婦団体への寄付金横領、尹美香議員に罰金刑も大半は無罪…韓国法曹界「納得し難い」
後援金横領で罰金1500万ウォンを宣告
正義記憶連帯(正義連)の寄付金1億ウォンを横領した罪などで起訴された尹美香(ユン・ミヒャン)議員=無所属=に対し、裁判所は10日、罰金1500万ウォン(現在のレートで約154万円。以下同じ)を言い渡した。2020年9月の起訴後、2年5カ月も引き延ばし、この日に一審の結果が出たが、裁判は主な容疑の大部分について無罪と判断した。
尹議員は横領のほか、認知症になった慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんが受け取った募金のうち7920万ウォン(約816万円)を正義連などに寄付させた準詐欺など、6つの罪で起訴された。ソウル西部地裁刑事11部(裁判長:文炳賛〈ムン・ビョンチャン〉部長判事)は10日、5つの罪について無罪を言い渡し、有罪が宣告されたのは業務上横領など一部で、2011年から2020年にかけて正義連(当時は韓国挺身隊問題対策協議会)の法人口座や尹美香議員の個人口座に募金された寄付金のうちおよそ1700万ウォン(約175万円)を任意に使用したというものだった。残りの横領容疑について裁判部は、尹議員が明確な用途を証明できなくとも「検察が厳格な証拠で証明すべき」という趣旨で無罪と判断した。
法曹界からは「正義連が非営利法人だという点を看過しており、納得し難い判決」という反応が出た。ある現職判事も「私企業と違って非営利法人は市民の寄付金や補助金を受け取るのであって、一層厳格な基準を適用して法律的責任を問うべきだった」と指摘した。
シン・ジイン記者
「朝鮮日報日本語版」 2023/02/11 10:32
■【2月11日付社説】2年5カ月引き延ばして無罪に近い罰金刑を言い渡した尹美香事件の判決
日本軍慰安婦被害者のハルモニ(おばあさん)のための後援金を着服した罪などで裁判にかけられた尹美香(ユン・ミヒャン)議員が一審で罰金1500万ウォン(現在のレートで約154万円。以下同じ)を言い渡された。起訴から2年5カ月を経ての判決だ。先に韓国検察は、尹議員に懲役5年を求刑していた。だが裁判所は横領の一部のみ有罪と認めただけで、残りの容疑は全て無罪と判断した。この判決が確定したら、尹議員は議員職を維持できることになる。破廉恥犯罪でも証拠がなく、法理に合わなければ罪には問えない。だがこの判決については、裁判所が尹議員側の主張のみを一方的に受け入れたのではないかという疑問を拭えない。
尹議員は、正義記憶連帯の理事長などを務めていながら、慰安婦被害者のための後援金など予算およそ1億ウォン(約1030万円)を個人的に流用した罪で起訴された。裁判所はこのうち1700万ウォン(約175万円)だけを有罪と認めた。認知症の症状を抱えるハルモニが正義連に7900万ウォン(約814万円)を寄付・贈与するよう仕向けた疑いも、無罪と判断した。ハルモニは認知症状態ではあるが、重症の認知症であるかどうか確認されておらず、寄付がハルモニの意思に反するものと見るのも困難だというのだ。検察の立証や証拠が足りないという理由だが、ほとんど尹議員側の立場を受け入れている。
裁判所は、検察がこの事件を起訴した後、裁判の争点を整理する公判準備期日だけで6回も開き、正式な裁判が始まるまで11カ月もかかった。こうした裁判遅延は尹議員のバッジを維持させようとするものではないか、という声が出ていたところ、最終的には罰金刑を言い渡した。1700万ウォンの横領を認めて罰金刑だけを言い渡したのも納得し難い。一般の私企業でも、1700万ウォンの横領は軽くない犯罪だ。その上、慰安婦のハルモニたちのために市民の寄付金を受け取る団体のカネを横領したのであれば、一層厳しく責任を問うべきだった。
この事件は、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)ハルモニが尹議員について「30年間、ハルモニを利用するだけ利用した」と暴露したことで明るみに出た。尹議員を起訴したのは、文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の検察だった。当時の検察がきちんと捜査をしていないのか、裁判所の判断に問題があったのかは分からない。どちらにせよ、控訴審では正義がまっすぐ打ち立てられなければならない。
「朝鮮日報日本語版」 2023/02/11 10:45
■雑音絶えない「尹美香事件」、一審判決まで2年5カ月…残りの議員任期15カ月を全うか
尹美香(ユン・ミヒャン)議員が横領などの罪で起訴されてから、一審の裁判で罰金1500万ウォン(現在のレートで約154万円)を言い渡されるまでに2年5カ月かかった。
この事件は、日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが2020年5月に尹議員の寄付金横領疑惑を提起したことで始まった。当時、李容洙さんは「(尹議員が理事長を務めた)正義記憶連帯(正義連)が慰安婦被害者集会の募金・基金を慰安婦被害者のために使ったことはない」と暴露した。
疑惑が提起されてから1カ月後の2020年6月には、正義連がソウル市麻浦区で営む慰安婦被害者休養施設の所長ソン氏が、京畿道坡州市の自宅で亡くなっているのが発見された。警察は、ソン氏が極端な選択をしたものとみなした。ソン氏が亡くなる前、尹議員と最後の電話をしていて、ソン氏の死亡の事実を警察へ最初に通報した知人が尹議員の補佐陣だということが明らかになると、論争は拡大した。2018年3月にソン氏名義の口座に入っていた募金182万ウォン(約19万円)が、これといった用途表記もなく尹議員の娘の口座に振り込まれていたことが分かった。
検察は、疑惑の提起から4カ月後の2020年9月に尹議員を起訴した。裁判が始まった当初、尹議員が「捜査記録が膨大で閲覧に時間がかかる」として裁判の延期を申請し、1カ月間裁判が開かれなかった。同年11月には、尹議員の裁判を担当するソウル西部地裁の部長判事が亡くなり、再び裁判が延期された。その後も、裁判の争点や証拠を整理する公判準備期日だけで6回も開かれ、裁判が遅延した。有罪か無罪を審議する正式な公判は、起訴から11カ月後の2021年8月にようやく初めて開かれた。
裁判が先送りされる間、尹議員は国会議員職を維持し、今も任期が1年4カ月残っている。今後、裁判が控訴審を経て大法院(最高裁に相当)まで行くとしたら、かなりの時間を要する見込みだ。韓国法曹界から「文在寅(ムン・ジェイン)政権当時、チョ・グク元法相、金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道知事、尹議員など与党側の人物に対する裁判が遅れるケースが特に多かった」「司法的審判を受ける前に任期を全て終えたら裁判は何の役に立つのか」といった声が出る理由はここにある。
尹議員はこの日の裁判の直後、「検察の強引な起訴がほとんど無罪と判明した」と語った。検察は「裁判所の判決に決して納得できない。すぐに控訴する」と表明した。李容洙さんはこの日、尹議員への判決言い渡しの後、本紙の電話取材で「言うべき話は全部言ったので分からない。気にしたくない」と語った。
キム・スギョン記者
イ・スンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
「中央日報日本語版」 2023.02.11 12:33
■「後援金横領」容疑の尹美香議員に罰金1500万ウォン…議員職は維持
正義記憶連帯への後援金を私的に流用した疑いで起訴された無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員が1審で罰金刑を言い渡された。
ソウル西部地裁は10日、補助金管理に関する法および寄付金品法違反、詐欺、業務上横領、背任など8件の容疑で起訴された尹議員に罰金刑1500万ウォン(約155万円)を言い渡した。尹議員と共に起訴された正義記憶連帯(正義連)理事Aは無罪となった。
尹議員は議員職喪失刑は免れた。関連法に基づき執行猶予を含む禁錮以上の刑を言い渡されて刑が確定すれば、議員職を喪失する。
検察は「長い歳月にわたり苦痛を受けたおばあさんたちのために市民が募金した資金を小遣いのように使った」として懲役5年を求刑した。共に起訴された正義連の元理事には懲役3年を求刑した。
尹議員は立場表明の資料を出し、「検察は1億ウォン以上を横領したとして起訴したが、裁判所は1700万ウォンほどを有罪と特定した」とし「釈明が不足した一部の金額についても横領の事実はなかったという点を繰り返し強調し、控訴審で誠実に立証する」と明らかにした。
「The Hankyoreh」 2023-02-11 07:45
■ユン・ミヒャン議員、「正義連の後援金横領」で罰金150万円…他の容疑は全て無罪
「横領」したとする1千万円のうち約170万円のみ有罪
裁判所「有罪認定額より多く寄付したことも」
ユン議員「検察が無理に起訴…有罪部分も控訴する」
【写真】ユン・ミヒャン議員が10日、西部地裁で「正義記憶連帯の後援金横領」事件の一審宣告公判後、記者団の質問に答えている/聯合ニュース
日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)の後援金を私的に流用した疑いで裁判にかけられたユン・ミヒャン議員(無所属)の容疑の大半において無罪が認められ、罰金1500万ウォン(約155万円)を言い渡された。
ソウル西部地裁刑事11部(ムン・ビョンチャン裁判長)は10日午後、詐欺や寄付金品の募集および使用に関する法律違反、補助金管理に関する法律違反、準詐欺、業務上横領などの容疑で起訴されたユン議員に罰金1500万ウォンを言い渡した。一緒に起訴されたキム・ドンヒ元韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊協・正義連の前身)事務処長は無罪を言い渡された。
裁判所は「ユン議員の罪は決して軽くない。ただし、かなりの部分は同事件の時期の回収金額などを考慮する時、職務違反の程度が重いとは思えない」としたうえで、「劣悪な状況でも挺対協の活動家を勤め、慰安婦被害者問題の解決のために努力した。有罪と認められた金額より多くの金額を寄付したこともあった」と述べた。
裁判所はユン議員に適用された容疑のうち、業務上横領の一部だけを有罪と認めた。検察はユン議員が2011~2020年、挺対協常任代表として勤めながら、挺対協所有の資金1億37万ウォン(約1030万円)ほどを私的な用途で使ったと主張したが、裁判所はこのうち約1700万ウォン(約175万円)のみをユン議員が私的な目的で使ったと判断した。
この他に適用された残りの容疑についてはすべて無罪が言い渡された。まず裁判所は、ユン議員が挺対協と正義連などを通じて寄付金を募集したことには問題がないとみた。検察は、ユン議員とキム元事務処長が2015~2020年に挺対協や正義連などを通じて計41億ウォン(約4億2200万円)程度の寄付金を募集する際、管轄庁に募集計画を申告しなかったと主張したが、裁判所は弔意金の募集などは寄付金とみることができず、残りの金額も正当な募集だと判断した。
裁判所はまた、別の争点である準詐欺容疑についても無罪を言い渡した。検察はユン議員が日本軍「慰安婦」被害者のキル・ユノクさんの認知症を利用し、賞金7920万ウォン(約810万円)を本人の意思とは関係なく正義連などに寄付させたと主張したが、裁判所はキルさんが重症の認知症を患っているとはみられず、以前にもキルさんが慰安婦問題解決のために寄付を行ってきたとして、これを認めなかった。この他にも、裁判所は政府とソウル市の補助金不正受領、安城(アンソン)憩いの場の敷地買い入れと運営過程で提起された業務上背任・公衆衛生管理法違反疑惑についても全て無罪を言い渡した。罰金刑が確定した場合、ユン議員は失職を免れる。
ユン議員は同日の裁判後、記者団に「検察の無理な起訴についてほとんどが無罪判決が出た。検察が無理に約1億ウォン以上横領したと主張した部分に対して極めて一部だけ、約1700万ウォンに該当する横領金は有罪となった」とし、「だが、その部分も横領していない。残りの控訴手続きを通じて十分に疎明していく」と述べた。正義連は同日、立場表明文を発表し、「市民団体に対する深い理解をもとに合理的な判断を下した裁判所に感謝する。検察の『叩けば埃が出る』式の捜査と無理な起訴の問題点も明らかになった」と明らかにした。
これに先立ち、日本軍「慰安婦」被害者のイ・ヨンスさんは2020年5月7日、正義連が慰安婦被害者たちのために後援金を使っていないという疑惑を持ち上げた。以後、市民団体などはユン議員など正義連関係者を検察に告発し、検察は同年9月14日、ユン議員を在宅起訴した。
検察はこの日「(裁判所の判決は)被告の主張だけを一方的に受け入れたもので、納得できない」とし、判決文を綿密に分析して控訴する方針を示した。
チェ・ユンテ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1079226.html
韓国語原文入力:2023-02-10 21:19
「聯合ニュース」 2023.02.10 16:33
■慰安婦支援団体の前理事長に罰金刑 寄付金横領=韓国地裁
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」への寄付金を私的に流用したとして業務上横領罪など八つの罪に問われた同団体前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員(無所属)の判決公判が10日、ソウル西部地裁であり、地裁は罰金1500万ウォン(約156万円)=求刑懲役5年=の判決を言い渡した。
【写真】判決公判を終えて地裁を出る尹美香氏=10日、ソウル(聯合ニュース)
地裁は「被告が個人口座に保管していた資金を任意に使用し、1700万ウォンを横領したと認められる」と指摘した。寄付金品法違反など、尹被告が問われたその他の罪については全て無罪とした。
尹被告は管轄官庁に登録せず団体の口座で計41億ウォンの寄付金を集め、慰安婦被害者の葬儀費用などの名目で計1億7000万ウォンの寄付金を個人の口座で募ったほか、寄付金を私的に流用したとして、寄付金品法違反や業務上横領罪などで2020年9月に在宅起訴された。
判決が確定しても尹被告は失職しない。公職選挙法と国会法によると、禁固以上の刑(執行猶予含む)が確定すれば失職する。