三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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梨泰院惨事遺族「地下4階の焼香所など絶対に行けない」ソウル市の方針を糾弾

2023年02月08日 | 韓国で
「The Hankyoreh」 2023-02-07 07:36
■梨泰院惨事遺族「地下4階の焼香所など絶対に行けない」ソウル市の方針を糾弾
 警察と対峙中、遺族が病院に運ばれる場面も 
「警察は私たちを止めずに献花してほしい」

【写真】10.29梨泰院惨事遺族協議会のメンバーたちが6日午後、ソウル広場に設けられた梨泰院惨事犠牲者合同焼香所で、ソウル市の市民焼香所撤去予告を糾弾している。焼香所を守るという意味で、遺族たちが互いのマフラーをつなげて握っている=キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 「ソウル市政務副市長から電話がありました。緑砂坪(ノクサピョン)駅の地下4階に焼香所の場所を用意したのに、どうして来ないのかと言われました。地下4階は梨泰院のあの狭い路地のように暗いところで、子どもたちが息もできず死んだところと同じような場所です。その洞窟の中に入って、我々遺族の声が消えるまで地中深く潜っていろという意味なのかと、絶対に行けないと言いました。ソウル市はそれならば我々と対話する必要なないと言っています」。
 今月4日、梨泰院惨事の遺族たちがソウル広場前に設置した「犠牲者市民焼香所」をソウル市が撤去する方針を貫いている中、遺族協議会のイ・ジョンチョル代表は6日、焼香所前でこのように述べた。これに先立ち、ソウル市は撤去措置を取るべき理由として、不特定の市民の自由な広場使用の保障と安全などを挙げた。
 ソウル市が焼香所の撤去を予告した同日午後1時、遺族協議会と市民対策会議はソウル市の方針を糾弾する記者会見を開いた。遺族30人余りは焼香所を守るという意味で、赤色のマフラーを縄のようにつなぎ、遺影前の冷たい地面に座り込んだ。ソウル市は同日、撤去のための行政代執行をするという1次戒告状を伝達したのに続き、2次戒告状も送った。2次戒告状に明示された自主撤去の期限は8日午後1時だ。
 遺族たちは「遺影と位牌を置ける最後の焼香所を設けてほしい」と訴えた。故イ・サンウンさんの父親のイ・ソンファンさん(57)は、焼香所と市役所の入口を埋め尽くした警察に向かってこう呼びかけた。「一夜にして子どもを亡くした遺族の血のにじんだ涙が見えませんか。警察の皆さん、菊の花を一輪差し上げます。あのかわいそうな子どもたちに触れるより、献花をお願いします」。遺族たちは「48時間以内の撤去を求め、(行政代執行法上)公益的理由もなく行政代執行に踏み切るというのは手続きの上でも、内容においても違法だ」と主張した。

【写真】梨泰院惨事遺族などが6日午後、ソウル中区の市庁広場に設けた梨泰院惨事犠牲者合同焼香所で行った「ソウル市の市庁焼香所撤去予告糾弾記者会見」で、参加者たちが菊とプラカードを持っている=キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 一方、同日午前、焼香所に入ろうとする遺族と警察との衝突で、故チェ・ミンソクさんの母親など2人が倒れて病院に運ばれた。遺影が寒そうだとして電気ストーブを持ち込もうとした母親たちを警察とソウル市職員たちが阻止するのを見て、他の遺族も抗議に乗り出す過程で遺族が倒れた。残った遺族たちがソウル市に謝罪を求めるため、市庁に入ろうとしたが、ソウル市と警察に阻まれ、数分間にわたり対峙が続いた。警察は同日、機動隊600人余り(10個部隊)を市庁近くに配置した。

チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1078524.html
韓国語原文入力:2023-02-06 21:52
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