リニア中央新幹線の明かり区間(鉄道路線でトンネルでは無い部分をこのように呼ぶそうです)が密閉フードに被われてしまうことが、2013年5月13日に甲府市で開催されたJR東海の説明会以後にニュースなどでも取り上げられて問題になりました。
その対策を検討中のJR東海が示したという小窓設置のテスト部分が2013年7月17日夕方の県内テレビニュースで流れました。私はいつものことでナガラテレビでしたが、リニアという言葉を耳にして画面を見て、とっさにキャプチャーした画像です。
この「小窓」については、「東濃リニア通信」の 2013-07-22 記事、広瀬さん講演予告! リニアのパラパラ漫画! リニアの運転手!に中日新聞が報じた記事が紹介されていますのでご参照ください。
この画像のようなものは掲載されていませんので、リニアに関心をもつ鉄道ファンの方々にもご承知頂く必要があると考えて掲載します。
「東濃リニア通信」記事のタイトルにある「リニアの運転手!」の意味についても記事をお読みください。とても参考になる他山の石です。
第2回中央新幹線小委員会 配布資料 の「技術事項に関する検討について(PDF形式:8.6MB)」 から引用したのが下図です
「実用化に必要な技術が確立している」と書かれています。山梨県行政各位が知らなかったはずがない。知事や市長が今頃になって土管は嫌だと言えるのかどうか、確認するためにシロウトの私が見付けたものです。
この報告が出た時点で山梨県内の沿線騒音に対する具体策を確認しておくことは当り前でしょう。それが未確定なら、まずはそれが確定するまでリニア推進を凍結するのが税金を預る方々の責任だと思います。
国土交通省に設置されたリニア中央新幹線関係の委員会は複数あるようで、私は未だ全部を確認していません。気が付いた時には資料を手元に保存するように処理しています。自分の仕事が一段落したらWebページに編集しておくつもりです。貧乏な私ですが、その為のパソコンとサーバーの増強だけはしてあります。
尚、中央道下り線の初狩PAには、笹子トンネル天井崩落事故犠牲者の方々の追悼碑があることをご紹介しましたが、その傍にPAからの展望を説明するイラスト掲示があります。そこに山間のリニア線路が見えることが図示されています。私は先日も夜間に通ったので追悼碑にお参りしただけでしたが、いつか昼間通る機会があったら確認してみたいと思っています。
2013年7月24日に川崎市麻生区で開催されたJR東日本のリニア中央新幹線神奈川県説明会について、7月25日の神奈川新聞が報じました。
相模原市橋本に予定されている駅は地下駅です。『駅は地下3階構造となる見込みで、深さ20~30メートルの位置に設ける。地上から掘削し、地下3階部分にホームを構築した後、上部を埋め戻していく方式で建設を進める。』
『地下2階部分は改札設備やトイレ、機器室などが設置される。地上と地下1階部分は活用可能なスペースが生じるため、同社は「大きな荷重がかからない形で地元に活用してもらうことを想定している」とした。』
大深度地下線路からの非常口について、どんな説明がされたのかは神奈川新聞の記事では書かれていませんが、 『現在3キロ幅の概略ルートのみで示されている路線や立て坑(非常口)の具体的な設置場所については明らかにせず、「秋に公表予定の環境影響評価準備書の中で報告したい」と従来の説明を繰り返した。・・・・質疑応答では緊急時の安全対策への疑問が噴出したほか、計画の凍結を求める声も上がった。』
東京の主要道路として環状八号線(環八)が完全開通するまでには住宅の立ち退き問題による遅れなどがありました。
リニア中央新幹線の東京~神奈川では非常口用地確保の問題が地元自治体の都市計画とも関係して、かなり面倒なことになるでしょう。
7月30日、東京町田市での説明会のレポートが確認できたら、非常口問題も確認しておきたいと思います。
計画の凍結! 山梨県が全く視野に入れていないのは大きな問題だと思っていますが、山梨県民の皆さまは想定外なのでしょうか。
以上、とりあえずメモです。後日別ページに編集更新します。