ICT甲府
世の中が左になびけば右に立ち、右に行くなら左を観る、へそ曲がりの天邪鬼




2016年12月2日にこのページの続きとして 中央道笹子トンネル事故から4年、犠牲者の慰霊式が開催されました を書きました。

笹子トンネル事故の中日本高速 国交省元事務次官が天下り 安全コスト削減の“旗振り役”(しんぶん赤旗 2016年9月25日)記事から要点のみ引用しておきます。(引用されている国会会議録は確認していません。この項 2016-09-29 追記)

2016年6月、増田優一・元国土交通省事務次官が中日本高速の専務・代表取締役に就任
2005年10月の道路公団民営化の際に道路局次長、民営化の方針の一つはコスト縮減
2005年4月の国会で増田氏は「4公団の管理コストにつきましては、(中略)3割削減をすでに達成したところでございます」(参院行政監視委員会)と答弁
2012年12月2日の笹子トンネル事故当時、国土交通省の国土交通審議官(高速道路担当)
2013年には国土交通省事務次官に就任
2014年4月、高速道路建設などの借金返済期限を2050年から2065年に先延ばしする道路法等の改定法案を国会に提出

中日本高速は本紙の取材に「増田氏は有料道路などの道路行政、防災行政に精通し、行政上の経験も豊富。本社の専務に適任であることから選任した」と回答。国交省は「中日本の判断で選任されたもの。こちらから選任を求めたものではない」としています。

2016年2月16日の一審判決に対して12人の原告のうち9人が判決を不服として、2月29日に横浜地裁に控訴状を提出したとのことです。2週間と定められた控訴期間の最終だったようです。【2016-03-01 追記】

ご遺族が中日本高速道路社長など役員4人に2400万円の損害賠償を求めて2014年2月3日に民事訴訟を起され、その第1回口頭弁論は2014年3月25日に行なわれました。2015年10月13日にこの裁判は結審しました。
2016年2月16日の判決、横浜地裁は中日本高速と子会社の当時の役員らの過失責任は認めず、遺族側の訴えを棄却する判決だったと2月16日に県内メディアのニュースで報じられました。
山梨県警が中日本高速道路の点検が不十分だったことによる業務上過失致死傷の疑いで捜査継続中であることを報じたニュースもありました。
NHK山梨のニュースが判決の意味を丁寧に報じていましたので引用しておきます・・・『横浜地方裁判所の市村弘裁判長は「事故が起きたことについて会社組織としての問題点を指摘することはできるが、当時の社長ら4人は、施設の管理に直接、従事していたわけではないので、事故を予測できたとは認められず、過失があったとは言えない」などとして遺族の訴えを退けました。』

大規模なインフラや大量生産の製品で事業体の過失によると思える事件事故のニュースは絶えることがありません。原発事故や自動車のリコールなど世間を騒がせています。
行政組織も含めた組織体の問題点を指摘することはあっても、その最高管理者の責任にまで拡大することは避けるというスタンスがなんとなく感じられます。組織で生じる事案としてセクハラ、パワハラのような個人対個人の問題とは異なる、国策にも影響するような大規模事業の責任の所在に関する司法としての立場なのかと思います。自分はリニア中央新幹線事業も同じように扱われることを予想しています。【2016-02-16 追記】


2015年12月22日の横浜地裁判決に対して控訴期限の2016年1月5日、中日本高速など被告側は控訴しないと発表し原告側も控訴しないとのことで一審判決が確定します。(この報道は 共同通信47NEWS 2016年1月5日 15時18分 など)
中日本高速道路株式会社からも、設置しているページ 「笹子トンネル天井板落下事故について 」社長メッセージ などを通じて公式な発表があると思います。国土交通省のページ 「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」 と併せて記録が保存され続けることを期待したいと思います。
リニア中央新幹線事業でも原子力発電所再稼働事業でも役に立つ史料になるでしょう。
【このブログ記事はこれで終結。後日Webページとして残します。2016.01.05】

地裁判決_笹子トンネル事故 22時からのテレビ朝日報道番組からキャプチャーした画像です。共同通信 2015年12月22日 14時09分記事は簡明です。
中日本高速は上告すると思えますので、未だ先は長い。
テレビ朝日番組が紹介していました~9名の犠牲により全国のインフラ老朽化対策が進み出したという意味のお話をご遺族の方がされたとの事でした、つらいお気持ちをお察ししながら、犠牲者の方々のお蔭様で私も安全でいられる事をあらためて痛感します。
多くの人々がアブナイと言っていることを意に介さず事業を進めていく人が国や組織の中枢に多い現状、彼等は頭に血が上っている分だけハートが冷えきっている気の毒な人々でしょう。【2015-12-22 23:20 追記】

笹子トンネル入り口に信号機、2015年12月1日午後3時から運用を開始(毎日新聞山梨版 2015年11月20日)山梨県警が新聞社に提供した写真を引用しておきます。『信号機はトンネルの上り線入り口(甲州市大和町)と下り線入り口(大月市笹子町)に2機ずつ配置。また入り口の約300メートル手前も車線数に応じて3機ずつ予告灯を置いた』

中央自動車道(勝沼IC~大月JCT)笹子トンネルで昼夜連続車線規制
2015年9月6日(日)~12月25日(金)、笹子トンネルのPC板撤去、はく落対策、照明設備、非常用設備の更新などの工事(NEXCO中日本 2015年08月21日
上り線:2015年11月1日(日)19時 から 12月25日(金)8時まで
下り線:2015年9月6日(日)19時 から 12月25日(金)8時まで
(1)期間中の金曜日(8時)から日曜日(19時)までは、規制はおこないません。
(2)9月の大型連休(9月19日から9月27日)は、規制をおこないません。
(3)10月10日~12日および11月21日~23日の連休は、規制をおこないません。
(4)東名集中工事期間中(11月16日から11月27日)は、夜間車線規制のみ。

2015年10月13日、ご遺族が当時の会社側役員4人を訴えた裁判が結審し、2016年2月16日判決とのことです。(2015-10-13 県内ニュース)

追悼の碑 2015年6月30日、横浜地裁で開催されて全ての審理が終了、被害者ご遺族が会社側を訴えた民事裁判の判決は2015年12月22日とのことです。争点はこれまで記録してきた通りです。
30日にはご遺族が当時の会社側役員4人を訴えた裁判も行なわれ、中日本高速道路前社長の金子剛一氏が出廷、本人尋問を受けたとのことです。こちらはこれからも審理が続く事案です。

7月1日付けでアップロードされた読売新聞山梨版記事、「笹子崩落 賠償訴訟が結審…12月22日判決」 も確認できました。分かりやすくまとめられています。
【2015-03-17 追記】として枠内に記載したリンク先(国土交通省、中日本高速道路など)は活きています。
山梨県警による刑事事件としての捜査状況は不明です。

(私のソースはメディア情報のみですから、リンクが切れる前に各紙山梨版記事をご確認ください。これでこのブログ記事は終了し、時間が出来た時に自分のホームページで整理します。2015-07-01 記)


2015年5月12日の第14回口頭弁論、遺族側と中日本側がこれまでのそれぞれの主張をまとめた最終的な書面を提出し、早ければ次回6月30日にも結審する見通しになった。(読売新聞山梨版 2015年05月13日)

◇ 遺族が2014年2月3日に中日本高速道路社長など役員4人に2400万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論は2014年3月25日でした。『この日(2015年5月12日)は遺族が事故当時の中日本高速道路と子会社の社長と役員計4人を相手取った訴訟の口頭弁論も開かれ、遺族側が4人の本人尋問を求める申請書を提出した。』と読売新聞が報じていました。裁判長も法廷も違うと思いますが、こちらの裁判も平行して進められているのだと思います。

世の中には様々な事業、仕事がありますが、それぞれのチェック体制もあって、P-D-C-A サイクルで動いていると思います。C-A の段階では P で進めた結果を観て今後を予見・想定し、次の D を修正していくアクションがなされるのが通常のプロセスです。
近年、日本の政治・行政は P-D はもとより C-A 段階まで恣意的にねじ曲げてしまう気配を感じます。私は以前、この裁判から原発問題やリニア問題と共通するものを読み取りたいと書きました。その気持ちは変わりません。【2015.05.13 記】


2015年3月31日の第13回口頭弁論で横浜地方裁判所の市村弘裁判長から、次回5月12日までに原告、被告双方から最終準備書面の提出を求め、6月30日の口頭弁論で結審という予定が示されたようです。(3月31日NHK甲府及び山梨放送のニュース記事から)
NHKの記事によると原告(遺族側)は点検計画の変更について当時の保守・点検の責任者2人を証人として申請したが、中日本側は「証人尋問は必要ない」という認識を示し、裁判所も「これまでの証拠で足りる。現段階では必要がない」として判断を保留したとのことです。
福島原発人災の原因ともなった津波予測の扱い方が判明した時に驚いた国民は多かったはずです。笹子事故についてこれまでの証拠で足りると判断した横浜地裁がどういう判決を示すかは、今後のリニア問題を見ていく基礎にもなると思えます。リニア事業についてはどのようなデータに基づいてどのような説明がされているかを、既に多くのネティズンがブログやFacebookに記録しています。それらの記事は読み捨てずに手元に保存しておくことが大切です。ネット記事はしかるべき筋のクリック一つで消滅します。


2015年1月20日、第12回口頭弁論、被告側の証人尋問では中日本高速道路八王子支社の善田健一・副支社長と子会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京の大鐘俊夫・土木管理部長が出廷。(読売新聞山梨版2015年01月21日記事
焦点は2012年9月(事故の3か月前)に行われた詳細点検の方法が当初計画の打音検査から目視検査に変更されたこと。被告側の証人は変更しても問題は無かったと証言した、とのことです。
点検計画の変更が、どのような理由、経緯で決まったのかは現場第一線で点検に従事した方々も知りたいことでしょう。自分達の点検後に発生した事故は生涯の重荷となっているでしょう。このやり方ではいけないと思っていても命じられた通りにやるしかなかった。
どのような仕事でも生じる事であり、どんな組織でも最終的にトップの責任が問われるのは当然です。

次回第13回は2015年3月31日

【2015-03-17 追記】gooブログのアクセス集計ではこの記事も毎日数件の閲覧がありますが、私には詳しい情報はわかりません。メディアが報じた時に一応確認してきた程度の内容です。
Web検索をかけてみたら弁護士さんが記事を書かれていることに気付きました。「弁護士今西順一の経過報告書」とタイトルされたブログですが、この事件をご担当になっている方ではないと思います。基本的なポイントが書かれていると思ったのでご参考までにリンクしておきます・・・
◇ 2013-01-19 笹子トンネル事故の責任2
◇ 2012-12-09 笹子トンネル事故の責任
刑事告訴の方については山梨県警の捜査状況などメディアからも情報は出ていないと思います。最近はほとんど新聞サイトなど見ないので私が知らないだけかとも思っています。近い未来に生じるであろうリニア事故に際して参考になる事案だとも考えて記録をしてきました。自分の一票は大切にしたいネティズン・有権者の一人です。
第1回口頭弁論は2013年7月29日、横浜地方裁判所(市村弘裁判長)でした。
国土交通省-中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故関連情報
中日本高速道路-笹子トンネル天井板落下事故について
SciencePortal-トンネル事故に対する山梨県警の捜査を考える(掲載日:2012年12月13日)


2014年12月2日夜のテレビ朝日報道ステーションが慰霊祭を報じていましたので、画面キャプチャーで引用します。警察の捜査状況についてコメントはありませんでした。

三回忌慰霊祭

笹子訴訟 1月20日に証人尋問(読売新聞山梨版 2014年11月26日)『遺族が中日本高速道路と子会社を相手取り、計約9億円の損害賠償を求めた訴訟の第11回口頭弁論が2014年11月25日に横浜地裁(市村弘裁判長)で行われた、2015年1月20日の第12回口頭弁論で原告側から遺族7人、被告側から中日本高速の関係者2人の証人尋問が行われる』と報じています。
◇ 中日本高速道路(名古屋市)や子会社「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」(東京都新宿区)を相手取り、約8億9600万円の損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論は2013年7月29日でした。今回が第11回です。
◇ ご遺族が2013年2月に中日本高速と子会社のトップら4人を刑事告訴し、山梨県警が業務上過失致死傷容疑で捜査を進めている・・・という報道がありました。その後の状況は知りません。
◇ 遺族が2014年2月3日に中日本高速道路社長など役員4人に2400万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論は2014年3月25日でした。その後の状況は知りません。

読売新聞の記事に気付いたので訴訟問題について更新しましたが、私自身は高速道路利用者の一人という以外には、この事案に関係ありません。この記事をまとめてきたのは原発問題やリニア問題と共通するものを読み取りたいと考えたからです。ブログ記事ではフォローできないのでWebページに移動する予定でいます。(2014.11.30)

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2014月12月2日、昨年に続き慰霊式が開かれることになりました。三回忌です。
今年は遺族が希望するトンネル内での黙とうも行う方針。追悼慰霊式はトンネルを管理する中日本高速道路が行うもので、11月19日、宮池克人社長が明らかにした。当日は遺族をはじめ中日本高速の役員らが出席し、事故発生の午前8時3分に笹子トンネル下り線の、大月市側出口付近で黙とうと献花を行い、その後都留市の 「シティホール都留」 で追悼慰霊式を開く。(以上、11/19 19:21 山梨放送記事 と 中日本高速道路社長記者会見 より)
『追悼慰霊式終了後、会場において11時から16時の間、一般献花をお受けいたします。』

笹子事故遺族…「企業責任問う罰 導入を」(読売新聞山梨版 2014年11月30日)『遺族の中から事故で企業の責任を問える「組織罰」の導入を目指し、他の事故の遺族と勉強会を開く動きが出ている。』
5人の思い出、ずっとシェア 笹子トンネル事故 来月2日で2年(東京新聞 2014年11月25日 夕刊)『犠牲になった9人のうち、二十代の男女5人が暮らしていた東京都千代田区のシェアハウスには、今も在りし日の写真が飾られている。住人が入れ替わっても、5人の笑顔の写真をながめながら当時の暮らしぶりを語り、命日やお盆には全員でしのんでいる。』 と書かれている記事です。
笹子トンネル天井板落下事故 追悼慰霊式(山梨県-知事の動き 2013年12月02日)『横内知事は、笹子トンネル天井板落下事故追悼慰霊式に参列しました。』と2013年の記録記事です。

このページで記載していた訴訟関連の情報(民事訴訟、年内結審予定)は2014年5月以降編者としてはフォロー不能なので中断しています。


2014年5月20日の第7回口頭弁論後、『市村裁判長らと双方代理人が協議。遺族側の立川正雄弁護士によると、裁判所側は次回以降、遺族や点検担当者の証人尋問などを進め、年内に結審するスケジュールを示したという。』毎日新聞山梨版 5月21日)
遺族側は事故直後の緊急点検結果と併せて、過去の詳細な点検記録も証拠として提出させることを裁判所に求めているが、中日本高速側は「事故原因と関連がない」として記録開示に応じていない、とのことです。
私はメディア情報の確認が遅れたので毎日新聞の記事しか読めませんでした。次回の日程はわかりません。この事件もそろそろ風化させる力が働く段階に入ったのかも知れません、「美味しんぼ」問題でも分かりましたが、風化させようとする力は被害者よりはるかに大きいです。
このページで1年前に残していた記録を再掲しておきます・・・この報告書がその後どのように関係方面で活用されているか、それを確認していくのもジャーナリズムの仕事かと思っています。でもそうはならない、させない、そういう力が常に働くと分かったのも原発人災をフォローしたお蔭です。

2013年5月28日に開催された、第5回「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」が報告書の骨子をまとめて報道陣に公表したようです。国土交通省-中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故関連情報
第5回の配付資料12?報告書(骨子案)が当該文書です。PDFファイル 1,259 KB 全21ページ、以下は最終ページから引用。

まとめ
 本事故は、通常の供用状態下において、道路構造物が原因となり、多くの死亡者・負傷者が生じた我が国において例を見ない重大な事故と認識。
 本報告の趣旨を踏まえ、各道路管理者が直ちに再発防止策を講じることを期待する。
 接着剤の長期耐久性については、今後多方面にて調査研究がなされることを望む。
 今回の教訓を踏まえ、点検要領の整備、設計基準の改訂が着実に進められることを望む。
 各現場における構造物の経年変化、並びに、点検の実施計画、計画を変更した場合にはその経緯等に関する情報が組織内で共有・継承されるように、特定の技術者や点検員が定期的に当該構造物の点検に携わるようにするなど、補修履歴等が確実に記録・保存される仕組みの構築やマネジメントの実施がなされることを望む。
今後、国並びに各道路管理者は、以上を教訓に確実な維持管理等に係わる仕組み、実施体制の整備を図っていくべきである。


追悼の碑 2014年3月25日は、企業に対する裁判の第6回口頭弁論(A)と、2014年2月3日に遺族が中日本高速道路社長など役員4人に2400万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論(B)でした。
(A)では、『遺族側は、2000年の詳細点検でアンカーボルトの脱落が2か所、ゆるみが215か所確認されたにも関わらず、補修工事を行った記録が残っていないとした上で、それ以降12年以上も詳細点検は行われておらず、事故前の9月の点検では打音検査やボルトを触って確認をする「触診」が必要だったと主張。事故は予見できなかったと主張する被告側に対し、過失責任はあったと反論しました。』(テレビ山梨ニュース、NHK甲府のニュース)
(B)では、『原告側は、「5年に1回、詳細な点検を行うとする会社の要領に違反していたにも関わらず、社長らが変更を指示しなかった」、「4人は従業員に点検計画を作成させる義務を怠り、事故を発生させた過失があった」などとして社長ら個人にも過失があると主張しました。これに対し役員側は「個人の責任について具体的に示していないうえ、過失についての主張は事実に反する」と争う姿勢を示しました。「個別の点検計画の内容を承認するのは支社長で、社長らはその立場になく、責任は負わない」、「点検計画や実施計画について承認や審査をする立場にない」として、「法的責任を負わない」とする答弁書を提出しました。』 (NHK甲府のニュース、テレビ山梨ニュース より) 第7回は2014年5月20日(火)に行われる予定

2014年2月4日、第5回弁論では、中日本高速と子会社側が詳細点検の方法などを説明する書面を提出。中日本高速は、変更後の点検方法でも「点検要領には違反していない」とした。事故の3カ月前に行われた天井板裏側の点検が簡略化された経緯について、子会社が「中日本高速の了解を得た」との認識を示したことに、中日本高速は「協議や了解をした認識はない」と主張。両社の言い分は食い違った。(読売新聞山梨版、山梨日日新聞 2月5日記事)
2月3日には遺族計12人が中日本高速道路と、子会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京の役員ら4人を相手取り、計2400万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。遺族側の代理人弁護士は「中日本高速も子会社も事故原因の追究に協力していないため」と説明。(読売新聞山梨版 2月4日記事) 第6回は2014年3月25日に行われる予定

2013年12月17日に第4回口頭弁論が行われた。過去の点検経緯の説明を求めた遺族側に対し、子会社側は、事故3か月前の詳細点検について、計画時に延べ90人だった作業員を半分以下の延べ42人に減らし、作業日数も4日少ない6日に縮めたことを明らかにした。閉廷後、遺族側の代理人は「点検の縮小理由などを追及したい」と述べた。(読売新聞山梨版 2013年12月18日)
第5回は2014年2月4日に行われる予定

2013年11月05日横浜地方裁判所(市村弘裁判長)で行われた3回目の裁判、中日本高速道路側では、「天井板が緊急に補修する必要があるほど劣化しているとの認識はなかった」、ゆえに「事故は予見できなかった」と主張した。事故前の9月点検でも、「目視点検と打音点検がされ点検要領には違反していない」との主張(NHK山梨、UTY テレビ山梨のニュース記事 11月5日)。
第4回は2013年12月17日に行われる予定
 【 11月6日の各紙から市村裁判長の発言を補足しました】
点検業務に関する2社の関係性などをさらに明らかにするよう被告側に求めた(神奈川新聞)。
点検計画を立案した経過や部署など具体的な事実の説明を中日本側に求め、9月に行われた点検などについて「客観的な事実を明らかにしてほしい」と中日本側に述べた(毎日新聞山梨版)。
中日本高速側に対し、訴訟を進めるためには事実を詳しく説明する必要があるとして、笹子トンネルの点検計画が策定・変更された具体的経緯などを明らかにするよう求めた(読売新聞山梨版)。

事故の原因-それが発生する確率の予測-それをベースにした日常の対応(このケースでは点検要領か)、この流れの中で「想定内の引き出しの大きさを決めた人々」の責任と、当事者(被告側)の責任との関係について考えることは、原発人災の責任を追及する告訴事案と極めて近いものがあります。笹子トンネル事故裁判は過去の大規模な公害裁判の事例とも深く関連したものです。リニア中央新幹線計画の進行に伴う災害、事故への対応の前例にもなるはずだと私は考えています。中日本高速道路は12月に現地で慰霊祭を行なうと報じられています、その点は東京電力(及び原子力ムラ)のスタンスとは異なるでしょう。
尚、山梨県警が処理しているはずの刑事告訴側の情報には私は気付いていませんし未確認です。
さらに、最近報じられましたが、高速道路を跨ぐ橋について管理は地元自治体で、その点検が行なわれていないケースが多いとのこと。既存のインフラをどう維持していくかが大切ですが、新しいものばかり欲しがるような状況が蔓延しているようで驚きました。

2013年9月24日横浜地方裁判所で行われた2回目の裁判、原告側は、「事故の3か月前の2012年9月の点検で、打音検査などの計画を立て、子会社に指示していれば異常に気づき、事故を防ぐことができた」と改めて主張、中日本高速道路側は事故の危険性を認識できず、重大な過失はなかったとして争う姿勢。第3回は2013年11月5日に行われる予定 とのことです。(NHK甲府のニュース記事より)

2013年7月29日行なわれた第1回口頭弁論の詳細報道として次の記事があります・・・
中央道トンネル崩落:損賠訴訟、初弁論 「命の尊さ軽視」 遺族、答弁書に憤り(2013年07月30日 毎日新聞山梨版)
「これは事故ではなく殺人です」 笹子トンネル事故訴訟初弁論、遺族ら陳述(2013年07月30日 産経新聞山梨版)
「命の重さ考慮を」会見で遺族ら非難(2013年07月30日 産経新聞山梨版) 記者会見内容、ご遺族の意見陳述(一部)が掲載されています。
第2回口頭弁論は9月24日(火)


2013年5月29日付けの毎日新聞山梨版および読売新聞山梨版の記事によると、この事故に関する【民事訴訟】については以下の通り。
1.被害者のご遺族はトンネルを管理する中日本高速道路(名古屋市)や子会社「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」(東京都新宿区)を相手取り、約8億9600万円の損害賠償請求訴訟を横浜地裁に起した。
2.2006年に米国で起きた同様の事故が高速各社に報告され、09年には笹子トンネルで天井板撤去計画もあったことなどから、「中日本高速は老朽化や改修の必要性を認識しており、事故を予見できた」と訴状で主張している。
3.第1回口頭弁論は2013年7月29日に決まった。

【刑事告訴】
 ご遺族は2013年2月に中日本高速と子会社のトップら4人を刑事告訴し、山梨県警が業務上過失致死傷容疑で捜査を進めている。

中央自動車道下り線の笹子PAに設置された「追悼の碑」 にお参りさせていただきました。深夜でしたのでガラス越しですが、忘れないように写真を残します。この位置は 須玉日記 さんが記録された工事中の写真で、トラックが停まっている辺りの歩道上です。私は下り線PAの昼間の景色を知りませんでした。笹子トンネル天井板落下事故(Wikipedia) にも追悼の碑と献花台の写真があります。


2013年5月28日に開催された、第5回「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」が報告書の骨子をまとめて報道陣に公表したようです。国土交通省-中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故関連情報
第5回の配付資料12?報告書(骨子案)が当該文書です。PDFファイル 1,259 KB 全21ページ、以下は最終ページから引用。

まとめ
 本事故は、通常の供用状態下において、道路構造物が原因となり、多くの死亡者・負傷者が生じた我が国において例を見ない重大な事故と認識。
 本報告の趣旨を踏まえ、各道路管理者が直ちに再発防止策を講じることを期待する。
 接着剤の長期耐久性については、今後多方面にて調査研究がなされることを望む。
 今回の教訓を踏まえ、点検要領の整備、設計基準の改訂が着実に進められることを望む。
 各現場における構造物の経年変化、並びに、点検の実施計画、計画を変更した場合にはその経緯等に関する情報が組織内で共有・継承されるように、特定の技術者や点検員が定期的に当該構造物の点検に携わるようにするなど、補修履歴等が確実に記録・保存される仕組みの構築やマネジメントの実施がなされることを望む。
 
今後、国並びに各道路管理者は、以上を教訓に確実な維持管理等に係わる仕組み、実施体制の整備を図っていくべきである。


事故のワゴン車保存へ 中日本高速、遺族要望受け(産経新聞 2013年4月30日)
『笹子トンネル天井板崩落事故で、中日本高速道路は遺族の要望を踏まえ、死亡した5人が乗っていたワゴン車を引き取り保存する意向を固めた。具体的な保存、活用方法は遺族と協議し検討していく・・・ワゴン車は事故後、山梨県警で保管されている。中日本高速によると、事故直後からの補償交渉の過程で5人の遺族から保存の要望があった。・・・遺族は5月、中日本高速などに数億円の損害賠償を求め横浜地裁に提訴する。』


笹子トンネル崩落から4か月(読売新聞山梨版 2013年4月3日)
犠牲者の両親、退職し訴訟専念…笹子事故4か月(読売新聞 ホーム>社会 2013年4月2日)


2013年02月07日、中央自動車道 笹子トンネル(上り線)の開通予定時間(NEXCO 中日本)
2013年02月01日、中央自動車道笹子トンネル(上り線)の開通見通し 2月8日(金)の開通を予定(NEXCO 中日本)

2013年01月09日、中央自動車道 笹子トンネルの復旧について(NEXCO 中日本)
笹子トンネル(上り線)についても安全確保のうえ早期開通を目指すこととし、天井板撤去作業に着手することとなりましたのでお知らせします。撤去作業着手日 1月11日/開通目標 2月下旬を目標に開通

国土交通省関東地方整備局-中央道対面通行に伴う周辺道路情報(甲府河川国道事務所)
国道20号(大月IC~勝沼IC間) 交通状況ライブカメラ(勝沼、笹子、初狩、梁川、田野倉) 画像は約20分おきに切り替わります。気象情報その他、情報多数あり
中央道対面通行周辺道路情報 Twitter

大月IC~河口湖ICは、2013年1月1日午前0時から無料化・・・対象は「河口湖IC及び都留ICを入口または出口とする走行」 、迂回による料金調整の詳細は、中日本高速道路(PDFファイル 229 KB)・・終了日については、決定次第ホームページ等でお知らせいたします。
PDFファイルには、『大月IC~河口湖IC、大月IC~都留IC、都留IC~河口湖ICを走行した場合0円となりますが、従来の通行方法で通行してください。』 と書かれています。この無料化は交通の分散、混雑緩和を計る意味とのことですから、大月ICで降りずに大月JC経由で通行してくださいという意味でしょう。

Cnexco_toll
同じ迂回路で上りと下りで料金が違う? 記事をご確認ください。私が何か誤解しているかも・・・

2012年12月28日、中央道 笹子トンネル対面通行に伴う渋滞予測・迂回案内・無料措置による料金調整のご案内『2013年1月1日0時から、中央道富士吉田線(大月IC~河口湖IC)を無料とし、中央道富士吉田線と国道137号などを経由して中央道に乗り継ぎいただく場合の料金を、大月ICから国道20号を経由して中央道に乗り継ぎいただく場合の料金と同額とする料金調整を行います。』

笹子トンネル対面交通規制により、勝沼インターから中央道上り線には入れません。

NEXCO中日本、「大月IC~河口湖ICの通行料は無料にします」 という情報が出てくるのを待ちたい。・・・と書いておいたのですが、
◇ 2012年12月27日の県内ニュースによると、『山梨県は中央道が全面復旧するまで交通の分散を図ろうと、う回路となっている中央道・富士吉田線の無料化を、国などに要望した・・・中日本高速道路は、「本社に報告し対応を求めます」と回答した』 とのことです。
◇ 2012.12.28 産経新聞山梨版 中央道・富士吉田線を当面無料に『太田昭宏国土交通大臣は28日の閣議後の会見で、笹子トンネル(山梨県)事故に関連して、中央自動車道の富士吉田線(大月IC~河口湖IC)を、当面無料化するよう中日本高速道路に指示したと語った。』

◇ 国土交通省-笹子トンネル(下り線)の開通見通し 12月29日 午後2時開始、下り線を用いた対面通行(上下1車線ずつ)で開通(委細はNEXCO 中日本記事参照)

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◇ 2012年12月13日 国土交通省 報道発表資料、トンネル天井板の緊急点検結果について
 (中央道笹子トンネル(下り線)について)
 ・天井板吊り金具のアンカーボルトの不具合(632箇所)等が確認されました。なお、下り線の安全を確保した上で早期に交通を確保するため、天井板の撤去工事を実施しています。

国道20号 新笹子トンネルは通行車両の制限高さ 3.9メートルです。
一般社団法人全日本建設技術協会の機関紙「月刊建設」、「VOL.56 2012年7月号 公共事業の効率的な事業の推進」に、「新技術を活用した国道20号新笹子トンネル補修(剥離防止対策)について」 があるのを見付けました、その末尾に 『現在の建築限界(4.5m)が確保されておらず、3.5mの高さ規制を行っている状況もある。』 と書かれていました。
私は正確なことを知りません、念の為にお尋ねください、国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所 〒400-8578 山梨県甲府市緑が丘1-10-1 電話:055(252)5491
私は何度か通ったことがあり、確か道路上に警告表示や車高制限のガードがあったような気がしたのですが、迂回路情報ページでは確認できませんでしたのでメモしておきます。2012-12-11 追記

12月2日ブログ記事での第一報以後、ブログを更新してきましたが、Webページとして更新を続けることにしました。コメントはブログ記事で受付設定しています、私は道路や工事について不案内ですので、専門的なご意見はこちらの記事中に転載させていただく場合もございます、「コメントのみ」と付記いただければ転載はいたしません。】


◇ 埼玉県県土整備部 秩父県土整備事務所 140号線などの道路交通規制情報 2012年12月11日更新
◇ 山梨県県土整備部 道路管理課 山梨県道路規制情報
◇ 山梨県庁-中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故について 更新日:2012年12月6日
迂回路案内のページにもリンクされています。

中央自動車道の通行止めによる多方面への影響
交通状況のお知らせ(国土交通省甲府河川国道事務所)
トンネル崩落:大動脈寸断 迫る年の瀬(毎日新聞 2012年12月03日)
富士の国やまなし観光ネット
NEXCO中日本、「大月IC~河口湖ICの通行料は無料にします」 という情報が出てくるのを待ちたい。


産経新聞山梨版に記事、写真多数あり、下の画像はアップロードされていた号外PDFファイルからです。縮小してありますのでソースでご確認ください。
私は今日は夕方まで寝込んでいて全く知りませんでした。ネット記事から知ってメディアサイトの確認が終わったところです。
時々通りますから笹子トンネルの様子は知っています。被災された方々に心からお見舞い、お悔みを申し上げます。

産経新聞の号外



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