脊椎動物のうち、魚類、両生類、は虫類、哺乳類には歯がありますが、鳥類には歯がありません。鳥の祖先である始祖鳥には歯がありますが、現生鳥類は歯を形成する遺伝子がないそうです。
歯がないので餌はかまずに丸呑みし、消化器官の砂のう(焼鳥でいう砂肝、砂ずり)にある砂や小石ですりつぶします。消化しきれない骨や羽根はペリットとして吐き出します。
アオサギの口の中に歯はない
鳥に歯がないことについて、以前は「飛ぶために軽くする必要があったので…」と説明されていましたが、コウモリは歯があるのに軽々と飛んでいます。
現在の有力な説は、「ふ化期間を短くするため」。魚類や両生類と違って、鳥類は大きな卵を数個生み、ふ化までの期間も比較的短めです。恐竜はふ化期間が3~6カ月だったそうですが、歯の形成に多大な時間を要するからでした。卵は捕食されるリスクが高いので、ふ化時間を短くするために、鳥は歯の形成を省略したという説です。
歯はありませんが、ハシビロガモの嘴には板歯(ばんし)と呼ばれる櫛状の器官があります。これは餌をかみ砕くためではなく、プランクトンなどの細かい餌をこし取るためです。
水面のプランクトンなどを水ごと口に入れ板歯でこし取って食べている
歯がないので餌はかまずに丸呑みし、消化器官の砂のう(焼鳥でいう砂肝、砂ずり)にある砂や小石ですりつぶします。消化しきれない骨や羽根はペリットとして吐き出します。
アオサギの口の中に歯はない
鳥に歯がないことについて、以前は「飛ぶために軽くする必要があったので…」と説明されていましたが、コウモリは歯があるのに軽々と飛んでいます。
現在の有力な説は、「ふ化期間を短くするため」。魚類や両生類と違って、鳥類は大きな卵を数個生み、ふ化までの期間も比較的短めです。恐竜はふ化期間が3~6カ月だったそうですが、歯の形成に多大な時間を要するからでした。卵は捕食されるリスクが高いので、ふ化時間を短くするために、鳥は歯の形成を省略したという説です。
歯はありませんが、ハシビロガモの嘴には板歯(ばんし)と呼ばれる櫛状の器官があります。これは餌をかみ砕くためではなく、プランクトンなどの細かい餌をこし取るためです。
水面のプランクトンなどを水ごと口に入れ板歯でこし取って食べている
ハシビロガモさん、水面のプランクトンを、器用に食べていますね。
歯でよく噛んで、いただきます(笑)。