以前、「世界最大の木造建築」として奈良の東大寺大仏殿をご紹介しました。伝統的な建築物の中では最も高いので一般的にそう言われています。
ところが、面積で計った場合、世界最大の木造建築は京都の東本願寺にある御影堂(ごえいどう)だそうです。幅76m、奥行き58m、高さ38mで、屋根には17万6千枚もの瓦が載っているとか。体積でも大仏殿を上回る世界一の木造建築です。
その次に大きい面積を誇るのは、そこから500mほど離れた西本願寺の御影堂。東西の本願寺に世界第1位と第2位の木造建築があるわけで、奈良もスゴイけど、やっぱり京都はスゴイです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/56/ed0fdc3970e175995c98af792c4ed60e.jpg)
(世界で2番目に大きい木造建築、西本願寺の御影堂)
親鸞聖人の750回御遠忌に当たる2011年を目指して、現在は東西とも御影堂の修復が行われています。世界一の東本願寺の方はまだ工事用の覆い家で隠れていますが、第2位の西本願寺で修理現場の公開が行われたので見てきました。
東の御影堂に比べてひと回り小さく、幅62m、奥行き48m、高さ30m、瓦の数11万5千枚。それでも、修復には10年もの歳月と56億4千万円という莫大な予算(6割が国の補助)が注ぎ込まれています。
今回の主な修理は屋根。膨大な瓦の重みに耐えかねてマツ材の骨組みが何本か折れていたので、ヒノキ材に取り替え、さらに当て木をして折れにくいように修理したそうです。瓦は一旦全部降ろし、そのうちの4割はそのまま再利用したとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/56/56fc32da42de5fa9f855c37331f43c51.jpg)
(折れていたマツ材の骨組み。展示パネルの写真)
200年前にも大修理が行われており、現在よりも大規模な工事だったにもかかわらず、約3年で完了しているそうです。クレーンなどの重機がない時代なのに現在よりも早かったのは、それだけ多くの人員を投入できた、つまり財力があったからだろうと京都府の係員は話していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/95/0970e0a83ff8b0db05d3ea3a7c4038e3.jpg)
(金や漆、極彩色を使って極楽浄土を表現した最内部の部屋)
内部も案内され、金箔を貼った丸柱、漆で仕上げた床面など、通常ではお目にかかれない所も見せていただきました。建築や工芸など日本の伝統的な技術や文化は仏教によって磨かれ、維持されてきたんだな~、と改めて思い知らされました。
ところが、面積で計った場合、世界最大の木造建築は京都の東本願寺にある御影堂(ごえいどう)だそうです。幅76m、奥行き58m、高さ38mで、屋根には17万6千枚もの瓦が載っているとか。体積でも大仏殿を上回る世界一の木造建築です。
その次に大きい面積を誇るのは、そこから500mほど離れた西本願寺の御影堂。東西の本願寺に世界第1位と第2位の木造建築があるわけで、奈良もスゴイけど、やっぱり京都はスゴイです。
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(世界で2番目に大きい木造建築、西本願寺の御影堂)
親鸞聖人の750回御遠忌に当たる2011年を目指して、現在は東西とも御影堂の修復が行われています。世界一の東本願寺の方はまだ工事用の覆い家で隠れていますが、第2位の西本願寺で修理現場の公開が行われたので見てきました。
東の御影堂に比べてひと回り小さく、幅62m、奥行き48m、高さ30m、瓦の数11万5千枚。それでも、修復には10年もの歳月と56億4千万円という莫大な予算(6割が国の補助)が注ぎ込まれています。
今回の主な修理は屋根。膨大な瓦の重みに耐えかねてマツ材の骨組みが何本か折れていたので、ヒノキ材に取り替え、さらに当て木をして折れにくいように修理したそうです。瓦は一旦全部降ろし、そのうちの4割はそのまま再利用したとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/56/56fc32da42de5fa9f855c37331f43c51.jpg)
(折れていたマツ材の骨組み。展示パネルの写真)
200年前にも大修理が行われており、現在よりも大規模な工事だったにもかかわらず、約3年で完了しているそうです。クレーンなどの重機がない時代なのに現在よりも早かったのは、それだけ多くの人員を投入できた、つまり財力があったからだろうと京都府の係員は話していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/95/0970e0a83ff8b0db05d3ea3a7c4038e3.jpg)
(金や漆、極彩色を使って極楽浄土を表現した最内部の部屋)
内部も案内され、金箔を貼った丸柱、漆で仕上げた床面など、通常ではお目にかかれない所も見せていただきました。建築や工芸など日本の伝統的な技術や文化は仏教によって磨かれ、維持されてきたんだな~、と改めて思い知らされました。
テレビでは何度か中の様子を放映していたのですが、実際に見るとやっぱりすごいでしょうね。
私はもっと組み立ての内部を見られるかな?と思っていたのですが、ほぼ完成していて、仕上げ段階だったので、小屋組みなど内部の構造は見られませんでした。
これまでにも何回か公開していたようで、私ももう少し前の公開に行けばよかったと思いました。
テレビの放映は知りませんでした。
今回は屋根の修復がメインですが、これを全部建て替えるとなると、まず木材が調達できないだろうな~と思いました。
東本願寺は公開しないのでしょうかね?