6月5日にウグイスカグラという樹をご紹介しました。
この樹の枝でウグイスが神楽のような踊りをするのでこの名があるそうです。私はバード&ツリーウォッチャーなので、以前からこうした鳥の名前を持つ樹のことが気になっていました。
(広島県の帝釈峡で撮影したウグイスカグラ)
先日、時間があったので、家にある最も詳しい図鑑をしらみつぶしに調べました。この図鑑には1300種が掲載されていて、しかも別名や属名も並んでいるのでちょっと大変でした。
鳥の名を持つ樹はけっこうあります。まずは、チドリノキ。カエデ科特有の翼を広げたような実を千鳥が飛ぶ姿に見立てて命名されたようです。カラスザンショウというミカン科サンショウ属の樹もあります。10月23日にご紹介しましたが、利用価値がないのでカラスという蔑称をつけられました。
タカノツメという樹もあります。お茶や唐辛子にもこの名がありますが、冬芽が鷹の爪のように曲がっているのでこう呼ばれています。名前は勇ましいですが、材としてはやわらか過ぎて利用価値がないので別名イモノキ。でも、独特の3枚の複葉が秋には鮮やかな黄色に染まって、目を楽しませてくれます。
(タカノツメの黄葉)
また、ウダイカンバという樺の木がありますが、ウダイとは鵜飼いに使う松明のことなので、これも鳥の名の樹と言えます。
この他にも、ムレスズメという中国原産の樹やメジロザクラという別名を持つサクラがありました。さらに、どの樹を指すかは地方によって異なるようですが、タラノキなどトゲの多い樹をトリトマラズ(鳥止まらず)と呼ぶことがあります。
ちなみに、他の動物の名前を持つ樹もたくさんあって、サルスベリ、ネコヤナギといった一般的なものから、ネズミモチ、クマシデ、ヘビノボラズ、コウモリカズラなどけっこう多彩です。
この樹の枝でウグイスが神楽のような踊りをするのでこの名があるそうです。私はバード&ツリーウォッチャーなので、以前からこうした鳥の名前を持つ樹のことが気になっていました。
(広島県の帝釈峡で撮影したウグイスカグラ)
先日、時間があったので、家にある最も詳しい図鑑をしらみつぶしに調べました。この図鑑には1300種が掲載されていて、しかも別名や属名も並んでいるのでちょっと大変でした。
鳥の名を持つ樹はけっこうあります。まずは、チドリノキ。カエデ科特有の翼を広げたような実を千鳥が飛ぶ姿に見立てて命名されたようです。カラスザンショウというミカン科サンショウ属の樹もあります。10月23日にご紹介しましたが、利用価値がないのでカラスという蔑称をつけられました。
タカノツメという樹もあります。お茶や唐辛子にもこの名がありますが、冬芽が鷹の爪のように曲がっているのでこう呼ばれています。名前は勇ましいですが、材としてはやわらか過ぎて利用価値がないので別名イモノキ。でも、独特の3枚の複葉が秋には鮮やかな黄色に染まって、目を楽しませてくれます。
(タカノツメの黄葉)
また、ウダイカンバという樺の木がありますが、ウダイとは鵜飼いに使う松明のことなので、これも鳥の名の樹と言えます。
この他にも、ムレスズメという中国原産の樹やメジロザクラという別名を持つサクラがありました。さらに、どの樹を指すかは地方によって異なるようですが、タラノキなどトゲの多い樹をトリトマラズ(鳥止まらず)と呼ぶことがあります。
ちなみに、他の動物の名前を持つ樹もたくさんあって、サルスベリ、ネコヤナギといった一般的なものから、ネズミモチ、クマシデ、ヘビノボラズ、コウモリカズラなどけっこう多彩です。
植物全体に広げれば、bulbulさんが挙げてられたように結構あるもんですね。
さすが、鳥にも植物にも詳しいbulbulさん
草本だと、スズメノテッポウ、カラスノエンドウ、アオチドリなど、
結構ありますが、木本は難しいですね、動物も含めて。
こういうのを考えるのは大好きです!
語源を調べると、もっといろいろ出てくるかも知れません。昔の鳥の名前がついた植物とか、昔の植物の名前がついた動物など。私は言葉に関心があるので、どうしてもこういう話が多くなります。