樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

久御山町の鳥ケリを見る会

2024年05月16日 | 野鳥
先週土曜日、宇治市の隣町・久御山町で「ケリを観に行こう」というイベントを実施しました。私が「町の鳥ケリを観る会を開催しませんか」と持ち掛けたところ、話がトントン拍子に進んで実現しました。
その下見のために、1週間ほど前に現地へ出向いて撮った動画が以下。成鳥を見ていると、その横にヒナがいました。写ってはいませんが、少し離れたところにもう1羽成鳥がいました。多分、雄親が見守っていたのでしょう。



動画の親鳥には足環が付いていますが、当地で長年ケリを調査している研究者が装着したもの。その研究者は京都支部の会員でもあるので、今回の催しにも協力していただいて、探鳥会前にケリの生態について参加者に話をしていただきました。
ケリは久御山町では珍しくないが、全国的には東北と北関東と京都府南部にしか生息しない珍しい鳥であること。気が強くて、ハヤブサなどの猛禽にも攻撃を仕掛けることなどが紹介されました。その後、干拓地に出てケリウォッチング。参加者は少なかったものの、ケリの姿や声、飛ぶ姿、ヒナ、抱卵している親鳥の姿も見ていただくことができました。



この「自治体の鳥を見る会」はシリーズ化し、他の市町村にも広げていこうと思っています。とりあえず次は、宇治市に「市の鳥カワセミを観よう」を提案するつもりです。
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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2024-05-17 10:30:37
こんにちは
自治体の鳥を見る観察会は面白いですね。
うちはカッコウですが、山にはいないですがいるところにはほぼ確実にいるので観察会は成り立つと思います。
私個人としても、行く先で、例えば千歳はヤマセミなど、その自治体の鳥を意識して観察していることはあります。
guitarbirdさんへ (fagus06)
2024-05-17 22:25:35
この「自治体の鳥を見る会」というのは、確か茨城県支部がやっているのを知って、「京都支部でも使える」と思いました。うちの場合は、それを支部内部ではなく、自治体に持ち掛けて、一般への愛鳥思想の普及という目的にしようと考えたわけです。
自治体にとっては大義名分が立ちますから、乗りやすいだろうと思って。

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