8月29日の記事で「イチョウは防火にはあまり役に立たない」と書きましたが、名誉回復のために、きょうはイチョウの別の効用について。
日本の街路樹として最も多く使われているのはイチョウ。関西では大阪の御堂筋(みどうすじ)が有名です。両側の歩道と2つの分離帯の4列で、合計830本のイチョウが植えられています。欧陽菲菲の「雨の御堂筋」や坂本スミ子の「たそがれの御堂筋」など大阪のご当地ソングにもよく登場します。
(大阪のメインストリート・御堂筋のイチョウ並木)
このイチョウ、防火性ではそれほど頼りになりませんが、空気の浄化能力はかなり高いようです。亜硫酸ガスの吸着能力について大阪市で調べたところ、防火力に優れたサンゴジュの2倍、サクラの3倍以上、また川崎市の調査でもプラタナスの2倍の吸着能力を示したそうです。
亜硫酸ガスは車の排気ガスにはあまり含まれていませんが、公害や環境破壊の原因とされる有毒物質。イチョウは空気を浄化することで、人間に貢献してくれているのです。
また、なぜか大学のシンボルに多用され、東京大学、大阪大学、熊本大学の校章はイチョウで、東大の同窓会の名前は「銀杏会」。さらに、東京都と大阪府、神奈川県のシンボルツリーに選定されています。東京にも大阪にもイチョウ並木が多いからでしょうか。
日本の街路樹として最も多く使われているのはイチョウ。関西では大阪の御堂筋(みどうすじ)が有名です。両側の歩道と2つの分離帯の4列で、合計830本のイチョウが植えられています。欧陽菲菲の「雨の御堂筋」や坂本スミ子の「たそがれの御堂筋」など大阪のご当地ソングにもよく登場します。
(大阪のメインストリート・御堂筋のイチョウ並木)
このイチョウ、防火性ではそれほど頼りになりませんが、空気の浄化能力はかなり高いようです。亜硫酸ガスの吸着能力について大阪市で調べたところ、防火力に優れたサンゴジュの2倍、サクラの3倍以上、また川崎市の調査でもプラタナスの2倍の吸着能力を示したそうです。
亜硫酸ガスは車の排気ガスにはあまり含まれていませんが、公害や環境破壊の原因とされる有毒物質。イチョウは空気を浄化することで、人間に貢献してくれているのです。
また、なぜか大学のシンボルに多用され、東京大学、大阪大学、熊本大学の校章はイチョウで、東大の同窓会の名前は「銀杏会」。さらに、東京都と大阪府、神奈川県のシンボルツリーに選定されています。東京にも大阪にもイチョウ並木が多いからでしょうか。
私は昨年、小学生が樹名板を作ってA公園の樹にかけた、
という話題を記事にしましたが、それが今年も行われます。
その板を作るのに今年はイチョウの街路樹処理木も使いましたが、
材が白くて樹名板にはなかなかいい感じでした。
それで役所の担当の人にイチョウはもっと手に入らないんですかと聞くと、
イチョウは強いのでめったに処理木が出ないよと言われました。
こちらでは北大構内のイチョウ並木が有名です。
ということは、少し前に、ダンボールの肉まん報道事件で写っていたあのまな板もイチョウだったのかな?なんて思っています(笑)。
中級の将棋盤にも使われるそうですから、材としてはかなり有用なんでしょうね。
でも、日本では街路樹とか神社などに植えてあるだけですから、役所の方がおっしゃるように材木としての蓄積量は少ないんでしょう。