以前、地球温暖化の影響でトロピカルフィッシュが北の海でも見られるようになったというニュースがありました。「多分、樹木も少しずつ北へ移動しているんだろうな~」と思っていましたら、先日アメリカの森林局がそれを裏付ける調査結果を発表しました。
アメリカ東部30州の主な樹木40種について調査したところ、11種が本来の分布域から平均20km以上北上していたそうです。移動したのは、野球のバットに使われるブラックアッシュ、ポプラの仲間のビックトースアスペン、キハダカンバなど。
(北米に自生するブラックアッシュ。万博記念公園で撮影)
最も移動距離が長かったのはサトウカエデとアメリカシナノキで、最大50kmも北上していたとか。そのペースは1世紀に約100km。例えばキハダカンバがこのまま移動し続けると、22世紀初頭には完全にカナダ側に入ってしまうそうです。
研究者は「「この調査で地球温暖化と森林移動の関係が確認された。これは推測ではなく事実だ」と語っているとか。
(50kmも北上したサトウカエデ。カナダの国旗でお馴染み)
日本でも、数十年後にはブナが北上して西日本では見られなくなる、というような事態が起こるかも知れません。
アメリカ東部30州の主な樹木40種について調査したところ、11種が本来の分布域から平均20km以上北上していたそうです。移動したのは、野球のバットに使われるブラックアッシュ、ポプラの仲間のビックトースアスペン、キハダカンバなど。
(北米に自生するブラックアッシュ。万博記念公園で撮影)
最も移動距離が長かったのはサトウカエデとアメリカシナノキで、最大50kmも北上していたとか。そのペースは1世紀に約100km。例えばキハダカンバがこのまま移動し続けると、22世紀初頭には完全にカナダ側に入ってしまうそうです。
研究者は「「この調査で地球温暖化と森林移動の関係が確認された。これは推測ではなく事実だ」と語っているとか。
(50kmも北上したサトウカエデ。カナダの国旗でお馴染み)
日本でも、数十年後にはブナが北上して西日本では見られなくなる、というような事態が起こるかも知れません。