樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

衝動買い

2009年02月20日 | 木と作家
仕事で大阪に出かけて、次の打ち合わせまで時間があるとき、よく本屋に入ります。特に欲しいものがなくても、雑誌や本の立ち読みで時間つぶしできるからです。
私は慎重な上にセコいので、物を買うときは中味をよくチェックして、じっくり考え、なおかつ「次に来た時に買おう」と言うタイプ。でも、本屋の樹木コーナーに行くと、ついつい衝動買いします。
最近の衝動買いは以下の2冊。まず、『ドングリと文明』。サブタイトルに「偉大な木が創った1万5000年の人類史」とあります。著者は学者ではなく、アメリカの園芸専門のライター。
内容は、ミズナラとかカシ類などドングリの成る木とその文化史。私の好きな分野ですが、馴染みのないヨーロッパの古代宗教や神話の話が多いので、さすがに途中でストップしました。

             

もう1冊は『木々の恵み』。このタイトルと表紙のデザインで衝動買いしました。レコードのジャケット買いと同じです。
こちらの著者も学者ではなく、イギリスの文筆家。40種類の樹木について、「実用的な用途」「薬としての用途」「文化・神話・シンボル」について記述しています。
この本にもヨーロッパの古代宗教や神話が登場しますが、その辺は飛ばし読み。美しい写真と興味あるパートだけじっくり読んでいます。

             

私は本を買うときカバーを断ります。エコロジーではなく、表紙のデザインを尊重したいから。帯もすぐに外して栞がわりにします。
せっかく装丁家がデザインしたものを、安っぽいカバーや帯で隠すのは失礼ではないか。私はデザイナーではありませんが、同じ畑で仕事をしているのでそう思うのかも知れません。
レコードやCDのジャケットも帯はすべて外します。日本ではなぜ本やレコードに帯をつけるんでしょうね、表紙の装丁やジャケットのデザインは一つの作品なのに…。
コメント (4)
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