木造校舎に郷愁を感じる方も多いのではないでしょうか。私の小学校も木造でした。木の教室で、木の机に座って勉強し、授業が終わると木の床を雑巾で拭き掃除したものです。
その木造校舎も少なくなって、今では写真集が出版されるほど珍しい存在になってしまいました。
(今や珍しくなった木造校舎)
木造校舎が児童にいい影響を与えるという事例がいくつかあります。その一つが、埼玉県玉川村の小学校。「子どもたちの学習環境を改善したい」という村長の強い思いから、校舎そのものは鉄筋コンクリートなのに、内装(床と壁)を県産のスギやヒノキでリニューアルしたそうです。
(体育館も木造)
村長にそう決意させたのはある実験データ。静岡大学でマウスを使って異なる素材で飼育したところ、コンクリート製では生存率が2割、金属製では4割、木製ではほぼ10割だったそうです。
リニューアル以降、子どもたちは授業に集中するようになり、転んでもケガをすることが少なく、インフルエンザも115人から15人に減ったとか。床が冷えず、弾力性があって立っているのがラクだと先生にも評判。その結果を得て、村長は中学校も木造に改装したそうです。
(懐かしい木の廊下と木の教室)
写真は埼玉県の学校ではなく、京都府南部の木津川市にある恭仁(くに)小学校。校舎も体育館も昭和11年に建てられたまま残っています。
管理が大変でしょうし、空調効率も悪いでしょうが、「この小学校の生徒たちは幸せだな~」と思いながら撮影していました。
その木造校舎も少なくなって、今では写真集が出版されるほど珍しい存在になってしまいました。
(今や珍しくなった木造校舎)
木造校舎が児童にいい影響を与えるという事例がいくつかあります。その一つが、埼玉県玉川村の小学校。「子どもたちの学習環境を改善したい」という村長の強い思いから、校舎そのものは鉄筋コンクリートなのに、内装(床と壁)を県産のスギやヒノキでリニューアルしたそうです。
(体育館も木造)
村長にそう決意させたのはある実験データ。静岡大学でマウスを使って異なる素材で飼育したところ、コンクリート製では生存率が2割、金属製では4割、木製ではほぼ10割だったそうです。
リニューアル以降、子どもたちは授業に集中するようになり、転んでもケガをすることが少なく、インフルエンザも115人から15人に減ったとか。床が冷えず、弾力性があって立っているのがラクだと先生にも評判。その結果を得て、村長は中学校も木造に改装したそうです。
(懐かしい木の廊下と木の教室)
写真は埼玉県の学校ではなく、京都府南部の木津川市にある恭仁(くに)小学校。校舎も体育館も昭和11年に建てられたまま残っています。
管理が大変でしょうし、空調効率も悪いでしょうが、「この小学校の生徒たちは幸せだな~」と思いながら撮影していました。