先日、私が所属する日本野鳥の会京都支部の総会があり、その中で「カワウと人の過去・現在・未来」と題する記念講演が行われました。
カワウはどこでも見られる鳥で、バードウォッチャーはわざわざ見に行きません。鮎を食べるというので漁業関係者は目の敵にしていますが、以前、鮎の放流前と放流後でカワウがどれだけ増えるか調査したら、ほとんど変化はありませんでした。
それはさて置き、講演で私が驚いたのは、昔はカワウは珍しい鳥だったという話。古参の会員に聞くと、「そうですよ。2~30年前は、わざわざ愛知県まで見に行きましたよ」とのこと。
確かに、『日本の探鳥地』というバードウォッチングの名所を網羅した本には「知多半島・鵜の山」というページがあります。私は「誰がこんな所にわざわざ行くんだろう?」と読みもしませんでした。
時代とともに環境が悪化して、普通の鳥が珍しい鳥になるのがほとんどのパターンですが、カワウは逆に珍しい鳥が普通の鳥になった事例です。
この鵜が主役になるのが鵜飼い。宇治川でも鵜飼いが行われます。昨夕、川開きがあったので、散歩がてら撮影してきました。数年前、女性の鵜匠が登場して話題になりましたが、今年は2人目の女性鵜匠が見習いデビューしました。写真の舟には2人の女性鵜匠が乗っています。
そう言えば、カワウの講演をしてくださったのも若い女性の研究者でした。黒くて地味で、どこにでもいる可愛げのない鳥ですが、鵜には若い女性を惹きつける何かがあるのでしょうか。
なお、鵜飼いに使われるのはカワウじゃなくてウミウです。
カワウはどこでも見られる鳥で、バードウォッチャーはわざわざ見に行きません。鮎を食べるというので漁業関係者は目の敵にしていますが、以前、鮎の放流前と放流後でカワウがどれだけ増えるか調査したら、ほとんど変化はありませんでした。
それはさて置き、講演で私が驚いたのは、昔はカワウは珍しい鳥だったという話。古参の会員に聞くと、「そうですよ。2~30年前は、わざわざ愛知県まで見に行きましたよ」とのこと。
確かに、『日本の探鳥地』というバードウォッチングの名所を網羅した本には「知多半島・鵜の山」というページがあります。私は「誰がこんな所にわざわざ行くんだろう?」と読みもしませんでした。
時代とともに環境が悪化して、普通の鳥が珍しい鳥になるのがほとんどのパターンですが、カワウは逆に珍しい鳥が普通の鳥になった事例です。
この鵜が主役になるのが鵜飼い。宇治川でも鵜飼いが行われます。昨夕、川開きがあったので、散歩がてら撮影してきました。数年前、女性の鵜匠が登場して話題になりましたが、今年は2人目の女性鵜匠が見習いデビューしました。写真の舟には2人の女性鵜匠が乗っています。
そう言えば、カワウの講演をしてくださったのも若い女性の研究者でした。黒くて地味で、どこにでもいる可愛げのない鳥ですが、鵜には若い女性を惹きつける何かがあるのでしょうか。
なお、鵜飼いに使われるのはカワウじゃなくてウミウです。